目次
「人の話を聞くのが好き」
「この特技を仕事に活かせないかな……」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。人の話を聞く仕事はこの世にたくさんありますが、「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」などさまざまなカテゴリーに分けられます。
自分はどのように人と関わっていきたいか考えたうえで職業を選ぶ必要があるでしょう。
本記事では人の話を聞く仕事の重要性や、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事18選、必要なスキルなどを紹介します。人と関わる仕事をしたいと考えている方は参考にしてみてください。
なおミイダスでは、人の話を聞く仕事の求人を掲載しているので、ぜひご活用ください。
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現代社会において、人の話を聞く力はあらゆる場面で求められる重要なスキルです。情報化社会が進み、日々膨大な情報が飛び交うなかで、相手の真意を汲み取り適切なコミュニケーションを図ることが求められています。
特にビジネスシーンにおいては、顧客や取引先、上司や部下など、さまざまな立場の人と関わりながら仕事を進めることが大切です。人の話を丁寧に聞き、相互理解を深めることが、良好な関係構築や円滑な業務遂行につながります。
またグローバル化が進み、多様な価値観を持つ人々と協働していくうえで、相手の文化や考え方を尊重しながら、じっくりと耳を傾ける姿勢が重要になっています。 現代社会において「人の話を聞く」ことは、単なるコミュニケーションスキルのひとつではなく、ビジネスの成功や、より良い人間関係を築くうえで欠かせないスキルと言えるでしょう。
「人の話を聞く仕事」とひと口に言ってもさまざまです。主に以下のようなカテゴリに分けられます。
人の話を聞く仕事に携わりたいと考えているならば、まず自身はどのカテゴリに興味があるか確認してみてください。
ここでは、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事を紹介します。 人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事として、以下のようなものが挙げられます。
それぞれの仕事の特徴とメリット・デメリットを簡単に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
カウンセラーとして働くメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
【デメリット】
人の話を聞くことにやりがいを感じ、専門知識を活かして人の人生に深く関わりたいという方には、カウンセラーは大きなやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
コーチのメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
【デメリット】
クライアントの話をじっくりと聞き、潜在的な能力や課題を引き出すことで、行動計画の作成やモチベーションの維持をサポートします。 コーチングでは、指示やアドバイス力ではなく、あくまでもクライアントがみずから答えを見つけ出すための傾聴が求められるでしょう。
【メリット】
【デメリット】
【メリット】
【デメリット】
精神保健福祉士として働くには、国家資格を取得する必要があります。人の心の動きに関心を持ち、寄り添う姿勢が求められる職業です。
【メリット】
【デメリット】
社会福祉士は、困っている人の話を聞き、寄り添いながらより良い生活を送れるようにサポートする仕事です。人の役に立ちたい、社会貢献したいという気持ちを持つ人に向いています。
【メリット】
【デメリット】
医療事務は、患者さんの不安や疑問を解消するために、コミュニケーション能力や傾聴力が求められます。また医療事務の仕事は、患者さんの個人情報を取り扱うため、責任感や誠実さも重要です。
【関連記事:医療事務の仕事はきつい?給与や仕事内容、資格なしでも転職できるかを解説】
企業側の意図をわかりやすく顧客に伝えることも重要な役割です。コミュニケーターとしては、以下のような職業が挙げられます。
【メリット】
【デメリット】
コミュニケーターは相手の状況や気持ちを汲み取りながら、的確な情報伝達を行うことが求められます。人の話を聞くのが好きで、コミュニケーション能力の高い人に向いている仕事と言えるでしょう。
