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目次
  1. 大企業とベンチャーの違いとは?8項目を比較
  2. 大企業とベンチャー、人によって向き不向きがある
  3. 【ケース別】大企業・ベンチャーに転職するときの注意点
  4. 大企業とベンチャー、どちらに転職すべき?
  5. 大企業・ベンチャーに関するよくある質問
  6. ミイダスの「可能性診断」で自分に合う仕事を見つけよう
「転職するにあたって大企業とベンチャー、どちらに行こうか迷っている」「それぞれの違いを具体的に知りたい」 と悩んでいませんか。

転職活動の際に、大企業だけではなくベンチャーを候補にする人もいます。それぞれに良いところもありますが、慎重に検討したい部分があるのも事実です。

本記事では、大企業とベンチャーの違いを比較するとともに、それぞれにフィットする人の特徴や、転職の注意点などを解説します。「大企業かベンチャーか」の選択で転職の失敗を防ぎたい方は、ぜひご一読ください。
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大企業とベンチャーの違いとは?8項目を比較


大企業とベンチャーの違いとして、次の8項目を比較していきます。

  1. 会社の規模
  2. 仕事のスタンス
  3. 任せてもらえる裁量
  4. 年収
  5. キャリアプラン
  6. 社風・組織体制
  7. 福利厚生
  8. 周囲からの信頼度

それぞれ見ていきましょう。

1.会社の規模

大企業とは、従業員数や資本金の規模が大きい企業を指します。業種によって規模は異なりますが、製造業・建設業・運輸業の場合は、常時必要とする従業員の数が300人以上、資本金の額が3億円以上になると大企業と言われています。

大企業の場合は資金力があり、安定した経営が期待できるため、倒産のリスクに見舞われることは少ないでしょう。

一方、ベンチャーとは一般的に、新規事業を積極的に推進する、従業員が100名以下の企業のことです。設立から年数が経っておらず、安定的な収益の柱や大きな資金力がない場合は、ベンチャーキャピタルなどから資金調達して事業を拡大させている会社もあります。

大企業と比較すると、ベンチャーは安定的な経営基盤や資金力がまだ備わっていない会社と言えるでしょう。会社の将来性を考慮した見極めが必要です。

2.仕事のスタンス

大企業の場合、ひとつのプロジェクトを進行するにあたって、チームで動いていきます。そのなかで与えられた役割を、メンバーと協力しながら進めていくことが求められるでしょう。

基本的に、上司の指示によって動くことが一般的です。 一緒に働くメンバーや取引先数も多く、さまざまな仕事に挑戦する機会が得られやすい特徴があります。

ただし大企業の場合は、利益を生み出しやすい既存事業に注力しているため、新しい取り組みや挑戦は比較的少ない傾向です。 研修・育成制度もあり、組織のなかでじっくり腰を据えて成長したい方におすすめです。

長い年月をかけて経験を積ませ、人材を育成するスタンスが大企業にはあるため、スピーディーに成長したい人には物足りないかもしれません。

ベンチャーの場合、何事も自分次第となります。上司や先輩は他の業務に追われており、丁寧に新人を育成する時間はありません。研修やマニュアルも整っていないことがあるため、自分でできることを考えて仕事を生み出していく姿勢がなければ、成長は見込めないでしょう。

ベンチャーで働くなら主体的に動いて、経験値を高めたり必要なスキルを身につけたりといった行動が求められます。そのぶん、ハードワークになりがちな点は検討しなくてはなりません。

3.任せてもらえる裁量

大企業における業務の裁量は、上司が握っているケースが多いです。新しい挑戦や取り組みをしたくても、許可が下りなければ始めることはできません。大企業で自分の裁量を持ちたい場合は、マネジメント層への昇格を目指していくのが近道です。

ただ、20代のうちからマネジメントに関われる機会は少なく、ひとつの企業で長く働きながら昇格していくキャリアプランが求められます。 とはいえ、大企業のなかにも社員へ積極的に権限を与えているところもあるため、企業の社風やカルチャーを入社前に確認しておきましょう。

