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目次
  1. キャパオーバーとは?
  2. もしかしてキャパオーバーかも?サインや兆候を確認してみよう
  3. キャパオーバーを引き起こす原因
  4. キャパオーバーになりやすい人の特徴
  5. キャパオーバーになった際の対処法
  6. ミイダスで自分のストレス要因をチェックしてみよう
「なんだか最近、ずっと仕事に追われている」
「毎日いっぱいいっぱいで、心に余裕がない……」

もしあなたが今、そう感じているならそれは「キャパオーバー」のサインかもしれません。 「キャパオーバー」とは、仕事量や精神的な負担が、個人の能力や処理能力の限界を超えてしまった状態のことです。

この状態が続くと、普段ならしないようなミスが増えたり、イライラしやすくなったり、心身のバランスを崩してしまうことも少なくありません。 本記事では、キャパオーバーのサインや原因、なりやすい人の特徴や対処法を紹介します。

また、ミイダスでは、ストレスを感じやすい条件や環境を把握できるコンピテンシー診断(特性診断)を提供しています。無料で診断できるので、ぜひご活用ください。

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キャパオーバーとは?


「キャパオーバー」とは、個人の能力や処理できる限界を超えて、仕事やタスクを抱え込んでしまい、心身ともに負担がかかっている状態を指します。キャパオーバーの状態が続くと、普段なら問題なくこなせる業務にも支障が出始めたり、心身の健康にも影響を及ぼしたりすることも。

パソコンが処理能力を超えてフリーズしてしまう状態をイメージするとわかりやすいでしょう。もし今、仕事に対して「いっぱいいっぱいだ」「余裕がない」と感じているなら、それはキャパオーバーのサインかもしれません。 次の章では、具体的なサインや兆候について詳しく紹介します。

もしかしてキャパオーバーかも?サインや兆候を確認してみよう


キャパオーバーの状態は、自分自身では気づきにくいものです。ここではキャパオーバーのサインや兆候について紹介します。

ミスが増えた

仕事で「キャパオーバー」になっているサインの1つとして、普段はしないようなミスが増えることが挙げられます。疲労やストレスが蓄積されると、集中力や判断力が低下し、ケアレスミスが多くなるのです。

たとえば、以下のようなミスが挙げられるでしょう。

  • 書類の誤字脱字が増える
  • 計算ミスをする
  • 期日を間違える
  • メールの誤送信をする
  • 指示された内容を忘れる

以前はスムーズにできていた業務でも、焦りや不安から確認を怠ったり、複数の作業を同時に行うことで処理しきれなくなったりするかもしれません。れらのミスは単なる不注意ではなく、脳が疲れているサインである可能性が高いです。

もし心当たりがある場合は、一度立ち止まって自分の状況を見つめ直すことが大切です。

残業時間が増えた

仕事に追われて定時で上がれず、残業時間が増えていませんか?キャパオーバーのサインとして、業務時間内に終わらないほどのタスクを抱えていることが挙げられます。たとえば、以下のような状況であれば要注意です。

  • 毎日終電近くまで働いている
  • 持ち帰り仕事が増えた
  • 休日も仕事のことが頭から離れない

残業時間が増える原因はさまざまですが、おもに以下のようなことが考えられます。

  • 短期間に多くの業務が集中している
  • 疲労や集中力の低下により作業スピードが落ちる
  • 優先順位付けや時間配分が適切でない

もし、慢性的に残業時間が増えている場合は、業務量と現在の自分のキャパシティが見合っていないサインかもしれません。放置すると、心身の不調につながる可能性もあります。

何気ないことでイラつくようになった

キャパオーバーの状態になると、普段は気にならないような些細なことに対しても、敏感に反応してイライラしてしまう可能性があります。

  • 職場の同僚の話し方が気になる
  • 電車の遅延に過剰に腹が立つ
  • 家族や友人とのちょっとしたやり取りでカッとなる

心に余裕がなくなると、感情のコントロールが難しくなり、普段なら受け流せる出来事にも敏感になってしまうのです。このような状態が続く場合は、心身が疲弊しているサインかもしれません。

