IT系出版社の記者からITスタートアップ企業のマーケターという異業種異職種への転職を成功させた、30代男性のBさん。大好きだった会社とポジションを捨て、転職に踏み切ったのはなぜか?転職成功へのアドバイス満載のインタビューをご覧ください!
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キャリアパスの限界を感じた時に転職を決意
- 転職したきっかけを教えてください。
- IT系の大手出版社で記者をしていた時、よく取材に行っていたスタートアップの外資系IT企業の社長から「うちに来ない?」って言われたのがきっかけきっかけです。ちょうど、出版社でのキャリアパスの限界が見えてきてたタイミングで。このまま頑張って、副編集長になって編集長になれたとして。で...その先、自分はどうするんだ?という。30代になって、「この先自分はどんな仕事をしていきたいのか」「このままで良いのか」と考えていた時期でしたね。
- 製品や市場の知識があったとはいえ「異業種」で「異職種」ですよね?
- そうです(笑)。最初は「はぁ?」って思いました。小さな雑居ビルの一室に入っている、社員10名程度の小さなスタートアップの外資系スタートアップ企業だなんて。正直、「ありえない」と思いましたね。だから一度は断りました。
- 一度スカウトを断ったのに、なぜ転職を決心したのでしょうか?
- 社長からのスカウトを断ったとき、絶対に引き止められるだろうと思っていたのですが、「分かった。でもこの先、気が変わったら声掛けてね。」と、引き止められなかったんです。そのリアクションに社長の自信を感じましたし、信頼できると思えました。「会社の足りないポジションを埋めたいというのではなく、俺を見てくれてる」と感じました。 それから、皆が楽しそうに仕事している会社で。オープンで自由で、フラット。日本の企業にはない雰囲気に魅力を感じたんですよね。
- それにしても、大企業からスタートアップへの転職。思い切りましたね!
- 結論を出すまでに1ヶ月かかりました(笑)。勤務していた会社の上司にも相談しましたが、当然「そんな、よく分からない会社に転職だなんて。絶対にやめとけ!」って言われましたね。ちょうど結婚して、子どもが生まれたばかりだったので、いろいろ考えました。でも妻が「あなたが考えているとおりにして良いよ。」って言ってくれて。その言葉にも背中を押してもらいましたね。
ミイダスで転職活動のための市場調査
- 転職活動は、転職サイトやエージェントを利用しなかったのですね。
- はい、今回はダイレクトリクルーティングで決まりましたが、転職サイトは常にチェックしています。職種ごとの報酬や待遇などを見ていますね。転職活動をするにも、市場を知るって大事です。ミイダスのスカウトには「レポート」という項目があり、スカウトがきた企業に関連する、日経の業界レポートが見られるので、よく見ています。とても参考になりますよ。
- 転職活動に関して、どのような考えを持っていますか?
- 日本では転職って、ネガティブなイメージが強いように思います。「何か嫌なことがあったから辞めたのだろう」なんて。 でも外資系企業ではどちらかというと、転職はステップアップのためという、ポジティブなイメージなんですよ。だから転職活動は、「自分がステップアップできる会社」をポジティブに選べば良いと思っています。
転職で自分の市場価値を上げていく!
- 転職前後の仕事の内容を教えてください。
- 転職前の出版社の時は、記者として記事を書いたり、編集もしていました。編集部では「デスク」という、記事のクオリティや内容をコントロールするポジションでした。月刊誌で、締め切り前は1週間くらい家に帰れないこともありましたが、本当に仕事は楽しかったし、不満はありませんでした。
転職後は外資系IT企業でマーケティングをしています。今は残業なんてほとんどありません。海外との電話会議で早朝や深夜に、家で対応することくらいですね。
- 外資系企業って雰囲気も違うんでしょうか?
- そうですね、「国際線の飛行機に乗るとき、隣にいても退屈しなさそうな人」というのが外資系企業では採用の判断基準になる、なんていう話もありますよ(笑)。
確かに、自分も採用にも関わるようになって感じていますが、面接していて「楽しいと思える人」が良いですね。自分と相性が良さそうな人を採用したいです。「楽しく仕事をする」っていうマインドが外資系企業にはあるような気がします。だから「この人となら楽しく仕事できそう」っていうのが、採用においても重要なポイントのひとつになっていると思いますね。
- 転職前後で、自分の市場価値に変化は感じますか?
- 市場価値は上がったと思いますね。転職先の企業は、世界中に拠点を持っているグローバル企業ですから。世界中に仲間ができました。下手でも英語を使わなければいけませんし(笑)。文化や習慣、価値観なども違う世界中の人と関わるようになって、視野もグローバルになったと思いますね。
- ぶっちゃけ、給料はどうなったのでしょうか?
- 転職する時に「いくら欲しいの?」って言われたので、自分の年収を伝えました。そしたら、「それにプラス100万円でどうだ?」と。
それから給料と別に「ストックオプション」といわれる自社株をくれるのですが、その報酬が意外と大きいので助かります。
- 年収100万円アップに自社株...良いですね!
- その代わり退職金がないですから。そのうえスタートアップだと、厚生年金じゃなくて国民年金っていう会社もあるんです。給料がドル払いとか...。外資系のスタートアップだと、会社が成長するまでの間にいろんなフェーズがありますからね。
転職でステップアップする「キャリアビルダー」に
- 現在見えている、キャリアパスを教えてください
- 現在はマーケティングの中でも限定した分野しか担当していませんが、マーケティング全体を統括するポジションになるのが目標です。ですから、今の会社で経験や知識を深めたら、自分の希望するポジションや報酬が手に入る会社への転職も視野に入れていますよ。
転職回数が多い人を「ジョブホッパー」と言いますが、ただ転職を繰り返しているだけでは、年齢と共に転職の条件が落ちていく事も考えられます。ですから、キャリアや報酬などの待遇を上げていくために、スキルを上げながら結果を出していくことが大切かなと。転職回数が同じように多くても、それは「ジョブホッパー」ではなくて「キャリアビルダー」と言われます。転職のたびにステップアップしている人は、皆そうです。自分も「キャリアビルダー」であり続けたいです。
- 転職のアドバイス、お願いします!
- 現状から逃げたいからと転職しても、転職後に別の問題が起きた時、また同じように逃げたいと思う自分がいるような気がします。
「今の仕事や会社が嫌だから転職したい。」ってこともありますが「嫌だから」で終わらせず、自分自身への課題や気付きなど、次に進むべきポジティブな理由も見出したら良いのではないでしょうか。
転職メモ・求められている以上のことをしようと努力すること
・仕事を通して、積極的に人脈を広げていくこと
・仕事を通して、積極的に人脈を広げていくこと
「ポジティブな姿勢で仕事と向き合い困難を乗り越えようとする人には、必ずその先につながる収穫があるものだと感じています。」というBさんの言葉どおり、ポジティブに仕事ができる環境を探したいですね!
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