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目次
  1. 医療事務の仕事内容や働く領域・業界を解説
  2. 医療事務の給与・年収とキャリアを解説
  3. 資格なしでもできる仕事か、働きやすいかを解説
  4. 医療事務で自分に合った職場を見つけるポイント
  5. 自分に合う職場に出会い、医療事務を目指そう
「クリニックの受付の仕事を始めた」「医療事務の資格を取った」など、チャレンジする人が多い医療事務の仕事。医療の世界や仕事の詳細について実際に働いてみる前は、不安な点が多いかもしれません。

そこでこの記事では医療事務の仕事について解説します。仕事の負荷や給料、資格が必要なのかなど気になる点があれば、記事を見て解決しましょう。
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医療事務の仕事内容や働く領域・業界を解説


医療事務は文字どおり、医療業界における事務スタッフのことを指します。ここでは以下3つに分けて医療事務の仕事内容を解説します。

  • 具体的な仕事の例
  • 働く業界
  • 働く場所の例

医療事務の具体的な仕事の例

医療事務と聞くと「医療機関の受付をしたり、会計をしたりする仕事」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。

しかし、医療事務の仕事内容はほかにもたくさんあります。具体的に医療事務は以下の仕事を担っています。

  • 受付
  • レセプト作成(診療報酬請求)
  • 入退院・検査等の手続き
  • カルテ・書類の代行入力(医師事務作業補助)
  • 診療録・電子カルテの管理
  • 医療秘書
  • 資材の管理・仕入れ
  • 情報システムの管理
  • 地域の医療・福祉事業者との情報交換や患者紹介の事務(地域連携)
  • 一般事務・経理 など

見かけることの多い受付や病棟事務などに加え、代表的な仕事のひとつが「診療報酬請求業務」です。 多くの医療機関では、健康保険などの保険診療を行っています。

健康保険や介護保険を使う場合、医療事務は行った診療行為に関する点数を計算して、保険者に報酬請求を行うのが仕事です。

近年では医師や看護師などの医療従事者の負担を軽減するため、病棟に専任の事務スタッフ(病棟クラーク)を配置する例や、診察の場で医師の代わりにカルテを記載し、医師の承認を受けてカルテを確定させるような仕事もあります(医師事務作業補助者)。

また、診療の場には出てきませんが、カルテの管理や秘書、医療行為に必要な物品の管理・補充・仕入れを担当する仕事もあります。

医療の場における営業のような仕事として、患者さんの紹介や受け入れに関わる地域連携やITスキルを活かせる情報システムの仕事、経理や一般事務を担当することもあるのです。

医療事務が働く業界

医療事務が働く業界として、以下が考えられます。

  • 医療業界
  • 介護業界
  • 障害福祉業界

医療事務という名称ではありますが、介護や障害福祉サービスの領域など、医療が関係する場面には医療事務が求められます。 医療業界であっても病院やクリニックだけでなく、調剤薬局でも医療事務が働いています。

詳しくは次の項でお伝えします。 医療事務に興味を持って転職を考えている場合、医療業界だけでなく介護・福祉系の業界にも幅を広げて自分にフィットする職場を探すといいでしょう。

医療事務が働く場所の例

医療事務が働く場所の例として、以下が挙げられます。

  • 病院
  • クリニック
  • 歯科医院
  • 健康診断機関
  • 調剤薬局
  • 介護サービス事業所(介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーションなど)
  • 障害福祉サービス事業所(障害者グループホーム、生活介護事業所など)

病院やクリニック以外でも受付やお見舞い・来客の対応をしたり、さまざまな手続きを行ったりするところで医療事務が活躍するチャンスがあります。さまざまな企業が医療事務関連求人を行っており、チャンスの多い職種だといえるでしょう。

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医療事務の給与・年収とキャリアを解説


働く前に気になるのが医療事務の給与ですよね。ここでは、医療事務の年収・月収やキャリアパスを紹介します。

医療事務の給与(年収・月収)

