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目次
  1. 面接官が長所・短所を尋ねる目的・意図とは?
  2. 「長所・短所」とは?「強み・弱み」との違いを確認
  3. 自らの長所・短所を把握する重要性
  4. 長所・短所の伝え方の注意点は?短所のカバー方法が大切?
  5. 長所・短所を面接で伝える例文
  6. 自らの特性を知って長所・短所を正しく伝え、フィットする企業に入社しよう
採用面接で質問される機会が多いものに「長所」と「短所」があります。質問されて困ったことや、「どんな回答をすれば良い印象を与えられるのだろう」と気になったことはありませんか。

今回は面接で長所と短所を尋ねられた場合に備えて、面接官の意図を知って効果的に自分をアピールするための回答を例文とともに解説します。採用面接を控えている方や、面接に苦手意識のある方はぜひ最後までご覧ください。

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面接官が長所・短所を尋ねる目的・意図とは?


長所と短所をどのように答えるか考えるうえで大切なのは、面接官の意図を知ることです。 採用選考の目的は「自社(自部署)で働いて成果をあげられる人物かどうか見極めること」です。

ともに仕事をするイメージで候補者を知る必要があります。 面接も採用選考の一部であり、そのなかでも面接官が候補者の長所や短所について質問する意図は、以下の3点に集約されるでしょう。

  • 自社で候補者の長所を活かせるか検討する
  • 候補者自身が短所を認識し、適切な対応をとっているか確認する
  • 既存メンバーの性格・特性との相性を判断する

ひとつずつ見ていきましょう。

自社で長所を活かせるか検討する

同じようなスキルや経験をもっている人でも、職場で長所が活かせるかどうかは異なります。企業の風土やそのときのタイミングにより、どのような長所をもつ人が活躍するかが違うからです。

たとえば、仕事が速いことと慎重であることはどちらも長所になりますが、それぞれフィットする職場は異なるでしょう。なかには、スピード感のある人が職場の多数を占めているとき、バランスをとるために慎重派の人物を採用したいと考えるかもしれません。

候補者自身が短所を認識し、適切な対応をとっているか確認する

面接官は長所だけでなく、短所についても自己理解しているか、補うための努力や工夫をしているかを確認します。いざ一緒に働くとなれば、すべてが順風満帆に進むことはありません。

苦手なことやどうすれば短所をカバーできるのか自ら把握・対応できていれば、採用後に一緒に働くことになっても安心できると判断されるでしょう。

既存メンバーの性格・特性との相性を判断する

候補者を迎え入れたとき、すでに働いているメンバーと相性が悪ければ、どんなにスキルの高い人物でも活躍しづらいものです。最悪の場合、短期間で離職するかもしれません。

長所や短所は特性のあらわれです。したがって、長所や短所を尋ねることで特性を知り、既存メンバーとの相性が良いかどうか検討したい思いもあるといえます。

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「長所・短所」とは?「強み・弱み」との違いを確認


「長所・短所」と似た意味をもつ言葉に「強み・弱み」があります。採用選考の場面では、それぞれ異なるものと考えられる場合もあるのです。意味の違いについて解説します。

長所と強みの違い

仕事の場面では、長所と強みは以下のように捉えられることが多い言葉です。

  • 長所:持って生まれた気質や性格、さらに後天的に身につけた特性・価値観
  • 強み:長所を活かしながら仕事で成果をあげるためのポイント

下記の人物像をモデルに考えてみましょう。

  • 人と関わるのが好き
  • 困っている人には手を差し伸べ、助け合って暮らしたいと考えている
  • コールセンターでのアルバイト経験があり、傾聴のテクニックを身につけている
  • 未経験で中小企業の総務・人事職に応募している

上記の人物の場合、長所は社交的であること、困っている人を助けたいという価値観です。強みには社交性や優しさと傾聴のスキルを活かし、従業員のサポートを行える点が挙げられます。

短所は長所の裏返し?