【関連記事:カスタマーサポートの仕事内容とは?魅力や向いている人・向いていない人の特徴を解説 】
顧客の立場に立って親身に寄り添う姿勢が、信頼関係の構築や契約につながるでしょう。
【メリット】
【デメリット】
顧客の話を聞きながら、潜在的なニーズや不安を汲み取れるため、人の話を聞くのが好きな人は保険営業の仕事に向いていると言えるでしょう。顧客一人ひとりに寄り添い、最適な保障を提供することで、社会貢献にもつながるやりがいのある仕事です。
【関連記事:保険代理店から大手保険会社へ。「パワハラ地獄から抜け出すため」だった転職が大成功した理由 】
【メリット】
【デメリット】
お客様との信頼関係を築き、リラックスできる空間を提供することで、高い顧客満足度とリピートにつながります。人の話を聞くのが好きで、美容やファッションに興味がある方にはぴったりの仕事と言えるでしょう。
【関連記事:美容師の仕事内容や年収は?向いている人の特徴や免許の取り方についても解説】
【メリット】
【デメリット】
お客様の立場になって考え、親身に対応することで、顧客満足度向上に貢献できます。人の話を聞くことが好きな方にとっては、やりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
一方で顧客対応の難しさや、精神的な負担を感じやすいという側面も持ち合わせている仕事でもあります。
【メリット】
【デメリット】
コンサルタントとして活躍するには、コミュニケーション能力だけではなく、論理的思考力や問題解決能力も必要不可欠です。人の話を聞くことを通じて、クライアントを成功に導くことにやりがいを感じる方に向いています。
【関連記事:ITビジネスコンサルタントとは?仕事内容や求められる能力を解説 】
【関連記事:人材コンサルタントとは?転職に必要な経験・スキルや向いている人を紹介】
【メリット】
【デメリット】
人の話を聞くことが好きなだけでなく、経済や金融の知識を活かして誰かの役に立ちたいという方に向いているでしょう。
【メリット】
【デメリット】
インタビューを通して信頼関係を築き、的確な情報を引き出すことが重要になります。深い洞察力や分析力も求められるでしょう。
【メリット】
【デメリット】
人の話を聞き、それをわかりやすい文章にまとめるのが好きな方におすすめの仕事です。
【メリット】
【デメリット】
クライアントが求める本当のニーズを聞き出すことで、より良いシステム開発につながります。そのため開発だけでなく、人の話を聞くことが好きな方はシステムエンジニアとして活躍できるでしょう。
【関連記事:社内SEの仕事内容は?向いている人と未経験から転職する方法】
【メリット】
【デメリット】
日々の学習指導や進路相談などを通して、生徒の人生に寄り添い、成長を促すことは大きな喜びにつながります。
しかし、教員の仕事は授業準備や成績処理など、業務量が多い傾向にあります。また、保護者とのコミュニケーションも重要なため、負担に感じる人もいるかもしれません。
【メリット】
【デメリット】
依頼者の多くは不動産や相続など、人生で何度もあることではない、重要な問題を抱えています。そのため、司法書士はただ手続きを代行するだけでなく、依頼者の不安や疑問を解消し、寄り添いながら業務を進めることが求められます。
人の話に共感し、親身になって寄り添うことで信頼関係を築くことが、この仕事の成功につながると言えるでしょう。
【メリット】
【デメリット】
社員一人ひとりの声に耳を傾け、適切な配置や研修、評価を行うことで、企業全体の成長にもつながります。人の話を聞き、それぞれの個性や才能を最大限に引き出せることが、人事の仕事の大きなやりがいと言えるでしょう。
人の話を聞く仕事で求められるスキルは以下のとおりです。
それぞれのスキルを説明します。
相手の感情を理解し共感するためには、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
これらのポイントを意識することで、相手との信頼関係を築けて、より深い対話へとつなげられます。
話を遮らずに傾聴することは、相手への共感や敬意を示す行為であり、信頼関係を築くうえで欠かせません。話を遮らずに傾聴するために、以下のことを意識しましょう。
これらのことを意識することで、相手は「自分の話を聞いてもらえている」と安心感を抱き、より深い話をしてくれるようになるでしょう。
オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出すために有効です。 一方、クローズド・クエスチョンは、情報を整理したり、確認したりする際に役立ちます。
状況に応じて使い分けることで、よりスムーズなコミュニケーションを図りましょう。 また、質問をする際には相手のペースに合わせて、詰問するような口調にならないように注意することが大切です。
客観的に状況を把握するために、以下3つのポイントを意識しましょう。
年齢や性別、国籍、価値観などが異なる人に対しても、偏見や先入観を持たずに接し、相手の立場に立って寄り添うことが求められます。
公平に接することで相手との信頼関係を築き、より良いコミュニケーションを取れるでしょう。
人の話を聞く仕事には、以下のような魅力があります。
人の話を聞く仕事=さまざまな人と関わる仕事です。たくさんの人と対話を交わすことでコミュニケーション力が身につき、仕事ではもちろんプライベートにも活かせるスキルが身につくでしょう。
これらの大変な点を理解したうえで、人の話を聞く仕事に就くか、別の仕事を探すかを検討することが大切です。
人の話を聞く仕事とひと口に言っても、「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」などさまざまなカテゴリに分けられます。 自分の強みや弱み、行動特性を把握したうえで自分に合ったカテゴリを選ぶ必要があるでしょう。
職務適性をするならば、ぜひミイダスの可能性診断(コンピテンシー診断)をご活用ください。 可能性診断とは、あらかじめ用意された質問に回答するだけで、あなたのパーソナリティの特徴や職務適性、ストレス耐性、上司・部下になったときのタイプなどが分析できるサービスです。
パーソナリティの特徴は、以下9つの項目から分析されます。
コンピテンシー診断を受けることで、人の話を聞く仕事に必要な「状況適応力」や「問題解決力」が把握できます。また診断結果をもとに、あなたが活躍する可能性の高い会社から「面接確約スカウト」が届く場合もあります。
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本記事では、人の話を聞く仕事の重要性や、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事18選、必要なスキルなどを紹介しました。多様性が当たり前になりつつある現代において、きめ細やかなコミュニケーションは欠かせないため、今後も人の話を聞く仕事は需要が高まると考えられます。
人の話を聞く仕事には大まかに「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」の3つに分けられます。転職する前には自分の職務適性をしっかり把握し、自分に合った仕事を見つけましょう。
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このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。人の話を聞く仕事はこの世にたくさんありますが、「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」などさまざまなカテゴリーに分けられます。
自分はどのように人と関わっていきたいか考えたうえで職業を選ぶ必要があるでしょう。
本記事では人の話を聞く仕事の重要性や、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事18選、必要なスキルなどを紹介します。人と関わる仕事をしたいと考えている方は参考にしてみてください。
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人の話を聞くことの重要性
現代社会において、人の話を聞く力はあらゆる場面で求められる重要なスキルです。情報化社会が進み、日々膨大な情報が飛び交うなかで、相手の真意を汲み取り適切なコミュニケーションを図ることが求められています。
特にビジネスシーンにおいては、顧客や取引先、上司や部下など、さまざまな立場の人と関わりながら仕事を進めることが大切です。人の話を丁寧に聞き、相互理解を深めることが、良好な関係構築や円滑な業務遂行につながります。
またグローバル化が進み、多様な価値観を持つ人々と協働していくうえで、相手の文化や考え方を尊重しながら、じっくりと耳を傾ける姿勢が重要になっています。 現代社会において「人の話を聞く」ことは、単なるコミュニケーションスキルのひとつではなく、ビジネスの成功や、より良い人間関係を築くうえで欠かせないスキルと言えるでしょう。
