正社員の募集を見ていると、給料額の欄に「月40時間の残業を含む」と書かれていることがあります。これは、あらかじめ月に40時間までの残業代が給料に含まれているという事です。
このように「みなし残業」が給料の中に含まれていれば、残業代の未払いは避けられます。その 一方で、みなし残業時間以上の残業に関しては残業代を支払わないという会社もあり、問題になっています。 表向きは会社に遠慮して残業時間を減らしているけど、仕事を家に持ち帰ったり、サービス残業をしたり...という話も聞かれます。
でも、 残業時間や残業代の事などは、いきなり面接の時に聞きにくいですよね。入社してみないと分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はミイダスの全スカウトから「残業時間」について調査しました。まずはミイダス全体で、残業時間はどれくらいのスカウトが多いのか見てみましょう。
時間外労働の平均時間は?
- 20時間以内
- 30時間以内
- 10時間以内 ちなみに...
- 4位 40時間以内
- 5位 原則なし
と続いています。 残業時間が「原則なし」「10時間以内」「40時間以内」「40時間以上」と区切って、どんな業界が多いのかを見てみましょう。
残業が原則なしの業種とは?
- 事務(オフィスワーク)
- 法人営業
- 販売スタッフ(小売)
残業時間が10時間以内の業種とは?
- 事務(オフィスワーク)
- webアプリ開発
- 法人営業
残業時間が40時間以内の業種とは?
- 法人営業
- webアプリ開発
- 施工管理(建築/躯体)
ミイダスのスカウトには、転職希望者が聞きたいけど聞きにくいという情報までも、できるだけ詳しく記載しています。きちんと事前に公開してくれているっていうのは、誠実な企業だと感じますね。
同じ職種でも企業によって残業時間は異なりますから、この職種が残業時間が多い、少ないということは一概には言えません。業務内容や給料などの待遇と併せて、自分の希望に合致するか、しっかりスカウト内容をチェックしてから面接に臨んでください。
厚生労働省の調査から所定外労働時間の平均値をチェック!
最新の厚生労働省のデータ(毎月勤労統計調査)によると、パートタイム労働者を除いた一般労働者の所定内労働時間の平均はおよそ153時間。所定外労働時間の平均はおよそ15時間。
毎月勤労統計調査とは?
厚生労働省が実施している調査で、賃金や労働時間、雇用の変動などを明らかにすることを目的としています。 調査する事業所については、一定の精度を保つ数の事業所を無作為に選んでいます。また調査対象事業所は、一定期間をおいて見直しを行っているそうです。 なお、この調査は国の重要な統計調査である「基幹統計調査」に該当するもので、統計法によって正確な内容を報告する義務があると定められています。
時間外労働時間はミイダスのスカウト情報「ポジション詳細」でチェック!
残業時間については「スカウト内容」「ポジション詳細」「企業概要」などスカウトの詳細情報の中にある「ポジション詳細」をチェックしてみましょう。
「労働環境」欄の中に平均残業時間の記載があります。「出張頻度」や「労働環境の特徴」などの項目も併せてチェックしてみてください。労働環境のイメージが、ある程度お分かりいただけると思います。面接で直接聞きにくい情報も、こうして事前に分かると条件面のミスマッチを防げますね!