面接に向けて自らの短所をどう表現するか悩む人に対して「短所は長所と表裏一体だ」というアドバイスもよく聞かれます。たしかにそう考えると、短所を伝えやすくなるかもしれません。

前述の「長所と強み」の関係に照らし合わせると、弱みは「特性のために仕事上マイナスの作用をするポイント」だといえます。 同じ特性をもっていても、それがプラスに作用する場面(=強みとしてあらわれる場面)とマイナスに働く場面(=弱みとしてあらわれる場面)を知っていれば、短所や弱みを適切に伝えられるでしょう。

たとえば、上の人物例の場合「社交性」や「優しさ」がマイナスに作用する場面を考えてみます。厳格に淡々と仕事をこなす必要のある場では、その特性が発揮できないかもしれません。

このように、場面によって短所となる場合があると伝えると良いでしょう。所や短所を知って転職に成功した事例について、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事:「ミイダス」を使ってミイダスに転職したセールス社員。J-POP歌手を辞めてミイダスに転職した理由

自らの長所・短所を把握する重要性


長所・短所を正しく伝えることで、企業は「活躍を期待できる人物かどうか」がわかります。しかし、自分のことを客観的に理解できていなければ正確に伝えられないものです。

面接官が長所・短所を尋ねる理由は「その職場で活躍できるかどうか知るため」なので、仕事での活躍に関することに焦点をあてて、自己分析・自己理解を進める必要があります。

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転職に備えて仕事の場面での自分の特性を把握するためにおすすめなのが、ミイダスの「コンピテンシー診断」の受検です。

コンピテンシー診断は、その企業・部署で活躍する従業員の特性をモデルとして、自分自身がどの程度その仕事・職場に適性があるかわかるツールのこと。ミイダスが提供しているコンピテンシー診断は、心理学や脳科学専門家が監修しており客観的なデータを得られるのが特徴です。

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長所・短所の伝え方の注意点は?短所のカバー方法が大切?


面接で長所・短所に関する質問に答える際の注意点は、大きく3つにわけられます。

  • 形式(論法):結論から端的に、順序よく話す
  • エピソード・根拠:納得・信頼ができる根拠やエピソードを伝える
  • 職場における活かし方・乗り越え方:実際の仕事場面が想像できる内容を伝える

1つひとつ解説します。

結論から端的に、順序よく話す

形式面で重要なのは、結論から話すことです。 先に端的に結論を聞き、そのあとに裏付けとなるエピソードをロジカルに伝えられると印象も良く、話の内容を理解されやすくなります。

候補者の人柄に魅力を感じていても、話し方が冗長であると面接官は負担を感じてしまいます。具体的なエピソードまで十分に伝わり、仕事での活躍を想像するうえで、話し方の形式的な部分も見逃せないポイントです。

納得・信頼ができる根拠やエピソードを伝える

面接官は採用の合否を判断するにあたって「いかに自社内での活躍を期待できるか」を慎重に見極めます。 その際、これまでの仕事における経験をエピソードとして語ったり、数値的な根拠を述べたりすると大きく信頼感が向上します。

納得や信頼を得るためには、事実をありのままに伝えることも重要です。自分を良く見せたい気持ちは誰にでもありますが、嘘の数値や経験を述べたり、実際より成果が多く出ていると誤認させる表現を用いたりしないようにしましょう。

実際の仕事場面が想像できる内容を伝える

長所や短所を説明するとき、プライベートでの経験やエピソードのみを語りたがる人がいますが、それはおすすめしません。仕事の経験がある人の場合は、実際の業務場面でのことを伝えられると、面接官は具体的な働きぶりが想像できるため、大きな選考のヒントになります。

また、伝える内容は選考を受ける業界・業種、職種の経験でなくてもかまいません。仕事の場面でも同じように長所を活かせることがわかるように、長所をやや抽象的に捉えてみると未経験の場でも活躍できることが表現しやすくなるでしょう。

短所をカバーする方法の伝え方

面接で短所を尋ねられた場合は、短所そのものだけでなく、どのようにカバーして働くのかを説明することも重要です。 業務内容や社風がマッチしていて、短所を補う対策が正しくとられるのであれば、成果をあげることも可能です。

短所を自ら把握したうえで誠実に伝え、自らがフィットする職場だと考えて応募したことを伝えると、ミスマッチを防げます。

【まとめ】
  • 把握したうえで、業務内容や社風など自らを活かせる場で働くことはさらに重要
  • 短所をわかったうえで誠実に伝え、フィットする場としてその企業を選んでいることをアピールすると、さらに信頼感が増す

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長所・短所を面接で伝える例文


長所・短所を面接の場で正しく効果的に伝えられる例文を6パターン紹介します。長所の場合・短所の場合にわけて記載しています。 面接を受ける際の参考にしてください。

ヴァイタリティ(行動力)がある場合の例文

【長所の場合】
私の長所は行動力があるところです。現職では急な対応が求められるのが日常的であり、対応が必要な場合はすぐ身体が反応して動くため、同僚や上司からは「あなたは誰よりも先に動く」といわれています。

