今の仕事がなんとなく合わない…と感じていても、自分がやりたい仕事がわからなければ転職のしようがないですよね。自分がやりたい仕事や、将来何になりたいかを見つけるのには何をすればいいのでしょうか。
転職を成功させるために把握しておくべき職種や、なりたい職種を見つけるための方法をご紹介します。
内閣府が発表した「就労等に関する若者の意識」によると、仕事の選び方で「自分のやりたいことができる」と回答した人は88.5%いる一方で、やりたいことがないと回答した人は平成29年度で18.5%いることがわかりました。
自分自身への理解が不足していると、やりたいことや好きなことがわからず仕事選びが難航することがあります。特に20代前半は社会人経験が浅いこともあり興味や関心ではなく、単にいいと思うもので就職先を選びがちです。
転職を始めるうえで、まず必要なのは業種や職種への理解です。自分の興味や関心を広げて、どのような職種があるのかを知ることで自分のやりたい仕事を見つけやすくなり、就職活動や転職活動をスムーズに進められるでしょう。
「業種」は企業が所属する産業のカテゴリーを指し、「職種」は仕事の内容に基づいて区別される職業のカテゴリーを指します。以下で職種と業種の詳しい違いを解説します。
さまざまな分野の職種が存在しており、厚生労働省の職業分類によると合計で440つの異なる職種があります。転職後に実際に行う仕事内容に影響を与えるのは、業種よりも職種です。
就職を検討する際には、職種の選択が重要といえるでしょう。
▼業種の例
大規模な企業の場合、複数の業種に関与することも多いです。さらに同じ職種であっても、業種が異なると実際の仕事内容に大きな違いが生じることがあります。
また、同じ業種に属する企業は、同じような種類の事業にサービスを提供するのが一般的です。
職種と業種の違いを理解したら、次は職種の種類と主な仕事内容を学びましょう。興味のある仕事内容から職種を選んだり、もともと関心のあった職種にほかの仕事内容があることを知ったりして、転職の際の参考にしてみてくださいね。
事務系や管理系の職種は特定の資格やスキルが必要な場合があります。通常は、入社後に担当部署に配属され、実務を通じて必要な知識やスキルを習得していくのが一般的です。
▼職種の例
営業活動は個人だけでなく、チームで売上目標を設定し、営業成績によっては高収入を得られるのも魅力です。この職種は自社の製品やサービスを詳しく理解し、顧客の要望に適切に対応することが求められます。
また、長期間にわたり顧客と円満な関係を構築し、アフターサポートを提供する場合もあります。
▼職種の例
これらの職種は商品やサービスを顧客に提供し、顧客満足度を高める仕事を担うのが一般的です。販売やサービスの分野での仕事は、コミュニケーションや対人スキルが求められることが多く、接客業をはじめとするさまざまな業界で求められています。
▼職種の例
各職種では作業環境だけでなく、必要なスキル、知識、経験、使用するコンピューターやソフトウェアなども異なります。また、個人で行う作業もあれば大規模なチーム協力が必要な場合もあります。
▼職種の例
医療・福祉系には多くの職種が存在し、それぞれ雇用条件、待遇、労働環境が異なります。また、国家資格を必要とする職種も多く、特定の仕事には専門的な資格や知識が必要で、専門の大学や大学院で学ぶことが一般的です。
▼職種の例
ほとんどの農林水産業者は、自然の資源を得る第1次産業に属し、これらの資源を加工して食品を生産する場合は製造業(第2次産業)に該当します。
▼職種の例
また、公立学校での教職を希望する場合、教員免許を取得し、さらに地方自治体の教員採用試験に合格する必要があります。
▼職種の例
近年ではタクシー運転手の需要が供給に追いつかず、ドライバー不足が課題です。そのため、タクシー運転手の職業は転職の選択肢として注目を集めています。
▼職種の例
これらの職種には資格が求められることが多く、資格取得には試験や実務経験が必要な場合があります。
▼職種の例
一般的に、保安系の職業に従事するためにはトレーニングや、特定の資格が求められることが多いです。
▼職種の例
転職活動を行う際、業界だけでなく具体的な希望職種を考えることが大切です。希望職種を見つけるための方法をご紹介します。
