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目次
  1. 面接で「周りの人からどう思われているか」を聞く3つの理由
  2. 「周りの人からどう思われているか」の回答で準備すべきこと
  3. 「周りの人からどう思われているか」に回答する際のポイント
  4. 「周りの人からどう思われているか」の回答例
  5. 「周りの人からどう思われているか」に回答する際の注意点
  6. 面接対策をするなら、ミイダスの可能性診断
  7. 自己分析をしっかり行い、オリジナリティのある回答を準備しておこう
面接で聞かれる機会が多い「周りの人からどう思われているか」という質問。企業はさまざまな角度から応募者の人柄を把握するために聞いています。

とはいえ、どのような回答を準備すればいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 本記事では、企業が面接で「周りの人からどう思われているか」を聞く理由や、実際に面接で回答する際のポイント、例文などを紹介します。

なおミイダスでは、自己分析に役立つ可能性診断(コンピテンシー診断)を提供しています。会員登録後、無料でお試しできるのでぜひご活用ください。

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面接で「周りの人からどう思われているか」を聞く3つの理由


面接官は応募者の人物像をさまざまな視点で把握できるように、周囲の人から見た応募者の印象について質問します。 面接官が「周りの人からどう思われているか」を聞く理由として、以下の3つが挙げられます。

  1. 自己分析がきちんとできているか
  2. 周りからの評価と分析にズレはないか
  3. 自社とマッチするか

それぞれの理由を説明します。

1.自己分析がきちんとできているか

面接官は「周りの人からどう思われているか」という質問を通して、応募者が客観的な自己分析ができているかをチェックしています。また、企業側は応募者が自社で採用した場合に、どのような仕事や役割を任せられるかを判断しなければなりません。

質問の回答を通して、応募者の強みや弱み、仕事に対する価値観や行動特性などを把握し、会社が求める人物像とマッチしているかを見極めたいと考えているのです。

2.周りからの評価と自己分析にズレはないか

面接官は応募者の話から、自己分析と周囲から見たあなたの評価にズレがないか把握したいと考えています。もし、自己分析と周囲からの評価に大きなズレがあれば、客観的に自分を見れていないと判断されてしまう可能性が高いです。

たとえば、自分はリーダーシップがあり、周りを引っ張っていくタイプと考えていたとします。一方、周りに自分の評価を聞いてみると、「穏やかで、周りと合わせるのがうまい。協調性がある」という結果になることもあるのです。

自己分析と他己分析がかなり異なっている場合、自己分析が不足していると思われてしまう恐れがあります。 企業は客観的に自分を見つめ、自己成長を続けられる人材を求めているためです。

自己分析と周囲からの評価のズレを認識することで、より客観的な自己分析が可能になります。

3.自社とマッチするかどうか

企業は、自社の社風や価値観と合致する人材を求めています。「周りからどう思われているか」という質問を通して、応募者が組織になじみやすく、活躍できる人物像かどうかを判断しようとしているのです。

企業風土 求める人物像
チームワークを重視する 周囲から協調性があると見なされている人
チャレンジ精神が旺盛 周囲から行動力があると評価されている人
コミュニケーションを重視する 周囲から明るく、話しかけやすい人物だと思われている人

上記は一例ですが、企業風土と求める人物像にはある程度の相関関係があります。 自身の周りの人からの評価と企業が求める人物像が一致していることをアピールすることで、入社意欲を効果的に伝えられるでしょう。

「周りの人からどう思われているか」の回答で準備すべきこと


「周りの人からどう思われているか」の回答に対し準備すべきこととして、以下のようなものが挙げられます。

  • 家族や友人など第三者に聞く
  • 聞くだけではなく、具体的なエピソードをもらう
  • 自己分析を行う
  • 教えてもらった意見を整理する
  • 周りからの評価と自己分析にズレがないか確認する