感情の起伏が激しくなり「これまでの自分と違うな」と感じたら注意が必要です。

仕事に行くのが億劫になった

キャパオーバーになると、心身に大きな負担がかかります。そのサインの1つとして「仕事に行くのが億劫になる」という状態が挙げられます。

  • 朝起きるのが辛い
  • 出勤前にため息が増える
  • 職場に足が向かないと感じる
  • 休日が終わるのが憂鬱に感じる など

以前は特に何も感じずに通勤できていたのに、最近は体が重く感じたり、気分が落ち込んだりすることが増えた場合、それはキャパオーバーの兆候かもしれません。 これは、あなたの体が「もうこれ以上は難しい」とサインを出している状態です。

単なる「めんどくさい」いう感情とは異なり、心身の疲弊が背景にある可能性が高いでしょう。 このサインを見逃さず、自身の状態を客観的に見つめ直すことが大切です。

【関連記事:「仕事に行きたくない⋯」仕事で憂鬱になる原因とは?対処法や転職の注意点を解説

気が付いたらボーっとしている

仕事中に集中力が続かず、気が付くと何も考えずにボーっとしている時間が増えていたら、脳が疲弊しているサインかもしれません。具体的には、以下のような状態が挙げられます。

  • 会議中に話が頭に入ってこない
  • 簡単な計算ミスを繰り返す
  • メールやチャットへの返信が遅くなる
  • 指示された内容をすぐに忘れてしまう

これは単なる休憩ではなく、心身が限界に近づいている可能性もあるでしょう。

キャパオーバーを引き起こす原因


キャパオーバーを引き起こす原因は以下のとおりです。

  • 業務量と能力が見合っていない
  • 人手不足などで業務量が増えている
  • 何かしらの悩みを抱えている
  • やるべきことの優先順位をつけられない

業務量と能力が見合っていない

キャパオーバーになる原因として、現在の業務量とご自身の能力が見合っていないことが挙げられます。 具体的には、以下のような状況が考えられるでしょう。

  • 未経験の業務が多い:新しい分野や慣れない業務に多くの時間を取られて、全体の進捗が遅れる
  • スキル不足:必要なスキルや知識が不足しており、業務の効率が上がらない
  • 経験不足:業務の進め方や優先順位の付け方がわからず、非効率になってしまう

このように、自身の現在のスキルや経験レベルに対して、求められる業務の難易度や量が過剰である場合、キャパオーバーに陥るリスクが高いです。まずは、自身の現状のスキルと業務内容を冷静に見比べてみましょう。

人手不足などで業務量が増えている

キャパオーバーの大きな原因の1つに、組織全体の状況が挙げられます。たとえば、部署内の人員が減ったり、特定のメンバーが急に抜けたりすると、残された従業員の業務負担がどうしても増えてしまいます。

このように、人手不足や突発的な状況変化によって、本来の業務量に加えて新たなタスクが割り振られ、結果として個人が対応できる量を超えてしまうケースは少なくありません。 特に、チーム全体の業務量が変わらないのに人数だけが減った場合、1人ひとりの負担は増加するでしょう。

このような要因による業務量の増加は、個人の能力や努力だけではカバーしきれない場合があり、キャパオーバーに直結しやすいです。

【関連記事:【仕事が多すぎる…】業務量が多すぎてこなせない原因6選や対処法6つを解説

何かしらの悩みを抱えている

仕事のキャパオーバーは、業務量や能力だけが原因ではありません。プライベートな悩みや、職場の人間関係の悩みなど、精神的な負担からキャパオーバーを引き起こすことがあります。

たとえば、以下のような悩みが挙げられます。

  • 家族の介護や病気
  • 経済的な問題
  • 将来への不安
  • 職場の人間関係の悪化

このように、仕事以外の要因がストレスとなり、集中力や判断力が低下し、結果として業務効率が落ちてしまうのです。

やるべきことの優先順位をつけられない

仕事に余裕がないと感じる要因の1つに「やるべきことの優先順位がつけられない」ことが挙げられます。複数のタスクを抱えているとき、どれから手をつけるべきか、何が重要かを判断できず、目の前の作業に追われてしまうのです。