また、専門的なスキルや知識を持っている場合、それを活かせる専門職や技術職に進むことも考えられます。就職は重要ですが、単に働くだけでなく、長期的に楽しめる「好きなこと」を選ぶことが長続きする秘訣といえるでしょう。
逆に、嫌なことや苦手なことは避けたほうが賢明かもしれません。
たとえば、仕事仲間や上司から「あなたはチームをまとめるのが得意だ」「コミュニケーション能力は素晴らしい」などといわれた経験があれば、リーダーシップやコミュニケーションに強みがあることを発見できます。このような過去の評価や経験を振り返ることで、自分がどの分野で輝けるのかを見つけ出し、転職に役立てられるかもしれません。
診断結果をもとに、あなたが活躍する可能性の高い会社からスカウトが届くため、自分に合った仕事を効率的に見つけることも可能です。
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自分が望まない仕事を続けることは、将来的に大きなリスクを抱える可能性が高まります。向いていない職業にとどまることで、仕事へのモチベーションが低下し、スキルがいつまで経っても向上しないかもしれません。
もし、いま転職を検討しているならば、自分に合った職業を見つけることが大切です。自分がやりたい職種に就けば、仕事に対して前向きな姿勢を保てます。 将来にわたって充実したキャリアを築くための一歩を踏み出してみましょう。
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なりたい・希望職種がわからない人は多い!
内閣府が発表した「就労等に関する若者の意識」によると、仕事の選び方で「自分のやりたいことができる」と回答した人は88.5%いる一方で、やりたいことがないと回答した人は平成29年度で18.5%いることがわかりました。
自分自身への理解が不足していると、やりたいことや好きなことがわからず仕事選びが難航することがあります。特に20代前半は社会人経験が浅いこともあり興味や関心ではなく、単にいいと思うもので就職先を選びがちです。
転職を始めるうえで、まず必要なのは業種や職種への理解です。自分の興味や関心を広げて、どのような職種があるのかを知ることで自分のやりたい仕事を見つけやすくなり、就職活動や転職活動をスムーズに進められるでしょう。
業種と職種の違いについて
「業種」は企業が所属する産業のカテゴリーを指し、「職種」は仕事の内容に基づいて区別される職業のカテゴリーを指します。以下で職種と業種の詳しい違いを解説します。
職種|仕事の種類
「職種」とは、仕事や職業を分類するためのカテゴリーのことです。同じ職種に属する人たちは共通のスキルや知識が必要とされるため、同じ種類の業務や職務内容を担当する人々が同じ職種に属します。さまざまな分野の職種が存在しており、厚生労働省の職業分類によると合計で440つの異なる職種があります。転職後に実際に行う仕事内容に影響を与えるのは、業種よりも職種です。
就職を検討する際には、職種の選択が重要といえるでしょう。
業種|事業の種類
「業種」とは、企業や組織が営む事業や産業の分類を指します。総務省の日本標準産業分類によると、業種の分類は20の大分類と99の中分類が存在し、具体的な分野の例として以下の業種があります。▼業種の例
- 製造業
- 金融・保険業
- 不動産業
- 運輸・通信業
- サービス業
- 水産・農業
- 建設業
大規模な企業の場合、複数の業種に関与することも多いです。さらに同じ職種であっても、業種が異なると実際の仕事内容に大きな違いが生じることがあります。
また、同じ業種に属する企業は、同じような種類の事業にサービスを提供するのが一般的です。
【系統別】職種名を一覧にしてざっくり紹介
職種と業種の違いを理解したら、次は職種の種類と主な仕事内容を学びましょう。興味のある仕事内容から職種を選んだり、もともと関心のあった職種にほかの仕事内容があることを知ったりして、転職の際の参考にしてみてくださいね。
事務系
事務職は、書類の作成、処理、ファイリング、整理、データ入力、電話応対、来客応対など、さまざまな一般的な事務業務を担当する職種です。主に企業などのオフィスで働き、組織内の運営に不可欠な役割を果たします。事務系や管理系の職種は特定の資格やスキルが必要な場合があります。通常は、入社後に担当部署に配属され、実務を通じて必要な知識やスキルを習得していくのが一般的です。