家族や友人などの第三者に聞く

まずは身近な家族や友人などの第三者に、客観的な意見を聞いてみましょう。家族はあなたの強みである「優しいところ」や「責任感が強いところ」を具体的に教えてくれるでしょう。

学生時代からの友人は、あなたの長年の変化を知っているため、成長ポイントを指摘してくれるかもしれません。 社会人になってからの友人や同期は、あなたの社会人としての一面をよく知っているため、仕事に対する姿勢やコミュニケーション能力について具体的なフィードバックをもらえる可能性があります。

このように、関係性の異なる複数の人に聞いてみることで、多角的な視点からあなたの強みや弱みを理解できます。 ただし、あくまで参考として捉え、最終的には自分自身で分析することが重要です。

聞くだけではなく、エピソードも教えてもらう

周りの人にあなたはどういう人か聞く際、具体的なエピソードを聞くようにしましょう。 たとえば「明るい人だと言われます」だけで終わらせるのではなく、なぜそう思うのか具体的なエピソードを聞いてみることが大切です。

【質問例】

  • どんなときに明るいなと思いますか?
  • 明るいと感じる具体的なエピソードがあれば教えてください。
  • 最近、私が明るいと思った行動があれば教えてください。

このように具体的なエピソードを聞くことで、自己分析の内容の裏付けがとれるだけでなく、面接官の記憶に残るような、説得力のある自己PRが可能になります。

自己分析を行う

周りの人からどう思われているかを客観的に知るには、家族や友人に聞くことが有効ですが、それと同時に自己分析を行い自己理解を深めることも大切です。 自己分析を行う際は、以下3つのポイントを意識して取り組んでみましょう。

1.過去の経験を振り返る

これまでの人生で経験した出来事を時系列で書き出し、それぞれの経験から自分が何を学び、どのように成長できたかを具体的に考えてみましょう。成功体験だけでなく、失敗から学んだことも分析することで、自身の強みや弱みが見えてきます。

2.自分の強みや弱みを分析する

過去の経験を振り返るなかで、自分の強みや弱みが見えてきたら、それぞれ具体的なエピソードを交えながら言語化してみましょう。強みはどのように活かせるのか、弱みはどのように克服できるのかを考えることが重要です。

3.自分の価値観を明確にする

仕事をするうえで何を重要視するのか、どんなときに喜びや、やりがいを感じるのかを明確にしましょう。 これらのポイントを意識して自己分析を行うことで、企業の求める人物像と自身の経験やスキル、価値観がどのようにマッチしているのかを効果的にアピールできるようになります。

教えてもらった意見を整理する

具体的なエピソードを交えながら、家族や友人からあなたの性格や行動について教えてもらったら、以下の順序で整理していきましょう。

1. 意見をカテゴリー分けする

まずは、教えてもらった意見を「長所」「短所」「その他」のカテゴリーに分類しましょう。

2. 具体的な行動や状況と結びつける

次に、それぞれの意見がどのような具体的な行動や状況と結びついているのかを分析します。

3. あなたの考えをまとめる

周りの人の意見を踏まえて、あなた自身は自分の強みや弱みについてどのように考えているのかを整理しましょう。これらの手順を踏むことで、周りの人の意見をあなた自身の言葉でまとめられて、面接官にあなたの人物像をより具体的に伝えられます。

周りからの評価と自己分析にズレがないか確認する

第三者に聞いた自分の特徴と、自己分析で見えてきた自分の特徴にズレがないか確認しましょう。もしズレがある場合は、なぜそのように感じるのかを深掘りする必要があります。

たとえば「周りの人からは明るい性格だと言われるが、自分自身は人見知りで大人しい性格だと感じている」という場合は、以下のような点を考えてみましょう。

  • 周りの人は、なぜあなたのことを明るい性格だと感じているのか
  • あなたは、どんなときに人見知りで大人しいと感じるのか

「周りの人からどう思われているか」に回答する際のポイント


「周りの人からどう思われているか」に回答する際のポイントは以下のとおりです。

  • 企業の社風に合った回答を用意する
  • 短所に触れる際は改善方法も伝える
  • 人柄がわかるエピソードを用意しておく
  • 回答する際はPREP法を活用する