優先順位が不明確だと、以下のような状態に陥りやすくなります。

  • 重要度の低いタスクに時間をかけすぎる
  • 締め切りが近いタスクに気づかない
  • 全体像が見えなくなり、焦りを感じる

キャパオーバーになりやすい人の特徴


続いて、キャパオーバーになりやすい人の特徴を見ていきましょう。

  • 頼みごとを断れない
  • 責任感が強い
  • タスク・スケジュール管理が苦手
  • 完璧主義な性格
  • 周りに頼れない・相談できない

頼みごとを断れない

キャパオーバーになりやすい人の特徴として、周囲からの頼みごとを断れないという点が挙げられます。「〇〇さん、これお願いしてもいい?」「ちょっと手伝ってくれない?」などと頼まれると、「ノー」と言えず引き受けてしまう傾向があります。

これには、以下のような理由が考えられます。

  • 周りの期待に応えたい
  • 嫌われたくない、波風を立てたくない
  • 自分だけ断るのは申し訳ない

頼まれたことを引き受けるのは協調性があるといえますが、自分の抱えている業務量がすでに多い場合、さらにタスクが増えることで自分自身を追い詰めてしまうでしょう。

責任感が強い

責任感が強いことも、キャパオーバーにつながりやすい人の特徴です。 責任感が強い人は、任された仕事は最後までやり遂げなければいけない、という気持ちが人一倍強い傾向にあります。

そのため、たとえ自分の許容量を超えそうだと感じても、弱音を吐いたり、誰かに助けを求めたりすることをためらいがちです。 責任感が強い人は、以下のような行動を取ることがあります。

  • 困難な状況でも1人で抱え込む
  • 周囲に迷惑をかけたくないと感じる
  • 完璧な状態を目指しすぎてしまう

責任感が強いのは素晴らしいことですが、追い込みすぎると自分の限界を超えてしまい、心身に負担をかけてしまうでしょう。

タスク・スケジュール管理が苦手

キャパオーバーになりやすい人の特徴として、タスクやスケジュール管理が苦手な点が挙げられます。タスクやスケジュール管理ができない人には、以下のような傾向があるでしょう。

  • タスクの把握漏れ:抱えている業務全体を把握できていない
  • 期日の認識不足:締め切りを忘れがち、または複数の締め切りを整理できない
  • 時間配分の失敗:ある業務に時間をかけすぎてしまい、ほかの業務が進まなくなる

やるべきことの量や所要時間を正確に見積もれないため、計画通りに仕事が進まず、結果的に業務が積み重なってキャパオーバーに陥りやすくなってしまうのです。

完璧主義な性格

完璧主義な人は、1つひとつのタスクを100%の完成度でこなそうとします。しかし、すべてのタスクを完璧にこなすには膨大な時間と労力がかかってしまうでしょう。

たとえば、資料作成においてはデザインや表現にこだわりすぎて、締め切り直前まで修正を繰り返す、といった行動が見られます。特に複数の業務を同時進行している場合、すべての業務で完璧を目指すと、あっという間に許容量を超えてしまうでしょう。

完璧を目指す姿勢は大切ですが、状況に応じて「より良い」ではなく「これで十分」と判断する柔軟性も必要です。

周りに頼れない・相談できない

キャパオーバーになりやすい人のなかには、以下のような理由から周囲に助けを求めたり、悩みを打ち明けたりすることが苦手な方がいます。

  • 「自分で何とかしなければ」という責任感の強さ
  • 弱みを見せたくないという気持ち
  • 相手に迷惑をかけたくないという配慮

しかし1人で抱え込んでしまうと、業務量が増えたり、精神的な負担が大きくなったりして、さらに状況が悪化する可能性が高いです。

周りに頼ったり相談したりすることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ問題を早期に解決し、キャパオーバーを防ぐための有効な手段と言えます。

