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目次
  1. 異業種転職をする際の志望動機の考え方
  2. 【業種別】異業種転職の履歴書にも使える志望動機の例文
  3. 異業種転職の志望動機を企業が評価するポイント
  4. 異業種転職に関するQ&A
  5. 志望動機を明確にして異業種転職を叶えよう
「異業種の企業に転職したい!でも、志望動機はどう考えたらいい?」
「異業種への採用選考で、しっかり企業から評価してもらえるか不安」

と思っていませんか?

現職・前職とは違う業種へ転職するのは、大きなチャレンジです。しかし、企業から見ると異業種へ転職する理由や志望動機が気になるもの。選考時には多くのケースで聞かれるため、企業に合わせてしっかり志望動機を考えて伝えられるように準備しておくことが大切です。

本記事では、異業種転職時の志望動機の考え方や例文、企業の視点で見た評価ポイントを解説します。異業種転職を成功させ、新たなキャリアの第一歩を踏み出したい方は、ぜひご一読ください。

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異業種転職をする際の志望動機の考え方


異業種転職の志望動機は、自己分析の内容が軸になります。下記のことを分析できていない場合は、ぜひ考えてみてください。

  • 異業種転職の目的や理由は何か
  • 持っているスキルや経験が転職先で活かせるか
  • 転職先で叶えたいキャリアや目標が明確か
  • 自分の適性や能力が転職先の仕事に合っているか

ひとつずつ詳しく解説します。

異業種転職の目的や理由は何か

これまでと同じ業種ではなく、異業種に転職をしたい目的や理由は何でしょうか。どのように考えて異業種転職を選択したのか、はっきりさせましょう。

たとえば、下記のような目的や理由が挙げられます。

  • 描いているキャリアを実現させたい
  • 新たな技術を習得してスキルアップを叶えたい
  • 応募した業種に興味を持つきっかけがあった

自分のキャリアを実現させるためであっても、その業種を選択した理由が重要です。「なぜ、この業種でなければいけないのか」を明確にしましょう。加えて志望する企業を選んだ理由も考えておくと、あとから役立ちます。

持っているスキルや経験が転職先で活かせるか

異業種転職で大切になるのが、現職または前職のスキルや経験が転職先で活かせるかということです。 異業種転職は、業種の分類が違う企業へ転職することです。

つまり、営業や経理などの職種の変更は問いません。 たとえば、金融業の営業をしていた人が食品業のルート営業に転職、サービス業の経理をしていた人が卸売業の経理に転職するなどが挙げられます。

職種が同じであっても、転職先の企業では業務範囲が異なることもあります。自分が持っているスキルや経験は何なのかを棚卸し、どのように活かしていけるのかを明確にしましょう。

有しているスキルや経験が転職先の業務と関連性が高い場合は、異業種転職のハードルが下がりやすくなります。

転職先で叶えたいキャリアや目標が明確か

転職したら、どのようなキャリアを叶えたいでしょうか? 「今あるスキルの専門性を深めて、契約件数増加に貢献したい」「リーダーの立場を経験し、ゆくゆくはチームをまとめるマネージャーを目指したい」など、転職後のなりたい姿を明確にしましょう。

今後のキャリアや目標が明確でないと「なぜうちに転職したいのかわからない」と企業側に思われる可能性があります。

自分の適性や能力が転職先の仕事に合っているか

志望動機を考えるうえで、自分の職務適性や潜在的に持つ能力に注目してみるのもおすすめです。自分では気づきにくい適性や能力を把握するには、適性検査の受検が有効です。

適性検査で自分の内面を可視化することで、強みや思いもよらなかった特性が確認できます。向いていないと思っていた業務に適性がある、と判明されることもあるのです。

しかし「本格的な適性検査を受けるには高額な費用がかかるのでは?」と思う方もいるでしょう。そこでおすすめしたいのが、中途採用サービス「ミイダス」が提供する「コンピテンシー診断です。

自分に適した仕事のほか、パーソナリティの特徴やストレス耐性といったことを無料で分析できます。各項目を10段階で評価するため、自分の強み・弱みの把握にも有効です。

異業種転職をしたいけれど、本当に自分に合っているのだろうか」とお悩みの方は、コンピテンシー診断の結果をぜひ取り入れてみてください。

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また、無料の診断ツールは下記の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。

関連記事:転職で自分に合った仕事を見つけるには?無料の診断ツールも紹介

【業種別】異業種転職の履歴書にも使える志望動機の例文


異業種転職の履歴書や面接で使える、志望動機の例文を紹介します。

  • 建設業(事務)
  • 不動産業(営業)
  • 製造業(仕訳・検品)
  • サービス業(保育士)