それぞれのポイントを紹介します。

企業の社風に合った回答を用意する

企業の社風とマッチする回答を意識することが重要です。 たとえば面接を受ける企業がベンチャー企業であれば、以下のような点が評価されると考えられます。

  • 新しいことに挑戦する積極性
  • 周囲を巻き込むリーダーシップ
  • 困難な状況でも乗り越える突破力

一方、大企業であれば、以下のような点が評価されるでしょう。

  • 協調性を重視した立ち振る舞い
  • 周囲への気配りや丁寧なコミュニケーション
  • 与えられた仕事を責任感を持ってやり遂げる力

このように、企業の社風によって求められる人物像は異なります。応募する企業のホームページや求人票をよく読み、どのような人材を求めているのかを事前に理解しておきましょう。

自己分析を通して見えてきた自分の強みが、企業の求める人物像とどのように結びつくのかを具体的に説明できるように準備しておくことが大切です。

短所に触れる際は改善方法も伝える

周囲の人からマイナスな評価を受けている場合でも、正直に伝えて、改善に向けて努力している姿勢を伝えましょう。

伝え方
①短所を伝える 「周りの人からは、少し頑固なところがあると指摘されることがあります」
②具体的なエピソードを交えて伝える 「以前、プロジェクトの進め方について、自分の意見を強く主張してしまい、チームの和を乱してしまったことがあります」
③改善策や努力していることを伝える 「その経験から、周りの意見にも耳を傾け、柔軟に考え方を変化させるように心がけています」

このように短所と向き合い、改善しようと努力していることを伝えることが大切です。前向きな姿勢を示すことが、面接官への好印象につながります。

人柄がわかるエピソードを用意しておく

面接では単に周りの人からどう思われているかを伝えるだけでなく、具体的なエピソードを通して、あなたの人柄を伝えられるように準備しておきましょう。 これまでの経験を振り返り、以下の表を参考に具体的なエピソードを考えてみてください。

観点 内容
状況 どんな状況だったのか
課題 何を目標として、どんな課題があったのか
行動 具体的にどんな行動をとったのか
結果 その行動によってどんな結果が出たのか
周りの人の反応 あなたの行動に対して周りの人はどんな反応を示したのか
あなたの学び その経験から何を学び、どのように成長できたのか。今後どのように活かしていきたいのか

回答する際はPREP法を活用する

回答する際はPREP法を活用するのもひとつの方法です。PREP法とは、「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」の順で話すフレームワークのことです。

PREP法を活用することで簡潔でわかりやすく、説得力のある回答ができます。 たとえば「周りの人からどんな人だと言われるか」という質問に対して、以下のように答えます。

PREP法 回答例
結論 「私は周りの人から、明るく誰とでも仲良くなれると言われることが多いです」
理由 「なぜなら、初対面の人とも積極的にコミュニケーションを取ったり、困っている人がいれば率先して声をかけたりするからです」
具体例 「たとえば、アルバイト先では、新人の方が入ってきた際に、積極的に話しかけてすぐになじめるようにサポートしました」
結論 「このように、私は周りの人から、明るく誰とでも仲良くなれる性格だと評価されています。御社でも、持ち前の明るさで周囲を巻き込みながら業務に励みたいです」

上記のようにPREP法を意識することで、面接官に好印象を与え、自己PRにつなげられます。

「周りの人からどう思われているか」の回答例


「周りの人からどう思われているか」の回答例を紹介します。自分の回答を考える際の参考にしてください。

  • リーダーシップがある
  • 真面目である
  • 聞き上手である
  • 思いやりがある
  • 行動力がある

1.リーダーシップがある

面接官から「周りの人からどう思われているか」と質問された際に、「リーダーシップがある」と答えたい場合は、どのような場面で、どのようにリーダーシップを発揮したのかを具体的に説明することが重要です。