人の話を聞く仕事の種類
「人の話を聞く仕事」とひと口に言ってもさまざまです。主に以下のようなカテゴリに分けられます。
カテゴリ | 仕事内容 | 具体的な職業例 |
相談者の悩みに寄り添い解決に導く仕事 | 人の悩みに寄り添い、解決策を一緒に考えたり、専門的なアドバイスやサポートを行う | 精神保健福祉士、社会福祉士、カウンセラー、弁護士、臨床心理士、キャリアコンサルタントなど |
人の話を聞いて情報を集める仕事 | 人の話を丁寧に聞き取り、必要な情報を集約する | 警察官、探偵、ジャーナリスト、記者、インタビュアー、マーケティングリサーチャーなど |
人の話を聞いてサービスを提供する仕事 | お客様の要望や希望を丁寧にヒアリングし、ニーズに合ったサービスを提供する | 美容師、理容師、エステティシャン、バーテンダー、コンシェルジュなど |
人の話を聞く仕事に携わりたいと考えているならば、まず自身はどのカテゴリに興味があるか確認してみてください。
人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事18選
ここでは、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事を紹介します。 人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事として、以下のようなものが挙げられます。
- カウンセラー
- コーチ
- メンタルトレーナー
- 精神保健福祉士
- 社会福祉士
- 医療事務
- コミュニケーター
- 保険営業
- 美容師
- 窓口対応業務
- コンサルタント
- ファイナンシャルプランナー
- リサーチャー
- 記者・ライター
- システムエンジニア
- 教師・塾講師
- 司法書士
- 人事
それぞれの仕事の特徴とメリット・デメリットを簡単に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.カウンセラー
カウンセラーは相談者の悩みに寄り添い、解決へと導く仕事です。たとえば、カウンセラーの仕事には以下のような種類があります。種類 | 仕事内容 | 対象 |
スクールカウンセラー | 学校生活における生徒の悩み相談に乗り解決をサポートする | 小学生・中学生・高校生など |
ガイダンスカウンセラー | 進路に関する悩み相談に乗り、適切な進路選択をサポートする | 小学生・中学生・高校生など |
産業カウンセラー | 企業や組織において、従業員のメンタルヘルスに関する相談に乗り、職場環境の改善を図る | 企業の従業員 |
臨床心理士 | 心理検査やカウンセリングを通して、精神的な問題を抱える人の診断や治療を行う | 精神的な不安を抱える人 |
カウンセラーとして働くメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 人の役に立っていると実感しやすい
- 専門性を活かせる
- 自分自身の成長につながる
【デメリット】
- 精神的に負担がかかる場合がある
- 資格取得など専門的な知識やスキルを要する
- 勤務時間や場所が固定されにくいケースがある
人の話を聞くことにやりがいを感じ、専門知識を活かして人の人生に深く関わりたいという方には、カウンセラーは大きなやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
2.コーチ
コーチはクライアントである個人に対して、目標達成や自己実現を支援する仕事です。 たとえば、コーチの仕事には以下のような種類があります。職種名 | 仕事内容例 | 求められる傾聴力 |
ライフコーチ | 人生における目標達成、自己実現を支援する | クライアントの価値観や考え方を深く理解する |
ビジネスコーチ | 企業や組織のリーダーに対して、目標達成や課題解決のためのサポートを行う | 組織の状況や人間関係を踏まえた傾聴 |
キャリアコーチ | キャリアプランの策定や転職活動の支援を行う | クライアントのキャリアパスやスキルを丁寧にヒアリングする |
コーチのメリット・デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 人の成長に直接的に関われて、感謝される喜びを得られる
- 自分の強みや経験を活かせる
- 比較的独立して仕事ができ、自由な働き方ができる場合が多い
- 需要が高まっており、将来性がある