それぞれの志望動機の例を紹介するので、参考にしてみてください。

建設業(事務)

現在、飲食業の事務をしていて、建設業の事務へ異業種転職する場合を想定した志望動機です。

志望動機飲食業界での事務経験が4年あります。データ管理や経理文書の作成が得意です。 異なる業界に転職する理由は、これまでの経理経験を活かしつつ、新たな専門知識を習得し、スキルアップを図りたいと考えているからです。

貴社は多様な建設プロジェクトに関わっており、業界を牽引している点に魅力を感じて志望しました。高い専門知識を要求されることが、スキルアップを目指す私に最適だと思っています。

飲食業界で培ったスムーズなコミュニケーションや効率的に処理できる事務スキルを活かし、貴社の事務周りの効率化に貢献していきたいです。1日も早く新たな知識を習得し、貴社の成長に貢献できるよう努力します。

不動産業(営業)

生命保険営業の経験がある人が、不動産業に転職するケースの志望動機です。

志望動機これまで生命保険の営業に、3年間取り組んできました。丁寧な顧客対応と適切な商品の提案力に自信があります。 異なる業界を志す理由は、提案する商品が無形から有形へ変わった際に、私の営業力が通用するのか試したいと思ったからです。

貴社を志望したのは、カジュアル面談のときにお会いした◯◯さんから伺った話に感銘を受けたためです。◯◯さんのように真摯にお客様と向き合い、信頼関係を構築できる不動産営業を目指したいと思っています。

また、これまで培った営業力が貴社でも活かせるのではないかと思ったのも理由のひとつです。 すでに不動産業の知識を書籍で学び始めています。

生命保険と不動産では必要な知識が違いますが、新たに学んでいくことは苦になりません。 貴社の契約数増加に寄与できるよう、目標を定めて進んでいきます。

製造業(仕訳・検品)

同じ製造業ではありますが、菓子製造からアパレル製造の企業へ転職する際の志望動機です。今回のケースでは、仕訳・検品作業のスキルがある人を想定しています。

志望動機菓子製造工場で商品の仕訳・検品作業を行い、的確に不具合のある商品を見分けるスキルを磨いてきました。安定感の高さから、新人教育を担うリーダーの役割も任されました。

しかし、長らく抱いていたファッションに対する想いが拭いきれず、新たな挑戦として貴社のアパレルブランド製造工場を志望しています。 貴社を選んだきっかけは職場見学にあります。商品に対する要求が高く、徹底した品質管理が求められていることを知りました。

実際に製造現場を見て、私が菓子製造工場で経験してきたスキルを活かすことができ、貴社商品の品質向上に貢献できるのではないかと感じています。 転職後は、現場における品質管理の課題解消を目指すほか、新人教育をしてきた経験を活かしてマネジメントにも挑戦したいです。

サービス業(保育士)

公立保育園で保育士として活躍してきた経験を活かし、介護サービスを行う企業の企業内保育所へ転職するという設定の志望動機を紹介します。

志望動機公立保育園で、保育士として10年の経験を積んできました。転職を希望する理由は、夫の転勤に伴う状況変化によるものです。 これを機に、新たなキャリアに向けて踏み出そうと考えています。

貴社の企業内保育所は、子どもの感情と成長を大切にし、保護者のサポートにも力を入れている点がとても魅力的です。私は未満児から3歳以上児まで、幅広い年齢層の子どもたちと共に過ごし、それぞれの成長段階に合わせた保育を実践してきました。

これまでの経験や知識を貴社の企業内保育所で活かし、子どもたちが安心して成長できる環境を作っていきたいと考えています。

異業種転職の志望動機を企業が評価するポイント


採用の際に企業が重視する評価ポイントを紹介します。

  • 応募職種や企業について理解しているか
  • 新たなスキルを習得する前向きさや柔軟性があるか
  • 志望動機がネガティブではないか
  • 採用するメリットがあるか

履歴書だけではなく、面接のときにも使えるポイントですので、前述した「志望動機の考え方」とあわせて意識して取り入れていきましょう。

応募職種や企業について理解しているか

応募職種の仕事内容はもちろん、企業のミッションや事業への理解ができていないと評価のマイナスポイントとなります。企業からは「調べてきていないなら、うちに興味がないのではないか」「理解できていない状態で入社したら、すぐ離職するのでは」という懸念につながるのです。