たとえば以下のように、過去の経験を簡潔に説明するとより説得力が増します。

状況 行動 結果
大学時代のゼミ活動で、意見がまとまらなかった メンバーそれぞれの意見を尊重しながら、共通の目標を再確認し、議論をまとめた 無事、目標としていた発表会で発表することができた

周りの人から「リーダーシップがある」と思われていることを説明する際の例文は以下のとおりです。
「私は周りの人からリーダーシップがあると思われていると自覚しています。大学時代のゼミ活動で、意見がまとまらなかった際に、メンバーそれぞれの意見を尊重しながら、共通の目標を再確認し、議論をまとめた経験があります。

その結果、無事、目標としていた発表会で発表することができました。このように、私は周囲の意見をまとめ、目標達成に向けて周りを巻き込む力があると自負しています」

2.真面目である

真面目であると評価される人は、周囲から「誠実」「責任感がある」と思われていることが多いでしょう。しかし、真面目さだけが先行してしまうと、「融通が利かない」「面白みに欠ける」といった印象を与えてしまう可能性もあります。

面接官はあなたの真面目さが、企業や仕事内容にマッチするかどうかを見極めようとしています。 真面目であることをアピールする際は、以下のようなエピソードを交えながら伝えると、より具体的にあなたの行動をイメージしてもらいやすくなるでしょう。

状況 行動 結果
学生時代に所属していた研究室では、毎日課題に追われていた 締め切りを守るのはもちろんのこと、わからないところがあれば先生や友人に積極的に質問をしていた その結果、周囲から「努力家」と評価され、研究室の仲間から頼られる存在になった

周りの人から「真面目である」と思われているときの回答例文は、以下のとおりです。 「学生時代に所属していた研究室では、毎日課題に追われていました。しかし、締め切りを守るのはもちろんのこと、わからないところがあれば先生や友人に積極的に質問をしていました。

その結果、周囲から「努力家」と評価され、研究室の仲間から頼られる存在になりました」

3.聞き上手である

「周りの人から“聞き上手”だと言われることが多い」という自己分析は、採用担当者にとって魅力的に映るでしょう。

なぜなら、社内外問わず円滑なコミュニケーションが求められる場面において、相手の言葉に耳を傾け、理解しようと努める姿勢は、人間関係の構築につながり、円滑な業務遂行に役立つと考えられるからです。

しかし、ただ「聞き上手だと言われる」と伝えるだけでは、具体的にどのような行動や姿勢が評価されているのかが面接官に伝わりません。面接官の印象に残る回答にするためには、具体的なエピソードを交えて話すことが重要です。 たとえば、

以下のように説明すると良いでしょう。

状況 行動 結果
友人から仕事の悩み相談を受けたとき 相手の言葉に耳を傾け、共感しながら話を聞いた 気持ちが整理できたと感謝され、その後も何でも話せる関係を築くことができた

周りの人から「聞き上手である」と思われていると回答する際の例文は、以下のとおりです。
「私は、友人から仕事の悩み相談を受けたとき、まずは相手の言葉に耳を傾け、共感しながら話を聞くようにしています。以前、友人が仕事で大きなミスをしてしまい、誰にも相談できずに悩んでいたことがありました。

私は、彼女の話にじっくりと耳を傾け、彼女の気持ちを理解しようと努めました。すると、彼女は『話を聞いてもらえて気持ちが楽になった。ありがとう』と言ってくれました。話を聞いてもらうことで、気持ちが整理できるのだと実感しました」

4.思いやりがある

「周りの人から思いやりがあると思われている」という回答は、企業が求める人物像と合致しやすいため、選考を有利に進められる可能性があります。なぜなら企業は、周囲と協調性を持って仕事に取り組める人材を求めているからです。