▼職種の例
- 一般事務
- 営業事務
- 経理事務
- 総務事務
- 人事事務
- 法務事務
- 貿易事務
- 学校事務
- 医療事務
営業系
営業系は企業の利益を増やすために、商品やサービスの販売や顧客との契約などを担当します。営業担当者は顧客に自社の製品、サービス、技術、情報、データなどの購入を促し、取引を成立させる役割です。営業活動は個人だけでなく、チームで売上目標を設定し、営業成績によっては高収入を得られるのも魅力です。この職種は自社の製品やサービスを詳しく理解し、顧客の要望に適切に対応することが求められます。
また、長期間にわたり顧客と円満な関係を構築し、アフターサポートを提供する場合もあります。
▼職種の例
- 法人営業
- 個人営業
- メーカー営業
- 商社営業
- 代理店営業
販売・サービス系
販売・サービス職は、製品やサービスを最終消費者である顧客に販売、または提供する仕事です。営業職との違いは顧客が既に購買意欲を持っていることで、販売において最後のあと押しの役割を果たします。これらの職種は商品やサービスを顧客に提供し、顧客満足度を高める仕事を担うのが一般的です。販売やサービスの分野での仕事は、コミュニケーションや対人スキルが求められることが多く、接客業をはじめとするさまざまな業界で求められています。
▼職種の例
- 販売員
- キャビンアテンダント
- ホテルスタッフ
- 美容師
- 調理師
- 飲食スタッフ
- 娯楽業スタッフ
IT・Web系
IT・Web系は主にコンピューターやインターネットを活用した情報処理に関連する技術全般を指し、ほとんどの企業で欠かせない職種です。IT系の職種は多くの分野があり、専門学校や大学で専門的な知識をつけたうえでキャリアをスタートさせることが一般的です。各職種では作業環境だけでなく、必要なスキル、知識、経験、使用するコンピューターやソフトウェアなども異なります。また、個人で行う作業もあれば大規模なチーム協力が必要な場合もあります。
▼職種の例
- システムエンジニア
- プログラマー
- ITコンサルタント
- データサイエンティスト
- システムコンサルタント
- カスタマーエンジニア
医療・福祉系
医療・福祉系の職種は、健康管理や社会支援に関連するさまざまな職種や職業を指す広範な分野です。一般的には医療機関、福祉施設、介護施設などで働き、幼児から高齢者、要介護者のケアを担当します。医療・福祉系には多くの職種が存在し、それぞれ雇用条件、待遇、労働環境が異なります。また、国家資格を必要とする職種も多く、特定の仕事には専門的な資格や知識が必要で、専門の大学や大学院で学ぶことが一般的です。
▼職種の例
- 看護師
- 介護福祉士
- 薬剤師
- 介護職・ヘルパー
- 医療ソーシャルワーカー
- 理学療法士
- 臨床検査技師
農林漁業系
農林漁業系の職種は、農作物の栽培や収穫、家畜や養蚕の飼育、木材の生産と伐採、水産物の捕獲や養殖など、農林漁業に関連する仕事に従事するのが特徴です。食以外にも木材の供給や国土の保全、自然環境の保護など、さまざまな役割を果たしています。ほとんどの農林水産業者は、自然の資源を得る第1次産業に属し、これらの資源を加工して食品を生産する場合は製造業(第2次産業)に該当します。
▼職種の例
- 農業関連職種:農家/農業従事者、畜産農家、農産物の収穫作業者、農業コンサルタント
- 林業関連職種:木材伐採者、木材加工、森林保護員、森林管理者、林業コンサルタント
- 漁業関連職種:漁師/漁業従事者、漁船船員、漁業調査員、漁業技術者、漁業コンサルタント
教育系
教育関連の職種は教師が一般的な例ですが、大学で専門知識を教える教授や、予備校や塾など学校外で勉強を教えるなどさまざまな仕事があります。教師になるためには小学校や高校など、学校の種類によって異なる種類の教員免許が必要です。また、公立学校での教職を希望する場合、教員免許を取得し、さらに地方自治体の教員採用試験に合格する必要があります。
▼職種の例
- 教員(小学・中学・高校)
- 大学教授
- 幼稚園教諭
- 保育士
- 専門学校教員
- 特別支援学級の教員
- 教育コンサルタント
- 教育研究者
- 学習塾・予備校講師
- 学習支援スタッフ
- 学校カウンセラー
輸送・機械運転系
