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目次
  1. 「アグリテック」ってなんですか?
  2. アグリテック業界ではどんな技術が使われている?
  3. 日本の農業が抱える問題とは?
  4. 日本の農業における難しさとは?
  5. 農業を技術で解決する方法とは?
  6. アグリテックの技術が農業を変える!?

意外と知られていないけど成長中、または今後成長の可能性が高い業界・マーケットをご紹介します。
今回は「アグリテック」について。転職を目指すあなたに、市場の動向をレポートします!

マーケットが拡大している新しい分野では、経験者が少なく人材不足ということもあり、狙い目です。業界未経験でもチャレンジできる可能性が高いというわけです。

 


「アグリテック」ってなんですか?

アグリテックとは?「農業」と「技術」、つまりアグリカルチャー(Agriculture)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。

 

「農業」と「技術」。一見無関係なようにも思える2つの分野ですが、農業に最先端技術を導入することで、これまで農業が抱えてきた多くの課題を解決し始めています。今後もさまざまな技術革新が期待され、大きな可能性を秘めている業界です。

アグリテック業界ではどんな技術が使われている?

  • ICT
    「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略。通信技術を活用したコミュニケーションのこと。
  • IoT
    「Internet of Things」の略。「モノのインターネット」と言われています。インターネットにつなげて、データの送受信ができるようにした「モノ」やデバイスのこと。これにより情報を受け取る、遠隔操作、さまざまなサービスを受けることなども可能に。
  • ロボット技術
    繰り返しの単純作業だけではなく、これまで人間の手でしか行えなかった緻密な作業も可能に。自由度があり、アイディア次第でさまざまな分野に応用できる。

日本の農業が抱える問題とは?

労働者の減少、高齢化
農業は「重労働」「収入が安定しない」などの理由で、個人経営である農家の後継者が減少し、全体的に人手不足。高齢化が進めば、生産性の低下や離農者(農業を辞める人)の増加など、新たな課題も懸念される。

新規就労のハードルが高い
農地や農具を揃えるのが大変。知識や経験を身に付けるのに時間がかかる。

販路の確保・高額な輸送費用
既存の販路(農協がメイン)では、買取価格も安いことが多かった。また輸送費用が高額で、少量の農作物では輸送費用の方が高額になってしまうということもあり、十分な利益が得られない。
 
他にも環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の影響で、海外から安い野菜や果物が輸入されるようにもなり、離農者の増加と共に自給率の低下にも繋がっています。このように農業にはさまざまな課題があります。


日本の農業における難しさとは?


農作業を省力化するための農機などは今までもありましたが、それでも圧倒的に人の労力が必要でした。農業には長年の知識や経験が必要な作業も多く、「勘」に頼っているような側面も。画一的にはできないような繊細な作業もあり、職人のような仕事でもあります。

さらに農作物が相手ですから、天候や気温、土壌などの生育環境が収穫量に大きく影響します。人的努力だけではどうにもならない部分もあり、安定した収入を得ることが難しい。

また、収穫後の販路を確保することも重要です。小規模な農家では販路の新規開拓など、農作業以外のことにまで手が回らないこともありました。このように農業ならではの難しさが新規就労のハードルを上げ、労働者の減少や販路の独占などの課題に繋がっていました。まさに負のスパイラル状態だったというわけです。

農業を技術で解決する方法とは?

農業の手間や労力の軽減
人に頼っていた農作業の負担を軽減できる。

生産性・品質の向上
農作物や栽培環境を管理することで、栽培期間の短縮や生産量向上につながる。高品質な農産物や、機能性野菜の生産なども可能に。

収穫量の予測・管理
農作物や栽培環境を管理することで、さまざまな予測と迅速な対応が可能に。

安定した販路の確保
インターネットを利用した販路が拡大。利益を十分に確保できる価格での販売も可能に。

アグリテックの技術が農業を変える!?

アグリテックのものすごいポテンシャルの高さを感じられたところで、実際どんなものに最先端技術が導入されているのか、実例をほんの一部ご紹介します。



case1.「農業機械」

自動車業界でも注目されている自動運転技術を、農業機械に取り入れたものです。GPSを駆使し、田畑を耕す、田植え、稲の収穫などの農作業が無人操作が実現しました。さらに土を盛り上げて作る「うね立て」をアシストしてくれる農機など、熟練の技が必要な作業などスムーズに行えるようになりました。

case2.「ドローン」

ドローンを取り入れることで、農薬散布、精密農業、害獣対策などの作業も効率よく行えます。赤外線などの光波が取得できるカメラを搭載したドローンが情報を取得し分析することで、広範囲の田畑や農作物のきめ細かい管理もできるようになりました。

case3.「ビニールハウス」

農作物の生育に関わる温度、湿度、光、風、肥料、水などの環境因子をモニタリングし、自動制御することでベストな環境を作ることで生産性の向上につながります。

このようにさまざまな技術が導入、活用され始めたことで農業の課題を解決しています。
「重労働」「人手不足」「不安定」「豊富な知識や経験がないとできない」そんな、今まであった農業という仕事の常識や価値の軸を覆す。

アグリテックはまさに農業イノベーションなのです!