【デメリット】
- クライアントとの信頼関係構築に時間がかかる場合がある
- 集客やマーケティング活動が必要になる場合がある
- 収入が安定しない場合がある
- 常に自己研鑽が必要とされる
クライアントの話をじっくりと聞き、潜在的な能力や課題を引き出すことで、行動計画の作成やモチベーションの維持をサポートします。 コーチングでは、指示やアドバイス力ではなく、あくまでもクライアントがみずから答えを見つけ出すための傾聴が求められるでしょう。
3.メンタルトレーナー
メンタルトレーナーは、スポーツ選手やビジネスパーソンなど、目標達成を目指す人に対して、心理的なサポートを行う仕事です。 主な業務は以下のとおり。- クライアントの目標や課題をヒアリングする
- 心理的な課題やメンタルブロックを特定する
- 目標達成のためのメンタル強化
- トレーニングメニューを作成する
- トレーニングの実施や進捗状況の確認、アドバイスを行う
- リラクセーションやイメージトレーニングなどの指導を行う
【メリット】
- 人の成長に直接関われて、感謝されることが多い
- 専門性を活かせる
- 独立開業もしやすい
【デメリット】
- クライアントの成績に責任を感じやすい
- 結果が出るまでに時間がかかる場合がある
4.精神保健福祉士
精神保健福祉士は、精神疾患を抱える方やその家族の相談に乗り、社会復帰や生活のサポートを行う仕事です。医療機関や福祉施設、行政機関などで活躍します。【メリット】
- 人の役に立っている実感を得やすい
- 専門性を活かせる
- チームで仕事をするので、周りの人に相談しやすい
【デメリット】
- 精神的に負担がかかる場合がある
- 就職先の選択肢が限られる場合がある
精神保健福祉士として働くには、国家資格を取得する必要があります。人の心の動きに関心を持ち、寄り添う姿勢が求められる職業です。
5.社会福祉士
社会福祉士は、社会福祉の専門職として、生活に困りごとを抱える人々から話を聞き、福祉サービスにつなぐ役割を担います。相談者の状況やニーズを把握し、必要な支援策を検討します。 主な業務は以下のとおりです。- 相談者の抱える問題や困りごとを丁寧に聞き取り、状況を把握する
- 必要な福祉サービスや関係機関の情報提供を行い、利用を支援する
- 相談者の生活状況の改善に向けた支援計画を作成し、関係機関と連携して支援を行う
【メリット】
- 人の役に立っている実感を得やすい
- 福祉の分野で幅広く活躍できる
- 国家資格であり、社会的信頼度が高い
【デメリット】
- 労働時間に見合わない給与水準の場合が多い
- 相談者の問題解決に至らず、無力感を感じることがある
- サービス残業や休日出勤が発生する可能性がある
社会福祉士は、困っている人の話を聞き、寄り添いながらより良い生活を送れるようにサポートする仕事です。人の役に立ちたい、社会貢献したいという気持ちを持つ人に向いています。
6.医療事務
医療事務は、病院やクリニックで受付や会計、診療報酬請求業務などを行う仕事です。患者さんと接する機会が多く、患者さんの声に耳を傾け不安や疑問を解消するために丁寧な対応が求められます。【メリット】
- 医療の知識やスキルが身につく
- 患者さんの役に立っている実感を得られる
- 安定した需要がある
【デメリット】
- 残業が多くなる場合がある
- 給与が低い傾向がある
- 患者さんからのクレーム対応など、精神的な負担がかかりやすい
医療事務は、患者さんの不安や疑問を解消するために、コミュニケーション能力や傾聴力が求められます。また医療事務の仕事は、患者さんの個人情報を取り扱うため、責任感や誠実さも重要です。
【関連記事:医療事務の仕事はきつい?給与や仕事内容、資格なしでも転職できるかを解説】
7.コミュニケーター
コミュニケーターは、企業や組織と顧客、あるいは企業内の部署間といった、人と人との間に入って円滑なコミュニケーションを促進する仕事です。顧客からの要望や意見を丁寧にヒアリングし、企業側に正確に伝えることが求められます。企業側の意図をわかりやすく顧客に伝えることも重要な役割です。コミュニケーターとしては、以下のような職業が挙げられます。
職種例 | 仕事内容例 |
カスタマーサポート | 電話やメールで顧客からの質問や苦情に対応する |
広報・PR | メディア対応やプレスリリース作成を通して、企業情報を発信する |
社内広報 | 社内報作成やイベント企画を通して、従業員間のコミュニケーションを活性化する |
【メリット】
- 顧客の喜びの声を直接聞ける
- 企業と社会をつなぐ役割を担える