御社で新規事業に参画にあたって、困難なことや急な対応にも立ち向かう必要がありますが、行動力を武器に乗り越えられると考えております。

【短所の場合】
 行動力は私の持ち味ですが、熟慮する前に動き出すことで失敗もしてまいりました。手書きの数字を読み違え、明らかに多い量の部材を発注したことがあります。

このようなミスを起こさないためにダブルチェックを依頼したり、一歩立ち止まって考える癖をつけたりしております。
 

 チームワークを重んじる場合の例文

【長所の場合】
私は長年スポーツに親しんでおり、チームワークを大切にしている自負があります。仕事でも自身の成果だけでなく、同僚がともに成果を出せるよう、常に情報共有をしてまいりました。

御社では従業員間のコミュニケーションが多く、チームの業績で評価される点に強く共感し、チームワークを発揮できると考えております。

【短所の場合】
私はチームプレイを意識しすぎるあまり、自らの意見を言えずに終わることがあります。本当は別の案をもっていたにもかかわらず発言しなかったことで目標未達となり、後悔したこともありました。

チームのために自らの意見を述べる大切さを学びましたので、今後も必要な場面では意見を伝えてまいります。

創造する力(クリエイティビティ)が高い場合の例文

【長所の場合】
私はアイデアを考えたり、新しいものを生み出したりすることが得意です。現職では◯◯(製品名)を考案し、社内表彰を受けました。

自らのアイデアで、御社でもイノベーションにつながる取り組みを行いたいと考えております。

【短所の場合】
私は新しいことを思いつくのが得意で、順調に流れている場面でも提案をすることがあり、同僚を困らせてしまったことがあります。

緊急性や必要性がある場合はともかく、いくら良いと思っても予定通りに進行している場合に覆すことは、周囲に負担を与えてしまうと学びました。 現在は周囲の状況を見ながら提案を行い、アイデアは書き貯めておき次のチャンスに提案するなど、柔軟な対応を身につけました。

データの扱いが得意な場合の例文

【長所の場合】
私は学生時代から数学や地理が得意科目でした。数的な処理や統計資料の扱いでは誰にも負けません。数値を正しく見極め、根拠をもって策を講じることでKPIが◯%向上しました。

貴社でもデータをもとに客観的な根拠を見つけ、的確にPDCAを回していきたいと考えております。

【短所の場合】
私はデータや客観的根拠を重んじるため、時に人の感情を後まわしにして考えてしまう癖があります。後輩が懸命に取り組んでいることに対し、データを根拠に批判してしまって溝が生まれたことがありました。

そのときの学びから、現在はデータをつっけんどんに押し付けるのではなく、相手の心情を受けとめてから冷静に分析を加えることを心がけております。

コミュニケーションスキルが高い場合の例文

【長所の場合】
私はコミュニケーションには自信をもっております。現職ではお客さまのクレームを受けとめることがありますが、同僚や後輩が対応に困っている場合でも、依頼を受けて対応を引き継ぐとお客さまがクールダウンすることが多々あります。

御社でもコミュニケーションスキルを活かし、社内外の人との関係の潤滑油のような存在になれたらと考えております。

【短所の場合】
私はコミュニケーションを重視するため、客観的な事情を置き去りにして人の気持ちを優先してしまうところがあります。

「お得意さまだから」という理由で多めにサンプルを渡してしまい、足りなくなって困ったことがあります。それ以降はルールや客観的データにも意識を向け、相手の気持ちに寄り添いつつも逸脱しない対応をしております。

状況適応力が高い場合の例文

【長所の場合】
私はその場に溶け込むのが早いといわれます。常駐先の企業が変わっても3日もすれば人間関係になじみ、仕事を進めてきました。

御社ではプロジェクトチームを組んで仕事を進めると伺っておりますので、適応力を武器にいち早くプロジェクトを進めてまいります。

【短所の場合】
私は場の空気を読もうとするあまり、疲れてしまうことがあります。同僚からも「気を遣いすぎだ」と心配されることがよくあります。

最近ではひとりで過ごす時間をもち、リフレッシュのためにサウナに通って静かな時間をとるようにしています。

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