転職する側としても「入社したらイメージと違う企業だった」という後悔の原因になる場合があります。転職したらどのような仕事をするのか、応募前に調べて自分なりに理解しておくことが成功のコツです。

不明点がある場合は面接のときなどに確認し、すべて解消してから最終的な決定をするようにしましょう。

新たなスキルを習得する前向きさや柔軟性があるか

異業種転職では、これまでの経験が活かせる部分はあるものの、新たなスキルや知識を習得していく必要もあります。採用選考では、これから新たなことを前向きに習得し、成長していく意欲があるかどうかをチェックされます。

今までのやり方に固執して新たなことを覚える気持ちが伺えないなど、柔軟性に欠ける部分はマイナスだと捉えられてしまうでしょう。

志望動機がネガティブではないか

ネガティブに感じられる志望動機は、企業にいい印象を与えません。たとえば、下記のような志望動機が代表例です。

  • なんとなく違う仕事がしたい
  • 現職や前職に不満がある
  • 勉強させてほしい、企業に育ててもらいたい

現職・前職の愚痴や仕事がつらいなどの発言はマイナスポイントになります。入社させた場合「また同じ理由で転職されるのでは」と思われてしまう可能性があるからです。

できるだけポジティブな印象を感じてもらえる志望動機を考えましょう。

採用するメリットがあるか

業界での経験や知識、スキルがなかったとしても、企業側は入社後に活躍が期待できる人材を欲しいと思っています。

  • 企業の社風と合うか
  • 良好な人間関係を構築できるか
  • 積極的に新たな分野の知識を学んで、近い将来に活躍してくれそうか

上記のようなことを、評価ポイントにして採用するメリットを探ります。転職したらどのように企業に貢献できるのか、採用担当者を納得させられる志望動機が必要です。

異業種転職に関するQ&A


転職をするにあたって「異業種へのキャリアチェンジは難しいの?」「面接では、どのような質問を受けるのだろう?」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、2つの疑問について解説します。

異業種へのキャリアチェンジは難しい?

新卒で入社した会社を3年以内に辞めた第二新卒(おおむね25歳前後)は、比較的異業種への転職が叶いやすいといわれています。 しかし年齢が上がるにつれ、異業種転職のハードルは高まる傾向に。

多くの企業は仕事をするうえで、必要なスキルや経験などを有している即戦力人材を求めているからです。 自分のキャリアを叶えるために異業種転職を希望するなら、年齢が少しでも若いうちに動いたほうが得策といえるでしょう。

40代・50代で転職を成功させる方法は、下記の記事にて解説しています。あわせてご一読ください。

関連記事:40代の転職を成功させる方法は?自分の強みを理解して自分にあった活躍できる会社を探そう
関連記事:50代での転職の現実。厳しいと言われる理由と成功させる方法とは?

なお、異業種転職に成功した事例は下記で紹介しています。どのようにして成功させたのか、転職活動の参考になる部分もありますので、ぜひご覧ください。

関連記事:営業職の異業種転職に成功!トントン拍子に転職先が決まった理由とは?
関連記事:30代営業マン。異業種転職の武器になったものは…趣味の釣り!

異業種転職の面接でよくある質問内容は?

異業種転職の面接で聞かれやすい質問内容は下記のとおりです。

  • この業界を選んだ理由を教えてください
  • 現在の仕事を辞めて転職したい理由は何ですか?
  • 新しい仕事をするうえで役立つ経験やスキルはありますか?
  • 大きな仕事を成し遂げた経験はありますか?また、どのように達成に導きましたか?
  • 転職して叶えたいキャリアプランを教えてください

業界や企業の研究、自己分析ができていれば、これらの質問にもスムーズに答えられるはずです。面接官と会話のキャッチボールをするなかで、前向きな転職であることを伝えていきましょう。

志望動機を明確にして異業種転職を叶えよう


異業種転職をする際の志望動機の考え方や、具体的な例文などを解説しました。志望動機を考えるときには、自己分析を通して「異業種を志す理由は何なのか」「これからどういったキャリアを叶えたいのか」といったことを明確にしましょう。

これまで培ってきたスキルや経験を、転職後にどう活かせるか伝えられるようにしておくと効果的です。 しかし、志望動機を考えていく際に「本当にこの業種に向いているのだろうか」と思うこともあるかもしれません。

そんなときは、ミイダスが提供する「コンピテンシー診断」を活用してみてください。 あなたに適性のある仕事がわかるだけではなく、営業やルーチンワークなどをしたときのストレス度合いも可視化できます。

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