ベンチャーの場合は、自己裁量のもとで仕事ができます。仕事の進め方や働き方を自分で決められる点が特徴的です。 重要な商談時の交渉や意思決定などを任せてもらいやすい反面、成果を求められるプレッシャーと責任は大きくなるでしょう。

4.年収

大企業には、古くからある年功序列制度が残っている可能性があります。経験年数が長くなるほど役職が上がり、それによって年収も上がる仕組みです。在籍年数と連動するため、安定的な年収アップが見込めます。

しかし、すべての大企業が年功序列というわけではありません。年功序列から仕事内容や給与が明確に定められたジョブ型にシフトしている企業もあるため、実際の給与体系は入社前に確認しておくと良いでしょう。

ベンチャー企業を選ぶ場合、20代のうちは大企業と比較して年収に大きな差は生まれにくいです。入社後に成果を出し続け、CxO(最高◯◯責任者)のポジションに就ければ、大企業で働くよりも年収の上がり幅が大きくなる可能性があります。

転職するにあたって「年収を上げることができるのだろうか」と多くの人が考えるのではないでしょうか。下記の表は、転職サービス「ミイダス」が調査した、転職前後における年収増減のデータです。

従業員規模 の変化からみる転職前後の年収増減データ(ミイダス調べ)

※横の列が転職前の従業員規模


3,000人以上の大企業から少人数のベンチャー(従業員数10人未満)へ転職した場合では、32万円の収入アップ。1,000~2,999人の大企業から、ベンチャーへ転職した場合の収入増加額は125万円でした。

従業員数の多い大手企業からベンチャーに転職しても、収入アップが可能だとわかります。

従業員10人以下のベンチャーから1,000人以上の大企業に転職したケースでも、収入アップの傾向が見受けられました。従業員が1,000~2,999人の企業への転職ではプラス494万円、3,000人以上だとプラス288万円という結果でした。

ベンチャーで培った高い経験とスキルが認められて、年収アップが実現できたと考えられます。

しかし、すべての転職で年収アップが叶えられるとは限りません。年収が下がってしまうケースについても知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

【関連記事:転職によって年収はどうなる?上がる・下がる人の特徴や事例を紹介

5.キャリアプラン

大企業では、従業員に幅広い経験を積んでもらうことを目的に、数年置きのジョブローテーションがあります。ひとつの会社にいながら、さまざまな経験ができる点がメリットです。

スペシャリストというより、広範囲の知識や経験を持つゼネラリストを目指したい場合に適しているでしょう。 年功序列や人事評価制度により、役職のあるポジションへ昇格できる可能性もあります。

しかし、役職者の席は限りがあり、所属している従業員も多いため、実際にポジションへ就けるのはひと握りです。ベンチャーは年功序列ではなく、成果を出せれば活躍の機会が多く与えられます。

会社への貢献度が高い場合は、若手のうちから役職のある仕事ができる可能性はあるでしょう。 大企業でもベンチャーでも、役職を目指すだけがキャリアプランではありません。

特定分野のスペシャリストを目指すなどの選択肢もあるため、自分がどの道に進みたいのか明確にしておくことが大切です。

6.社風・組織体制

大企業では、長く経営してきたなかで培われてきた、会社独自のカルチャーやルールのようなものがあります。良くも悪くも、働いているなかで感じることがあるでしょう。

志望する会社・部署にどのような社風やカルチャーがあるのか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。また大企業はトップダウン型の組織であることが多く、入社間もない従業員が経営陣と接点を持つ機会はほとんどありません。

ベンチャーは会社を設立してから年数が浅く、経営者や社員の年齢が若い傾向です。社風やカルチャーは固まっていないため、新しく入るメンバーによって柔軟に変化することもあります。

また、経営者・経営陣とも距離が近く、自分の意見を直接聞いてもらいやすいです。自分が出した意見やアイデアが、経営や事業の一部に取り入れられるといったこともあるかもしれません。

