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目次
  1. なぜ面接官は退職理由を聞くのか?3つの目的
  2. 退職理由が特にない・思いつかないときにやるべきこと
  3. 【理由別】面接の退職理由が思いつかないときに使える回答例文
  4. 【好印象】面接で退職理由を伝える際のポイント
  5. 転職で不安があるなら「ミイダス」を利用しよう!
転職の面接では、前職の退職理由について聞かれることがあります。適切な説明ができないと、採用を左右する可能性があるので注意が必要です。

この記事では、面接官が退職理由を質問する意図や効果的な伝え方のポイントに焦点を当て、面接でスムーズに対応する方法を解説します。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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なぜ面接官は退職理由を聞くのか?3つの目的


面接官が前職の退職理由を問うのには、どのような理由があるのでしょうか。3つの理由を解説します。

1.同じ理由で退職されるのを避けたい

面接官が前職の退職理由を問う理由は、同じ理由で早期退職のリスクを最小限に抑えるためです。従業員が入社後に早期に退職すると、企業が事前にかけた投資や研修に費やした労力や時間が無駄になる可能性があります。

これらのリスクを回避し、長期的な貢献が期待できる応募者を見極めるために面接官は退職理由に焦点を当てるのです。

2.応募者が企業とマッチしているか知りたい

面接官が退職理由を尋ねる理由は応募者が企業と適しているかどうかを理解し、両者のマッチングをはかるためです。

応募者が過去の退職理由を明らかにすることで、応募者の価値観や仕事への取り組み方、キャリアの方向性などがわかります。これにより、企業と応募者との相性や共通の価値観を判断し、採用の合否を確認します。

3.応募者の主体性を確認している

面接で退職理由を尋ねるのは、応募者の主体性や積極的な行動力があるのかどうかを確認する意図も含まれています。面接官は退職理由を通じて、応募者の主体性や積極性を把握し、今後の仕事においても同様の姿勢が期待できるかどうかを評価するのです。

たとえば退社理由が、「新たなプロジェクトに挑戦したかったけれど、組織の制約で難しかった」といった理由がある場合、企業はそれに対して応募者がどのような主体的な行動を起こしたのかを知りたいと考えています。

退職理由が特にない・思いつかないときにやるべきこと


退職理由が特にない、思いつかない場合でも、冷静に対処することが重要です。以下に、やるべき対策をご紹介します。

退職したきっかけを洗い出す

まず最初に、退職の原因を洗い出してみましょう。些細なことにも焦点を当て、転職を検討するようになったきっかけや、そのほかの背景をリストアップします。

仕事内容や社内環境のどの部分に満足できなかったのか、ワークライフバランスにどんな不満があったのか、現職の組織文化や価値観が自身の理念や期待と合致していなかったのかなどを考えましょう。最後に今後のキャリアゴールや成長に対して、前職とマッチしていなかった理由を明確にします。

これにより、自身の目標や理想的な職場環境が明確になり、次のキャリアステップに向けた具体的な計画を見つけやすくなります。

状況を改善するためにした行動を整理する

退職理由が明確になったら、前職の職場で状況改善のために行った具体的な取り組みや結果を整理します。たとえば、「業務の効率向上や品質向上のために具体的な提案をまとめて上司に提出した」「スキル向上のため、自身が経験した課題や成功事例をもとに、新しい研修プログラムを立案してチームメンバーに提供した」などです。

これらの行動や取り組みを挙げることで、退職理由に対する前向きなアプローチや解決志向をアピールできます。

その企業を志望した理由を考える

転職の動機を明確にする手段として、目指す仕事やキャリア目標にフォーカスし、それを実現するために退社理由を作り出すのも1つの方法です。

たとえば、「昔からの目標としていた仕事が志望先企業で実現できると考えたから」という動機を言い換えると、前職ではその目標が達成できなかったことが退社理由になります。志望先企業が目標を実現できる環境であると強調することで、面接官に印象を残せるでしょう。

【理由別】面接の退職理由が思いつかないときに使える回答例文


退社理由はたとえネガティブであったとしても、ポジティブに言い換えることで面接官への印象がよくなります。以下では、給与や人間関係、待遇などのケース別に退職理由の例文や面接時の伝え方のポイントを解説します。

1.給与の低さによる場合

例文
「前職では、キャリアが進展していくなかで期待していたほどの給与のアップが得られなかったため、より実力や貢献に見合った報酬を求めて転職を決意しました」

「前職では福利厚生やワークライフバランスが、私のニーズに合っていませんでした。労働条件や報酬が向上する企業で、より充実感のあるキャリアを積んでいきたいと考えています」

金銭的な不満や給与が適切に評価されていないなど、給与に関連した理由から転職を検討する人は少なくありません。

しかし、そのまま退職理由として伝えると「仕事に対するモチベーションが給与だけなのでは?」と受け取られてしまうかもしれません。面接で給与を退職理由として述べる際には、給与アップを望む理由を具体的に説明するのがよいでしょう。

2.人間関係による場合

例文
「前職では、コミュニケーションの不足や誤解が生じたことで業務に悪影響を及ぼすことが頻繁にあり、よりスムーズな連携が期待できる職場を求めて転職を決意しました」

「前職では職場全体の雰囲気が希薄で、同僚との良好な人間関係が築きづらかったため、協力し合えるコミュニケーションが生まれる場を探すべく退社しました」

人間関係が原因で退社すると、面接官が「ここでも同じ問題で辞めてしまうのではないか」と捉えられることがあります。

人間関係を退職理由として伝える際には、「協力とチームワークを重視して働きたい」「同僚と積極的にコミュニケーションをとりながら働きたい」など、ポジティブな意向に転換して話すことが大切です。