厚生労働省の情報によれば、医療事務の全国平均年収は478.3万円、ハローワーク求人データから見た平均の月収は20.5万円です。 データで見れば、平均月収の12ヶ月分と平均年収の差が約232.3万円と非常に大きいことが特徴です。

求人情報に書かれている月収と平均年収の差が大きい要因には、企業による待遇の差やボーナスの額もありますが、キャリアパスが多いことも関係しています。

参考:医療事務 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|厚生労働省)

医療事務のキャリアパス

医療事務の平均年齢は全国で43.5歳です。 医療事務は、一度子育てなどによるキャリアブレイクを経て、転職する人も多い職種です。

パート求人も多いため、家庭を大切にしたいと考えている時期にもチャレンジしやすいといえるでしょう。 医療事務の活躍場面や仕事内容は多岐に渡るため、さまざまなキャリア形成が可能です。

たとえば、以下のようなキャリアパスが想定できます。

  • 診療報酬請求業務のスペシャリストとしてキャリアを積み重ねる
  • サービスの経験を活かして異業種から転職し、受付業務に従事したのち、病棟で患者さん・お見舞いに来られた方の対応も経験する
  • 診療報酬請求業務で診療内容やカルテの読解に慣れ、カルテ管理の仕事を経験して診療現場の裏方として幅広く活躍する
  • さまざまな部門での経験を積み、経営のサポートができる管理職を目指す

医療や介護・福祉の領域では、経営者が医師などの専門職として現場の仕事に従事している場合も少なくありません。そのため「事務長」などの医療事務職の人物が、経営のサポートを行うこともあります。

医療事務はコツコツとひとつの業務のスキルを高めたい人にも、さまざまな業務を経験してジェネラリストを目指したい人にもキャリアが開かれています。

参考:医療事務 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|厚生労働省)

資格なしでもできる仕事か、働きやすいかを解説


医療事務に関する多くのテキストやスクールがあり、「医療事務として働くには資格を持っていたほうがいいの?」と考えている人もいるかもしれません。医療事務として働くうえで資格は必要なのか、働きやすい仕事なのか解説します。

医療事務は資格なし・未経験でチャレンジできる

医師、看護師、薬剤師など医療従事者の多くの仕事には資格が必要ですが、医療事務になるうえで資格は必要ありません。医療事務の資格の多くは、診療報酬請求業務に関するものです。

レセプト(診療報酬請求明細書)という保険者に診療報酬を請求するために必要な書類・データを作成するための知識を問うものであり、受付や患者さんの対応、物品に関する知識などは働きながら覚えるのが現実的です。

医療事務の仕事をするうえで医療に関する知識があると業務がより円滑に行えますが、医療事務に関する資格があっても、現場経験がなければ判断できないこともたくさんあります。

仕事に慣れたときにスキルアップを行うことで仕事の幅が広がる可能性もあるため、働きながら医療事務の資格取得を目指す人もたくさんいます。働きながら資格試験の勉強をすることで仕事内容に関する理解が深まり、試験問題にも取り組みやすいでしょう。

また、医療事務の仕事は多くの人が未経験でチャレンジしています。医療事務の仕事にはレセプトやカルテ管理など、専門性を問われる業務もある一方で、ほかの仕事や日常の経験を活かし、キャリアチェンジしやすい仕事といえます。

たとえば、子育てや家事の経験を活かし、心を込めて患者さんの対応を行ったり、急を要する対応場面で効率よく動いたりできることは大きな強みです。また、地域連携業務などでは営業職の交渉力が活かせたり、IT・数値管理に関する知識・経験を活かせたりする領域もたくさんあります。

医療事務の働きやすさは自分に合う職場かどうかで決まる

医療事務は比較的、家庭との両立を叶えやすい職種でもあります。

医療業界はマンパワーを多く必要とするため、子育て中の人、介護している人が働いていることも珍しくありません。そのため、シフトや働き方のすり合わせが可能な職場も多いです。

また、福利厚生制度が充実している職場も多く、法人内に保育施設・病児保育施設がある場合もあります。 医療事務は働く領域が非常に広いため、業務内容だけでなく企業(法人)ごとの風土が自分に合っているかどうかが極めて重要です。