7.福利厚生

福利厚生とは、給与や賞与以外にプラスして従業員とその家族に提供されるサービスのこと。雇用保険や健康保険が、福利厚生の代表例です。 大企業は、手厚い福利厚生が特徴的です。

大企業の福利厚生の例には、下記のようなものがあります。

  • スポーツジムが利用できる
  • 会社の保養所に宿泊できる
  • 家賃補助や社宅がある
  • 結婚・出産祝い金を受け取れる
  • レジャー施設の割引きを受けられる など

ベンチャーは大企業ほど手厚い福利厚生はありませんが、独自でユニークな制度を用意しているところがあります。

  • 特別休暇制度がある
  • ランチミーティングや飲み会に補助が出る
  • 飲み物やお菓子を会社が用意する
  • オフィスにリフレッシュできるコーナーがある
  • スキルアップに関する支援をしてもらえる など

入社後をイメージして、魅力的に感じるところを候補に加えるのも良いでしょう。

ただし、福利厚生ありきで転職先を決めるのは禁物です。プラスαのメリット程度に留め、転職の目的や自身のキャリアプランの実現に、重点を置くようにしてください。

8.周囲からの信頼度

転職する際、家族や友人からどう思われるか気になる方もいるのではないでしょうか。

大企業は名称から得られる信頼感やブランドイメージによって、まわりからの評価も得やすいです。「A社なら安心して働けるね」「B社に転職できるなんてすごい!」など、体裁は良くなるでしょう。

ベンチャーの場合は、会社が世間に知られていないことがあり「将来的に働き続けられるのか」「ハードな働き方にならないか」など、家族や友人から心配されるかもしれません。 ベンチャーへの転職を反対される場合は、今後の成長が見込める事業をしていること、自分のキャリアや夢の実現に必要なことを伝え、理解してもらうコミュニケーションが大切です。

また家庭のある方で、転職によって一時的に年収が下がるリスクがある場合、家族とよく相談してから決めるようにしましょう。

大企業とベンチャー、人によって向き不向きがある


大企業とベンチャーにはそれぞれ違いがあり、人によって会社にフィットするかどうかは異なります。下記で大企業・ベンチャーに向いている人の例をそれぞれ挙げましたので、参考にしてみてください。

【大企業に向いている人】

  • 安定的に働きたい
  • ひとつの企業でキャリアを構築したい
  • 組織のなかで成長していきたい
  • 大きな仕事やプロジェクトに関わってみたい
  • さまざまな業務から幅広い経験とスキルを積みたい

大企業は組織の方向性に沿ってチームで動きます。そのため、意思決定や成長スピードがゆっくりです。 組織の枠を外れたチャレンジングな取り組みをして、自身の成長を加速させたい場合は大企業には向かない可能性があります。

【ベンチャーに向いている人】

  • 自分で成果を出したい
  • 新しい挑戦をしていきたい
  • 自らの裁量やアイデアで会社や世の中を動かしたい
  • 主体的に仕事をつくって行動したい
  • リスクを恐れず、プレッシャーに強い

さまざまな挑戦をして会社に貢献したい人は、ベンチャー向きと言えます。大きなプレッシャーや責任を感じることもありますが、そのぶん、モチベーションも高まるでしょう。

一方、新しい挑戦をリスクと感じ、スピード感を持って行動できない場合はベンチャーに向きません。大企業か、ベンチャーの規模以上の中小企業を転職先として検討してみてはいかがでしょうか。

【ケース別】大企業・ベンチャーに転職するときの注意点


大企業からベンチャーへ転職、ベンチャーから大企業に転職するときの注意点を紹介します。

大企業からベンチャーへの転職

大企業からベンチャーへ転職する際には、下記のポイントに注意しましょう。

  • 柔軟な対応力が求められる
  • 業務量が増え、ワークライフバランスが崩れる可能性がある
  • 年収や福利厚生が不利になるケースがある
  • 自分のキャリアプランに合っているか慎重に検討する