思いやりがあると周りから評価される人は、周囲の状況を的確に把握し、相手目線に立って行動できる人が多いでしょう。そのため、面接官は「思いやりがある」という自己PRを通して、応募者が円滑なコミュニケーションを図りながら業務を遂行できるか見極めようとしています。

具体的なエピソードとして、以下のような内容を伝えると効果的です。

状況 行動 結果
アルバイト中に、あとから入ったアルバイトが困っていた 業務を丁寧に教え、わからないことがないか気遣った そのアルバイトがスムーズに業務を覚えられた

周りの人から「聞き上手である」と思われていると回答する際の例文は、以下のとおりです。

「私は、周りの人から“思いやりがある”とよく言われます。たとえばアルバイト先で、あとから入ってきたアルバイトの方が、業務をなかなか覚えられず、困っている様子でした。 そこで、私は自分の業務の合間を縫って、その方に丁寧に仕事を教えました。

また、業務後も「何か困っていることはありませんか?」と定期的に声をかけるようにしていました。 結果、その方はスムーズに業務を覚え、今ではお店の戦力として活躍されています。このように、私は困っている人がいれば手を差し伸べ、相手のことを思いやって行動することを常に心がけています」

上記のように、状況・行動・結果を具体的に説明することで、面接官はあなたの人物像をより深く理解し、「思いやりがある」という資質が本当に備わっているのか判断できます。

5.行動力がある

「行動力がある」と第三者から評価されている場合、以下のように具体的なエピソードを交えて伝えると、面接官にポジティブな印象を与えられます。

状況 行動 結果
大学の学園祭で、準備が遅延していた 自分が率先してタスクを洗い出し、分担して実行した 無事成功に終わり、周囲から感謝された

周りの人から「行動力がある」と思われていると回答する際の例文は、以下のとおりです。
「大学時代の研究室の研究発表会で、準備が遅れている状況になった際に、私が率先してタスクを洗い出し、メンバーの得意分野に応じて分担して、遅れを取り戻すように行動しました。結果として、発表会は無事成功に終わり、教授や他の研究室のメンバーからも感謝の言葉をいただきました」

このように過去の経験にもとづいた具体的なエピソードを交えながら、周りの人から「行動力がある」と評価されている理由を明確に伝えられるように準備しておきましょう。

ただし、あくまで「周りの人から行動力があると評価されている」という前提を踏まえ、自慢話にならないように注意が必要です。

「周りの人からどう思われているか」に回答する際の注意点


「周りの人からどう思われているか」という問いに回答する際の注意点は以下のとおりです。

  • 答えに一貫性があるか確認する
  • ネガティブな内容になりすぎないよう注意する
  • エピソードはなるべく具体的に話す
  • 大げさな表現は避ける

それぞれの注意点を見ていきましょう。

答えに一貫性があるか確認する

面接官は、あなたの発言に一貫性があるかどうかも見ています。自己PRや志望動機、あなたの「強み」と「周りの人からどう思われているか」の回答内容に矛盾がないか、今一度確認しておきましょう。

たとえば、以下ののように自己PRと「周りの人からどう思われているか」の回答に矛盾があると面接官は「本当にそう思われているのだろうか?」と疑問を抱いてしまいます。

項目 回答例
自己PR 「人の話を聞くことが得意です」
周りの人からどう思われているか 「周囲からはリーダーシップがあるとよく言われます。」

上記のように自己PRと「周りの人からどう思われているか」の回答に一貫性がない場合は、どちらかの内容を修正する必要があるでしょう。

ネガティブな内容になりすぎないよう注意する

周りの人からどう思われているかを聞かれた際に、正直に「短気なところがある」「計画性が足りないと言われる」など、ネガティブな意見を伝えることもあるかもしれません。しかし、短所ばかりを回答してしまうと「自己肯定感が低く、企業が求める人物像ではない」と判断されてしまう可能性があります。

たとえば「周りの人からは、少し頑固だと言われることがあります。しかし自分自身では、信念を持って物事に取り組んでいる結果だと捉えています。今後も周囲の意見に耳を傾けながら、柔軟に対応できるよう努力していきます」といったように改善意欲を示すことが大切です。

