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目次
  1. 「自分の経験を活かせない」それは、「自分が活躍できない」という事
  2. 「転職活動」も「仕事」も、成功の秘訣は「情熱」と「好奇心」を持ち続ける事

ミイダスを使って、転職を成功させたユーザーに匿名インタビューを実施。
今回は大手外食チェーンからフードデリバリーのベンチャー企業へ転職を成功させた50歳代Sさんの転職体験談です。商品開発を担当されています。アパレル系企業の参入なども目立つ飲食業界。センスとアイディアが求められているので発想力は必要不可欠なのだとか。「年齢を重ねても転職に困らない」秘訣を聞きました!

 

「自分の経験を活かせない」それは、「自分が活躍できない」という事

 

転職前はどんな仕事をされていたのですか?
さまざまな外食チェーン店を展開する上場企業で、主に2ヶ月に1回のフェアメニューの開発を担当していました。
転職のきっかけはなんだったのですか?
人間関係です。直接の上司が「他人が成長するのが嫌なタイプ」だったんですよね。 自分は課長でしたが、裁量も与えられず、全く自由にやらせてもらえませんでした。自分のこれまでの経験を全く活かせなかったんです。 「開発」や「企画」って、会社にとっていわば「武器製造部門」です。それが会社の売り上げを左右しますからね。経営陣、管理職との連携が取れていないと、効率よく事業を進めていけないです。このままでは自分も、そして会社の成長も見込めないと、退職を決断しました。
それで、転職活動を始められたわけですね。いかがでしたか?
転職活動であまり苦労したことがないんですよ。今回は退職後に転職活動しました。それでも年末年始を挟んで、2週間で決まりました。
早い!応募された企業は何社だったのですか?
10社応募しました。そのうち1社は応募書類で、2社は面接で不採用でしたが、あとの7社は全て採用のご連絡をいただきました ミイダスでは、2社採用のご連絡をいただきました。一部上場企業のフードサービスと小さなベンチャー企業。このミイダス経由で決まった2社で、どちらに行こうか最後まで悩みました。そして、小さなベンチャー企業に行くことを決めました。
なぜ小さなベンチャー企業に決めたのですか
面白そうだったんで。あとは経営陣に近いポジションでやりたい、という気持ちもありました。 「これから」の会社だと思いました。その将来性にかけてみたかったんです。
年齢と共に転職活動は難しくなると言われています。成功の秘訣とかあるんですか!?
「誰のために何ができるのか」を明確にアピールしないと採用されないですよね。 採用活動を行っている企業からすると、求職者の過去は参考にしかならないんですよ。これから自社で何をしてくれるかが重要なので。だから過去の経歴だけをアピールするのではなく、「今までこんな経験をして、こんな結果を出してきました。だからこんなことをして御社を儲けさせられますよ。要りませんか?」と、きちんと言えないと落ちますよね。 過去の実績は経験値にはなるけれど、新しい会社での実績ではないですからね。過去に依存せず、あくまでも経験値を新しい会社でどう活かせるかを明確にしないと。
なるほど。面接官に「過去の経歴や経験を踏まえて自己紹介してください」と言われると、過去の経歴と経験をアピールするだけで満足してしまいがちです!
それでは不十分ですよね。 それから、よく「転職理由にはポジティブな事しか言うな」と言われますが、自分は敢えてネガティブな事も隠さずに言った方が良いと思います。 例えば面接で「こんな上司だったので上手くいかなかった」と言ったとします。それで落とすような会社は、そこでもきっと同じような事がある。取り繕った面接は、ミスマッチを生むだけです。
年齢のせいで、なかなか採用されないという声もよく聞きます。
はい。「応募者が社長や役員よりも年齢が上だと採用しない」という企業は確かにあるようですね。そういう方針の企業ならもう、それは仕方ないですよね。ただ、そんな企業に応募する時間がもったいないので、事前に転職エージェントから情報を教えてもらっていました。転職エージェントも役立ちますよ。


「転職活動」も「仕事」も、成功の秘訣は「情熱」と「好奇心」を持ち続ける事

 

転職後の仕事内容を教えてください
マルチブランドデリバリーのベンチャー企業で商品開発と購買も担当しています。 購買では、ニッチな食材やエッジの効いた食材など、どこからどれくらいの値段で仕入れるのかを決めるんです。安くて良い食材を仕入れられるかどうか...腕の見せ処なんですよ。
「マルチブランド」デリバリーって何ですか?
1つのキッチンで、いくつものブランドの店舗を展開する。多いところで20店舗分の料理を作っています。デリバリーなので、お客様からの連絡で料理を作り、ご指定の場所にお届けするという形態です。
商品開発ってどのような事をするのでしょうか?
例えば親子丼にしても、ふわふわで柔らかい鳥の胸肉や、黄身まで白い卵、卵でとじないもの、とか。いろんな発想で新しいメニューを考えるんですよ。それを自分で作り、プレゼンをします。それからどんな従業員にも作れるようにレシピを簡素化する。簡素化できなければボツなんですよ、デリバリーなので短時間で誰にでも作れるように工夫することは欠かせないんです。 焦げて美味しいもの、蒸らして美味しいもの、いろいろありますから、素材の特徴を最大限活かした商品を考えています。
発想力って、さまざまな業界で必要な事だと思います。どうやって発想力を養っているのですか?
飲食業界では、アパレル系企業の参入なども目立ちます。センスとアイディアが求められているので発想力は必要不可欠なんですよね。 情熱と好奇心を持ち続ける事が大事ですね。アンテナを張り続けることです。自分は鎌倉、浅草、表参道、原宿などは必ず月1度は行くようにしています。感性が錆びないように、刺激を受け続けないと。「50代だから10代の気持ちが分からない」と言うのでは、商品開発なんてできません。 「これおもろいな」っていう発見や感動、そんな単純な感覚を大事にしています。
転職のアドバイスをお願いします!
転職活動にも情熱と好奇心を持っていないと成功しないと思います。特に歳を重ねると。 自分の「足りている部分」を、しっかり相手に伝えること。会社側はその会社の「足りていない部分」を埋めて欲しくて採用活動をしているわけですから。「会社の足りていない部分」を「自分の足りている部分」が、どのように役立つかを伝えなければ。 「こんな年齢で転職なんて無理なんじゃないか?」と言う方もいますよね。確かに、若い人を採用したいという意向を持った求人もあるでしょう。でもね、年齢を重ねたことで、知識というよりも経験をたくさん持っていると思うんです。どんな経験でも、しっかりアピールする。それしかないと思うんですよ。

転職メモ今の自分が「過去を超えた」と思える時まで、過去は振り返らない。

一番印象的だったSさんの言葉です。 「あの時は良かった」「以前はこんな大企業に勤務していた」「重要なプロジェクトで成功した事がある」などと過去の栄光にすがり、固執ししまう事はありませんか。 過去を振り返らず、過去の経験を今に活かす。 過去を振り返るのではなく、過去の経験を今に活かす。それは現在、そして未来に目を向けているかどうかの違いなのだと思いました。そんな姿勢こそ、Sさんの成功の秘訣なのかもしれません。