自分の特性に合う職場を探せば、長く働ける可能性が高まるでしょう。

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医療事務で自分に合った職場を見つけるポイント


医療事務の仕事で自分に合った職場を見つけるためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  • 法人規模を確認する
  • 診療科・体制を確認する
  • 見学してみる

法人規模を確認する

医療事務が活躍する企業には、さまざまな規模があります。たとえば病院・クリニックであっても、300床を超える病床数を持つ病院なのか、クリニックなのかで法人の規模が異なりますよね。

一般的に大きな法人であれば、福利厚生がいい・職種や部門を選びやすいなどのメリットがあります。クリニックであれば、より柔軟に働き方を調整できたり、アットホームな雰囲気があったりする場合もあるでしょう。

調剤薬局や介護系の職場では、他拠点展開しているところもあるため、異動の有無を確認しましょう。

診療科・体制を確認する

業務内容だけでなく、診療科や人員体制の確認も働きやすい職場探しには重要です。具体的には、以下のポイントを押さえて確認しましょう。

  • 医療機関であれば、興味のある診療科があるか
  • 入院設備・対応はあるか
  • 急患・緊急対応がどの程度あるか
  • 訪問診療など業務のバリエーションはどうか
  • 人員体制はどうか

診療科によって、業務のルーティーンや職場風土が異なる場合があります。 たとえば、小児科と美容外科では大きな違いがあります。自分がかかったことがある、家族を伴って受診したことがあるなど、具体的にイメージできるかどうかもポイントです。

入院対応がある場合は、医療事務がどの程度関わるのかを確認しましょう。 病棟に専任の事務スタッフがいる場合もありますが、外来・診療報酬の計算をしながら病棟と行き来して業務をこなす場合もあり、働き方や患者さん・ご家族への対応の多さにも関係します。

急患・緊急対応が多い場合は、急な残業が発生することも考えられます。急患対応がある場合は、どのような体制で何を行うのか質問してもいいでしょう。

時間外・夜間に派遣スタッフさんと入れ替わって業務を引き継ぐ職場もあります。訪問診療や訪問看護など、さまざまな業態を展開している職場とそうでない職場では、業務の種類の多さが異なります。

1日の流れ、1週間の流れ、1ヶ月の流れ、1年の流れにわけて業務ルーティーンを質問してみると、実際にどのような働き方でいつ忙しいのかがわかりやすいです。

人員体制を確認する場合には、事務員だけでなく医師の数、看護師やリハビリスタッフの数なども確認しましょう。忙しさだけでなく人間関係にも影響する部分です。

見学してみる

実際に職場見学を通して雰囲気を確認することも大切です。データ化が難しい職員・職場の風土を感じ取り、患者さん・利用者さんの様子も観察しましょう。

見学時に確認したいポイントは、以下です。

  • 職場は清潔に保たれているか。ゴミや汚れだけでなく、においや空調はどうか
  • 書類・掲示物は整理されているか
  • 職員に笑顔があるか
  • 事務員の執務スペースはどこか。休憩スペースは区切られているか
  • 患者さん・利用者さんはどのような人たちか

医療事務が働く場は清潔に保たれ、整理・整頓されている必要がありますが、見逃してはならないのが換気です。

ほかの職種に比べ、医療事務はデスクや窓口にとどまっている時間が長いため、換気できていないのは問題です。換気が不十分だったり、書類やものが整頓されていなかったりすれば、業務の効率も低下します。

執務スペースの換気ができているかチェックしましょう。 掃除を専任とする業者やスタッフが行うのか、医療事務が行うのかも確認できるといいですね。

職員が挨拶をするか、不機嫌そうだったりしないかも確認しましょう。医療事務は忙しくても周囲に笑顔で快い対応が求められます。 これは、職場の風土にも影響する部分です。

執務スペースや休憩スペースの様子も可能な限り確認しましょう。

患者さん・利用者さんの様子を見せてもらえるようであれば、雰囲気を感じ取りましょう。実際に窓口や書類の受け渡し等で関わることがある人たちであり、求められる内容がある程度想像できるかもしれません。

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