年収だけではなく、今後のキャリア実現や研修・福利厚生などのサポートなどをトータルで見たうえで転職の判断が必要です。

ベンチャーから大企業への転職

ベンチャーから大企業に転職する際の注意点は下記のとおりです。

  • 柔軟でスピーディーな意思決定ができなくなる
  • 業務範囲が狭くなる可能性がある
  • 社内でのキャリアパスが定まっていることが多く、自分のキャリア形成に有利か見極めが必要になる
  • リスクを取った判断や新しい挑戦など、自己裁量での業務推進ができなくなる可能性がある

自分が働くうえで大切にしていることを認識し、大企業へ転職したときに得られるメリットとどのようにバランスを取るか検討してみましょう。場合によっては、現在と同規模のベンチャーへの転職が最適なケースもあります。

大企業とベンチャー、どちらに転職すべき?


大企業とベンチャー、それぞれで働くメリットは異なります。そのため、どちらで働くのがベストかは断言できません。

転職で大切なのは、自分の適性や能力を把握したうえで企業を選ぶことです。大企業でもベンチャーでも、自分の適性に合った仕事ができれば、活躍の可能性があると言えます。

「自己分析はしているものの、客観的な視点で自分の適性や能力を確認したい」という方は、転職サービス「ミイダス」が提供する「可能性診断」がおすすめです。 適性の高い職種やパーソナリティの特徴、相性の良い上司・部下のタイプなどを可視化できます。

大企業・ベンチャーどちらに向いているのか判断に迷うときは、可能性診断の結果を参考にしてみてください。ミイダスの可能性診断は、無料で利用できます。ぜひ転職活動にお役立てください。

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なお、自分に合った仕事の探し方や各種診断ツールは、下記の記事にて紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連記事:転職で自分に合った仕事を見つけるには?無料の診断ツールも紹介

大企業・ベンチャーに関するよくある質問


転職活動をするなかで「メガベンチャーって何?」「大企業からベンチャーに転職して後悔しない?」と思う方もいるのではないでしょうか。それぞれの疑問について回答します。

メガベンチャーって何?

ベンチャーとして設立した企業が、事業の拡大や新規事業の展開などによって大企業にまで成長した会社をメガベンチャーと言います。国の定めている定義はありませんが、一般的に従業員数が500人以上、時価総額が500億円以上の規模のベンチャーを指します。

メガベンチャーの代表的な企業例は、下記のとおりです。

  • サイバーエージェント
  • リクルートホールディングス
  • 楽天グループ
  • メルカリ
  • Zホールディングス
  • エムスリー
  • GMOインターネットグループ など

ベンチャーとしての柔軟性や成長性があり、経営基盤の安定さ・福利厚生など大企業の良いところも兼ね備えています。

大企業からベンチャーに転職して後悔しない?

後悔するかどうかは、個人の適性や置かれている状況によって異なります。 「自分の裁量で意思決定しながら仕事をしたい」「新しい挑戦をするなかで自分を成長させたい」と考える人には、ベンチャーに適性があるため後悔の気持ちは生まれにくいでしょう。

一方、大企業での業務や安定感のある働き方のほうが合っていた人にとっては「前職のほうが良かった」と感じるかもしれません。 転職後に後悔しないために、自身のキャリア・目標・ライフスタイル・希望の年収などを総合的に判断し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。

大企業で働いている人がベンチャーを転職先候補にする場合は、その企業の社風やカルチャー、業務などを十分理解し、納得したうえで入社を決めるようにしましょう。

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大企業とベンチャーの違いを比較しながら、それぞれにフィットする人の特徴や転職の注意点などを解説しました。 大企業とベンチャーは、それぞれに良いところがありますが、人によっては働くうえでマイナスになる部分もあります。

両者の違いをしっかり理解し、転職後に活躍できる可能性が高い企業を選択するようにしましょう。 「自分に合うのは大企業かベンチャーかわからない」「どのような仕事で活躍できるのだろうか」と思う方には、ミイダスの「可能性診断」がおすすめです。

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