キャパオーバーになった際の対処法


最後に「今、キャパオーバーの状態かも……」と思ったときのおすすめの対処法を紹介します。

  • 完璧にやろうと思わない
  • やるべきことを書き出す
  • 職場の上司や先輩、同僚に相談する
  • 思い切って休みを取る
  • 自分のストレス要因を把握する

完璧にやろうと思わない

キャパオーバーに陥っているとき、すべてのタスクを100%完璧にこなそうと考えるのは避けましょう。完璧を目指すあまり、時間や労力を過剰に費やし、さらに負担を増やしてしまう可能性があります。

まずは「完璧である必要はない」と意識を切り替えることが大切です。たとえば以下のように、タスクごとに「求められるレベル」を見極め、合格点を目指すようにしましょう。

  • メールの返信は要件のみを伝える
  • 資料作成は情報を網羅するより分かりやすさを優先する
  • タスクの質よりも期日内の完了を優先する

やるべきことを書き出す

キャパオーバーを感じたら、まずは抱えている業務やタスクをすべて書き出してみましょう。頭の中で整理するだけでは、全体像が見えず、かえって混乱することがあります。書き出すことで、以下の点が明確になりやすいです。

  • 抱えているタスクの全体像
  • 各タスクの状況
  • 優先順位

タスク名 緊急度 重要度 状況
資料作成(〇〇向け) 進捗〇%
メール返信(△△様) 未着手
会議準備 資料収集中

書き出すことで、漠然とした不安が具体的なタスクに分解され、冷静に対処できるようになります。また後述する上司や同僚への相談時にも、状況を正確に伝えるための資料として活用できるでしょう。

職場の上司や先輩、同僚に相談する

キャパオーバーに感じたら、1人で抱え込まずに職場の人に相談することが大切です。状況を共有することで、解決策が見つかることがあります。相談相手としては、以下のような人が考えられます。

  • 信頼できる直属の上司
  • 経験豊富な先輩
  • 気兼ねなく話せる同僚

具体的に相談する際は、以下の点を整理しておくと伝わりやすいでしょう。

  • 現在抱えている業務内容
  • 特に負担に感じている業務
  • 業務の進捗状況
  • 現在の心身の状態

相談することで、業務の見直しやサポート体制の構築につながり、キャパオーバーの状態から脱却できる可能性があります。勇気を出して話してみましょう。

思い切って休みを取る

キャパオーバーを感じたら、思い切って休息をとることも大切です。心身ともに疲れ切った状態では、パフォーマンスが低下し、さらに状況を悪化させる可能性があります。

数時間の休憩でも良いですし、可能であれば1日、あるいは数日間まとめて休みを取ることを検討しましょう。休暇を取ることで得られるメリットは以下のとおりです。

  • 心身のリフレッシュ
  • 冷静に状況を整理する時間
  • 仕事へのモチベーション回復

具体的な休息の取り方としては、以下のような方法があります。

  • 午前中だけ有給を取る
  • 半休制度を利用する
  • 病欠として休む
  • リフレッシュ休暇を利用する(制度がある場合)

休むことに罪悪感を感じる必要はありません。休息は、長期的に見て質の高い仕事をするために必要な「投資」と捉えましょう。

上司に相談する際に、正直に状況を伝え、必要な休息について話し合うことも有効です。無理をせず、自分を大切にすることが、キャパオーバーから抜け出す第一歩となります。

自分のストレス要因を把握する

キャパオーバーを感じている場合、何がストレスの原因となっているのかを正確に把握することが大切です。漠然とした不安ではなく、具体的な要因を特定することで、適切な対処法が見えてきます。

たとえば、以下のような要因が考えられます。

  • 業務内容:自分には合わない仕事、苦手な作業
  • 人間関係:上司や同僚とのコミュニケーションの問題
  • 労働環境:長時間労働、休憩が取れない
  • 個人的な悩み:プライベートでの問題

これらの要因を書き出してみたり、信頼できる人に話を聞いてもらったりするのも良いでしょう。

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