輸送・機械運転という職種は、運転士としての職務から建設業や廃棄物管理に関わる重機やトラックの操作など、多岐にわたる仕事が存在します。これらの職業には一般的に特定の資格が必要で、実務経験や事故の経歴に対する厳格な審査が行われることがあります。近年ではタクシー運転手の需要が供給に追いつかず、ドライバー不足が課題です。そのため、タクシー運転手の職業は転職の選択肢として注目を集めています。
▼職種の例
- バス運転手
- 電車運転士
- トラックドライバー
- タクシードライバー
- 重機オペレーター
- 自動車整備士
- パイロット
- 船舶の船長や船員
- 軍用車両の運転手
建築・土木系
建築分野はビル、マンション、戸建住宅の建設が主な仕事で、建設業界内にはゼネコン、ハウスメーカー、設計事務所、設備関連業種などが存在します。 一方、土木工事は主に道路、鉄道、橋梁、トンネルなどのインフラ建設が主な仕事です。これらの職種には資格が求められることが多く、資格取得には試験や実務経験が必要な場合があります。
▼職種の例
- 建築士
- 土木工事施工管理技士
- 建築施工管理技士
- 電気工事士
- 造園・環境デザイナー
- 建築模型製作スタッフ
- 設備工事施工管理技士
- 土木設計技術者
- 建築CADオペレーター
- 土木CADオペレーター
保安系
保安系の職業は通常、自衛官、司法警察職員、および保安に関連する仕事に分類されます。これらの職業は、安全やセキュリティに関する多くの業務を担当し、社会全体の安全とセキュリティを確保・維持する重要な役割を果たしています。一般的に、保安系の職業に従事するためにはトレーニングや、特定の資格が求められることが多いです。
▼職種の例
- 警察官
- 消防士
- 自衛隊員
- セキュリティガード
- 航空保安員
- イベントセキュリティスタッフ
- セキュリティコンサルタント
- 捜査官
なりたい職種を見つけるための方法3つ
転職活動を行う際、業界だけでなく具体的な希望職種を考えることが大切です。希望職種を見つけるための方法をご紹介します。
1.楽しいと感じることや得意なことから探す
希望する職種が見つからない場合、自分の得意なことや楽しいと感じることから探すのもひとつの方法です。たとえば、人とのコミュニケーションが得意な人は、営業、販売、人事関連の職種が合っている可能性が高いでしょう。また、専門的なスキルや知識を持っている場合、それを活かせる専門職や技術職に進むことも考えられます。就職は重要ですが、単に働くだけでなく、長期的に楽しめる「好きなこと」を選ぶことが長続きする秘訣といえるでしょう。
逆に、嫌なことや苦手なことは避けたほうが賢明かもしれません。
2.他者から認められたことを思い出す
自分自身の好みや得意分野を特定するのが難しい場合、過去に他人から評価された経験をもとに、向いている職種を探すのもおすすめです。仕事やプライベートで褒められた経験や、持っている能力を振り返りましょう。たとえば、仕事仲間や上司から「あなたはチームをまとめるのが得意だ」「コミュニケーション能力は素晴らしい」などといわれた経験があれば、リーダーシップやコミュニケーションに強みがあることを発見できます。このような過去の評価や経験を振り返ることで、自分がどの分野で輝けるのかを見つけ出し、転職に役立てられるかもしれません。
3.適職診断を受験する
自己分析に行き詰まりを感じたときは、適職診断を受けてみるのもおすすめです。ミイダスの「コンピテンシー診断」では質問に答えるだけで、あなたのパーソナリティやストレス耐性、向いている仕事、相性の良い上司・部下のタイプなどを分析します。診断結果をもとに、あなたが活躍する可能性の高い会社からスカウトが届くため、自分に合った仕事を効率的に見つけることも可能です。
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職種を知って、やりたい仕事を見つけよう!
自分が望まない仕事を続けることは、将来的に大きなリスクを抱える可能性が高まります。向いていない職業にとどまることで、仕事へのモチベーションが低下し、スキルがいつまで経っても向上しないかもしれません。
もし、いま転職を検討しているならば、自分に合った職業を見つけることが大切です。自分がやりたい職種に就けば、仕事に対して前向きな姿勢を保てます。 将来にわたって充実したキャリアを築くための一歩を踏み出してみましょう。