「自分のスキルを高めたい」と考えている方は多いはず。転職で成功するためにも高めておきたいとスキルはたくさんありますが、実際スキルを持っていることで求人や収入はどうなるのでしょうか?
今回は、誰もが気になる「英語のスキル」にフォーカスを当てます。年収や職種との関係性、そして活かせる業種の割合などを、データを見ながら考えていきたいと思います!
英語かぁ...学生時代から勉強してきた割に、苦手だという人も多いよね。だからこそ気になる「英語のスキルと給料の関係」実際どうなんだろう?
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英語のスキルレベルを求職者全体で調査
まずは、求職者全体に対して、英語のスキルがある人の割合です。日常会話レベル以上のスキルを持つ人は全体の約36%と、決して多くはないということが分かりますね。
誰もが持ってるわけではない、英語のスキル。それだけで市場価値が上がりそうですが、実際「英語のスキル」があるかないかで、年収に違いが出るのでしょうか?
英語のスキルと年収の関係
誰もが目指していきたい年収800万円以上の高額年収層を見てみると、やはり英語のスキルが高い方の割り合いが高いですね。その一方、日常会話未満の方は全体的に年収が低い傾向にあるということも分かります。もちろん職種や業種によっても違いはありますが、やはり収入アップを目指すなら英語のスキルがあるということは重要なポイントになりそうです。
また、単に英語のスキルがあることで収入がアップするというだけではありません。外資系企業や海外とのコミュニケーションが必要なポジションなど、転職における選択肢の幅が広がりますよね。
そっかー、お金のことだけじゃなくて仕事の幅も広がるよね。ところでさ、英語のスキルってどんな職種や業種で活かせているのかな?
OK、各職種と業種ごとにデータをまとめたわよ!
英語のスキルレベル別の職種をランキング
英語のスキルレベル毎にどういった職種が多いのかを、ランキング形式で見ていきます。
<日常会話レベルの方が多い職種ランキング>
<ビジネス会話レベルの方が多い職種ランキング>
<ネイティブレベルの方が多い職種ランキング>
「日常会話レベル」が多い職種の特徴としては、エンジニア関係や医療関係、その他マーケティングや広報など、専門分野に特化するというわけではなく、幅広い職種がランクイン。更にレベルが上がると、通訳はもちろん外資系企業や海外とのコミュニケーションが必要な職種がランクインしています。
同じ職種であっても、ポジションなどに応じて求められる英語のスキルレベルも異なります。人事側もその職種だけではなく、ポジションに応じて「必要な能力のひとつ」として英語のスキルレベルを見ています。
世界各国に拠点を持つ、あるグローバル企業(外資系)の採用担当の方に話を聞いてきたわ。
「マネージャーは日本人でも、その上司はネイティブです。そのため英語での面接や、外国の拠点にいる上司とテレビ電話で面接ということもあります。英語で現在の仕事内容や成果について、仕事に対するスタンスなど詳細な状況についても話していただきます。」
とのこと。英語のスキルをアピール、というより当然のコミュニケーションツールとして考えられている企業もあるのね。
企業やポジションによって、求められる英語のスキルは違うんだね。ただ単にTOEIC何点、っていうだけじゃ安心できないね。。。
そうね、求められる実力が身についているかどうかが重要なポイントと言えそうね。
次は各業種ごとにどれくらいのスキルレベルの人がいるのか、その割合を見てみましょう。
業種別に英語のスキルレベルを比較
コンサルティング/リサーチやメーカー、商社、監査法人や税理士法人などの専門事務所などは、日常会話レベル以上だという方の割合が多いことが分かります。やはりグローバルにコミュニケーションを取る機会の多い業種ですね。
一方で、「あてはまらない」という方の割合が多いのは外食系や建設、不動産、小売業です。これらの業種は、国内市場をメインとしたビジネスを行っているのが要因のひとつではないかと考えられます。しかし2020年の東京オリンピックなどを見据えて、今後英語のスキルがあるという人材の需要は高まっていくでしょう。
英語のスキルアップは収入アップにつながる!
最近、積極的に採用活動を行なっている外資系企業が増えています。そのため営業などのスキルや専門スキルなどのほかに、英語のスキルがあると市場価値が上がる傾向にあります。同じ職種とポジションであっても、英語のスキルがあれば給料額は1.5倍になるというケースも。
転職市場全体を見ても、英語のスキルを活かせる企業や職種は多数あります。英語のスキルアップは、キャリアアップや収入アップにも繋がるということは間違いなさそうです。
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