エピソードはなるべく具体的に話す

面接で効果的にアピールするためには、エピソードはなるべく具体的に説明することが重要です。抽象的な説明では、あなたの人物像が面接官に伝わりにくくなってしまいます。

たとえば「周りの人から、行動力があると言われることが多いです」と述べるよりも、具体的なエピソードを交えて説明するほうが、より説得力が増すでしょう。 抽象的な説明と具体的な説明を見比べてみましょう。

抽象的な説明 具体的な説明
「周りの人から、行動力があると言われることが多いです」 「大学時代に所属していたテニスサークルの合宿で、参加者の半数が食あたりになってしまった際、私が率先して病院に連絡し、他のメンバーと協力して看病や代替案を検討しました。

その結果、合宿は無事成功し、メンバーから感謝されました。この経験から、私はみずから行動し、周りを巻き込みながら問題を解決していくことにやりがいを感じます」

このように具体的なエピソードを交えて説明することで、面接官はあなたの人物像をより深く理解し共感を得やすくなります。結果として、面接での評価にもつながりやすくなるでしょう。

大げさな表現は避ける

面接では自身をアピールするために「○○の権化」や「圧倒的△△」といった大げさな表現を使ってしまうこともあるでしょう。しかし、このような表現は、面接官に「本当に?」と疑念を抱かせてしまう可能性があります。

大げさな表現 より適切な表現
営業の権化 「営業成績は常に上位で、顧客からの信頼も厚いです」
圧倒的な行動力 「周囲よりも早く行動を起こし、結果につなげてきました」
完璧主義者 「ミスがないように、丁寧に仕事に取り組んでいます」

このように具体的なエピソードや数字などを交えながら、より自然で説得力のある表現になるように心がけましょう。簡潔でわかりやすい言葉を使うことで、面接官にあなたのことをより深く理解してもらえます。

面接対策をするなら、ミイダスの可能性診断


面接の質問に対して、きちんと回答するのはよいことですが、採用してもらうには面接官にいかに印象を残すかがとても重要です。ありきたりな文章にするのではなく、自己分析を十分に行い、独自性を出せる回答を作成することが採用の鍵となるでしょう。

面接対策を行うなら、ぜひミイダスの可能性診断(コンピテンシー診断)をご活用ください。可能性診断とは、あらかじめ用意された質問に回答するだけで、あなたのパーソナリティの特徴や職務適性、ストレス耐性、上司・部下になったときのタイプなどが分析できるサービスです。

パーソナリティの特徴は、以下9つの項目から分析されます。

  1. ヴァイタリティ
  2. 人当たり
  3. チームワーク
  4. 創造的思考力
  5. 統率力
  6. 状況適応力
  7. 問題解決力
  8. プレッシャー耐力
  9. オーガナイズ能力

たとえば、周りからはプレッシャーに強いという評価を受けても、自分ではプレッシャー耐性が低いと感じている場合があるでしょう。しかし可能性診断を受けたところ、プレッシャー耐性があるという結果が出たとします。

客観的に自分の強みを把握することで、説得力のある回答を作成できるでしょう。 ミイダスの可能性診断は、会員登録すれば無料でお試しできますので、ぜひ一度お試しください。

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自己分析をしっかり行い、オリジナリティのある回答を準備しておこう


本記事では、企業が面接で「周りの人からどう思われているか」を聞く理由や、実際に面接で回答する際のポイント、例文などを紹介しました。 企業がこの質問を聞く理由としては、自己分析と周りからの評価にズレはないか、自社の社風とマッチするか、などが挙げられます。

友人や家族などの第三者から評価、意見をもらい回答を作成しましょう。また、ありきたりの回答だと印象に残らないため十分に自己分析を行い、分析結果と照らし合わせたうえで、オリジナリティのある回答を作成しましょう。

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