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目次
  1. コロナウイルス禍によって、突然ニューノーマルになった「テレワーク」
  2. 「HRテック」とはどのような業界なのか?
  3. 「テレワーク」の普及でHRテック関連業界が有望な理由
  4. HRテック業界の動向を読み解く
  5. 「異業種・未経験でも転職成功の可能性大」なポイント

コロナ禍の中で急速に普及したテレワーク。テレワークの導入企業も増えたことで注目を集めているのが「HRテック関連業界」です。
人事関連業務を担う「HRテック業界」で異業種・未経験でも転職に成功する可能性大なポイントとは?転職を目指すあなたに、市場の動向をレポートします。


コロナウイルス禍によって、突然ニューノーマルになった「テレワーク」

テレワークとは?情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。

新型コロナウイルス禍をきっかけにテレワークを導入・実施する企業が急増した事で、「HRテック」関連サービスを提供する企業・業界が脚光を浴び始めているというのです。異業種・未経験からの転職成功の可能性はあるか?チェックしてみましょう!


「HRテック」とはどのような業界なのか?

HRテックとは?「ヒューマン・リソース=人事領域(HR)×テクノロジー(Tech)」

IT技術を活用し、人事関連の業務効率化を図るために開発された製品やサービスのこと。教育、金融、医療、農業などなど...今、あらゆる業界で進んでいるIT技術活用によるイノベーション。今話題の「〇〇テック」系ワードです。
HRテックの国内市場は2023年度には1,000億円規模にまで急拡大する(※)と言われており、もの凄い勢いで市場規模が拡大しています!

※出典:ミック経済研究所の調査結果

「テレワーク」の普及でHRテック関連業界が有望な理由

テレワークの普及を阻む要因はいくつかあります。そのうちの一つが「テレワークではできない仕事がある」という事が挙げられます。人事関連の業務もその一つです。

主な人事関連の業務をまとめると

  • 採用管理
  • 従業員の勤怠管理
  • 従業員の育成・評価
  • 従業員のモチベーション維持
  • 労務管理


など。企業にもよりますが、このように幅広い業務を担っています。その中にはやはり、テレワーク導入のネックとなる業務があります。「従業員のモチベーション維持」など、組織内のコミュニケーションが欠かせないものも多いからです。 しかし人事労務領域においてもITを活用した製品やサービスを導入する企業が増加。テレワークでも対応できる業務へと変革しつつあります。今後もテレワークの普及と共に、HRテックの需要は高まる事が予想されます。

HRテックってどんなものなのか?

勤怠管理システム
従業員の出勤、退勤、休みなどを記録し、管理できるシステム。携帯やweb上のログイン画面などから記録できるので、テレワークの従業員の勤怠が一元管理できる。シフト管理、休暇申請などの管理をできるものもあり、複雑な勤怠管理も可能。

給与計算ソフト
従業員の給与、税金のほか、社会保険料や年末調整なども自動計算が可能になるシステム。自動で計算されるため、給与計算などの知識がない人でも操作可能。

給与明細の電子化
給与明細書を電子化してweb上で閲覧できるシステム。

労務管理システム
社会保険、健康保険、雇用保険などの手続きや、住所や扶養家族などの情報管理もできる。 労働基準法や男女雇用機会均等法など多くの労務関係法令を遵守しながら、労務管理業務をサポートする。

タレントマネジメントシステム
従業員の人事情報をデータベース化し、一元管理できる。人材分析などから最適な配置など組織戦略を補助できるようなサービスもある。

ピアボーナス
従業員の日々の貢献を見える化し、賞賛すると共に少額の報酬を送るというシステム。モチベーションの向上と組織の連携強化につながる。組織改革を推進するツールとして最近注目されている。


HRテック業界の動向を読み解く

注目すべき新聞記事が2020年4月に掲載されていました。急速に普及したテレワークですが、いくつかの解決すべき課題が挙げられています。その中でもテレワークでは解決が難しいとされている課題が以下の2つ。

  • 従業員のモチベーション低下

  • コミュニケーション不足


これらの課題を解決するHRテックのサービスが登場しています。中でも注目されるのが「ピアボーナス」。従業員同士が成果を評価し合い、報酬を与え合うというもの。
ピアボーナスはグーグルなど、人材の流動性が高い欧米のIT企業では既に取り入れられていました。従業員の日常的な貢献を評価し、活躍を認め合う。モチベーションの向上だけでなく、離職を抑制する狙いもあるようです。この「ピアボーナス」というサービスを展開するユニポスの記事から、HRテック関連業界における動向が見えました。

動向:「従業員の心のケア」「モチベーションと生産性の向上」を視野に入れた製品やサービスが増える

「新型コロナの感染拡大でテレワークが急速に普及するなか、政府は企業に出勤7割減を要請。今後も在宅勤務の流れが加速する見通し。コミュニケーション不足を改善しようとピアボーナスの問い合わせが増えており、現在は伊藤忠商事など340社が利用する。ユニポスの斉藤知明社長は「今後社員のモチベーション維持は企業にとって重要になる」と話す。」
(2020年4月20日 日本経済新聞朝刊 007ページ掲載)

動向:テレワークの普及で、人事におけるさまざまな制度も変革していく

パーソル総合研究所(東京・千代田)の調査によると、新型コロナの感染拡大の影響でテレワークを実施している6,273人のうち、69%が「初めてテレワークをした」と答えた。小林祐児主任研究員は「テレワークは業務過程が見えにくい」と指摘し、「これまでの曖昧な総合評価から職務責任を問う評価に変わる」と分析する。
(2020年4月20日 日本経済新聞朝刊 007ページ掲載)

募集が増えそうな職種
  • 技術職 ITコンサルタント、エンジニア、プログラマなど
  • その他企画、マーケティング、営業、コンサルタントなど


「異業種・未経験でも転職成功の可能性大」なポイント

HRテック関連の製品やサービスは、誰にでもイメージしやすいジャンルなのではないかと思います。給与や社会保険、コミュニケーションやモチベーションに関するものなど、自分が人事関連の業務に詳しくなくても、従業員目線でイメージできるからです。
「こんな製品やサービスがあったら良いのに」そんな発想が開発に結びつく分野だと言えます。テレワークの導入、定着には人事関連の業務でさまざまな課題が挙げられているので、今後もさまざまな課題を解決するための製品やサービスが増える事が予想されます。
日本においてHRテックは発展途上にあるマーケットですから、異業種・未経験からの転職成功の可能性も高いと言えるでしょう。