3.メンタル・体調不良による場合

例文
「前職では、毎月の残業時間が◯時間となり、それが原因で体調を崩してしまい退職することとなりました。現在は療養を経て健康面に問題はありません。前の仕事で培ったスキルを活かして、新しい環境で働きたいと考え応募しました」

「前の職場で長期間に渡り健康問題が発生し、これが業務に支障をきたしていました。適切な治療と生活習慣の改善により、現在は安定した健康状態を取り戻しています。今後は、新しい環境で充実感を持ってできる仕事を求めています」

退職理由が体調不良による場合、志望先に心配されないようにするために「現在は健康状態が良好で仕事には支障がない」と伝えるようにしましょう。

4.社風が合わない場合

例文
「前職では、企業の社風や価値観が自分とは合わないと感じました。価値観の不一致が業務に影響を与え、より自身の信念に基づいた職場での活躍を求めて転職を決断しました」

「前職の社風は堅苦しく、柔軟性や創造性が十分に発揮できないと感じていました。より柔軟で創造的な職場でのキャリアを追求するべく、転職を決意しました」

 社風が合わないことが退社理由の場合、業務にどのような影響を与えたかを具体的に伝え、それに対する自分の意向や期待を前向きに表現しましょう。

5.スキルアップしたい場合

例文
「前職では、特定の分野におけるスキル向上の機会が限られていました。今後はより幅広い専門知識を身につけ、新しい分野でのキャリアを構築したいと考え、スキルアップのために転職を決断しました」

「前職で一定の経験を積んできましたが、多岐にわたる業務やプロジェクトに挑戦したいという欲求が強まりました。多彩なスキルを身につけるために、新たな職場でのキャリアを築きたいと思っています」

 スキルアップへの欲求を前向きに伝えつつ、それが自身のキャリア目標とどのように関連しているかを強調するようにしましょう。

6.残業や休みへの不満がある場合

例文
「前職では、長時間の残業が毎日のように発生していました。そのため、プライベートの時間が取れなくなりました。この状況を克服してより働きやすい環境で、新たな挑戦に取り組みたいと思い転職を決意しました」

「前職では、十分な休息の機会が与えられず、これが仕事への集中力やモチベーションに悪影響を及ぼしていました。仕事と休息を効果的に両立できる環境で、より健康的で続けられるキャリアを築きたいと思い転職を考えました」

 残業や休みに関する不満を具体的に伝えつつ、それが自身のライフスタイルやキャリアに与えた影響を強調するとよいでしょう。

7.家庭の事情がある場合

例文
「子どもが小さいため、成長期をしっかり見守りたいと思い、子育てと仕事の両立がしやすい環境でさらなるキャリアの発展を目指すために転職を決意しました」

「配偶者の転勤が決まり、引っ越しをすることになったのが退社の理由です。新たな職場で新しい挑戦やキャリアアップを築いていきたいと考えています」

 家庭の事情に焦点を当て、それによる柔軟な働き方や新しい職場でのキャリアに期待を込めた回答がよいといえます。

8.リストラ・倒産による場合

例文
「以前の職場では企業の経営状況が厳しく、組織の再編成に伴いリストラが行われました。このことから、自身のスキルを向上させ新しい職場で再出発していきたいと考えています」

「以前の職場が業績不振により倒産しました。この厳しい状況を変革のチャンスととらえ、新しい環境での挑戦に向けて覚悟を持っています。これまでの経験を活かし、新たなキャリアを築くために転職を決意しました」

 リストラが退社理由であることを悲観的に語るのではなく、前向きに捉えて成長や新しい挑戦への意欲をアピールするのがポイントです。

【好印象】面接で退職理由を伝える際のポイント


転職理由を述べる際は言葉の選び方が重要です。以下に、面接官に好印象を与えるための退職理由の話し方やポイントを解説します。

退職理由はポジティブに伝える

ネガティブな退職理由であっても、ポジティブな言い回しを意識しましょう。たとえば、「残業が多くて不満があった」 であれば、 「効率的に働きたいと思った」と変換できます。

マイナスな理由だとしてもポジティブに変換して伝えることが大切です。また、人間関係が理由の場合でも、なるべく「仕事」と「キャリア」にフォーカスした退職理由を考えることをおすすめします。

ただし、嘘をつくのはNGです。虚偽が発覚すると解雇になったり、信頼を損ないかねません。

退職理由と志望動機は一貫性を持たせる

面接での退職理由と志望動機は一貫性を持たせることが重要です。これにより、面接官に対して信頼性があり、自分のキャリアに統一感があると印象づけられます。

転職理由と志望動機に一貫性を持たせる方法は、転職したい理由を明確にする、転職して解決したい課題を明確にする、応募先の企業では課題を解決できるのか考えることです。詳しい方法は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

【関連記事:転職理由と志望動機の違いとは?一貫性を持たせる方法や例文を紹介!

在籍期間が短い場合は前職で努力したことを伝える

前職での在籍期間が短い場合でも、努力や成果を伝えることが大切です。短期間でも学び取ったことや得た経験を強調し、それが次のキャリアにどのようにつながるかを示しましょう。

そのためには、前職で行った具体的なプロジェクトや課題を洗い出し、自身の貢献や努力を具体的に示すことが大切です。

転職で不安があるなら「ミイダス」を利用しよう!


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