- 社内コミュニケーションを円滑にすることで、働きやすい環境づくりに貢献できる
【デメリット】
- ストレスの大きい顧客対応が多い
- 突発的な出来事への対応が必要となる
- 部署間の調整など、多くの関係者とやりとりする必要がある
コミュニケーターは相手の状況や気持ちを汲み取りながら、的確な情報伝達を行うことが求められます。人の話を聞くのが好きで、コミュニケーション能力の高い人に向いている仕事と言えるでしょう。
【関連記事:カスタマーサポートの仕事内容とは?魅力や向いている人・向いていない人の特徴を解説 】
8.保険営業
保険営業は、顧客の人生計画や家族構成、将来の夢や不安などをじっくりとヒアリングし、最適な保険プランを提案する仕事です。顧客の話を丁寧に聞き、ニーズを的確に捉えることが求められます。顧客の立場に立って親身に寄り添う姿勢が、信頼関係の構築や契約につながるでしょう。
【メリット】
- 顧客の人生に深く関われる
- 感謝されることが多い
- 高収入を得られる可能性がある
【デメリット】
- 成果が数字に表れやすい
- 顧客獲得に苦労する場合もある
顧客の話を聞きながら、潜在的なニーズや不安を汲み取れるため、人の話を聞くのが好きな人は保険営業の仕事に向いていると言えるでしょう。顧客一人ひとりに寄り添い、最適な保障を提供することで、社会貢献にもつながるやりがいのある仕事です。
【関連記事:保険代理店から大手保険会社へ。「パワハラ地獄から抜け出すため」だった転職が大成功した理由 】
9.美容師
美容師はお客様の髪型だけでなく、心身のリフレッシュにも関われる仕事です。「どんな髪型にしたいか」「最近、何かあったのか」など、お客様との会話の中からニーズや悩みを引き出し、最適なヘアスタイルやサービスを提供します。【メリット】
- 自分の技術でお客様を笑顔にできる
- 話し好きの人には楽しい職場環境
【デメリット】
- 体力が必要
- お客様との距離感が難しい場合もある
お客様との信頼関係を築き、リラックスできる空間を提供することで、高い顧客満足度とリピートにつながります。人の話を聞くのが好きで、美容やファッションに興味がある方にはぴったりの仕事と言えるでしょう。
【関連記事:美容師の仕事内容や年収は?向いている人の特徴や免許の取り方についても解説】
10.窓口対応業務
窓口対応業務は、企業の顔としてお客様と直接顔を合わせてコミュニケーションを取る仕事です。お客様の話を丁寧に聞き、ニーズを汲み取ったうえで、適切な案内やサービス提供につなげることが求められます。職種名 | 仕事内容 |
受付スタッフ | 来客対応、電話対応、予約管理など |
ホテルフロントスタッフ | チェックイン・チェックアウト対応、観光案内、宿泊客からの問い合わせ対応など |
コールセンタースタッフ | 電話やメールでのお客様からの問い合わせ対応、注文受付、商品案内など |
【メリット】
- さまざまな人と関わる機会が多い
- 会社の顔として、責任感とやりがいを感じやすい
- 語学力を活かせる
- 顧客対応スキルが身につく
- 商品知識が身につく
【デメリット】
- ルーティンワークになりやすい
- シフト制で、勤務時間が不規則になりやすい
- クレーム対応など、精神的な負担がかかる場合がある
- お客様とのトラブル対応など、臨機応変さが求められる
お客様の立場になって考え、親身に対応することで、顧客満足度向上に貢献できます。人の話を聞くことが好きな方にとっては、やりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
一方で顧客対応の難しさや、精神的な負担を感じやすいという側面も持ち合わせている仕事でもあります。
11.コンサルタント
コンサルタントは、企業が抱える経営課題や業務上の問題に対し、専門的な知識や経験にもとづいた助言や解決策の提案を行う仕事です。クライアントの話にじっくりと耳を傾け、ニーズや課題の根本原因を分析する能力が求められます。【メリット】
- さまざまな業界・企業に関われる
- 専門知識を活かしてクライアントに貢献できる
- 高収入を得られる可能性がある
【デメリット】
- 成果を出すために、多大な努力や時間が必要となる
- クライアントの状況や要求によっては、厳しい状況に置かれることもある
コンサルタントとして活躍するには、コミュニケーション能力だけではなく、論理的思考力や問題解決能力も必要不可欠です。人の話を聞くことを通じて、クライアントを成功に導くことにやりがいを感じる方に向いています。
【関連記事:ITビジネスコンサルタントとは?仕事内容や求められる能力を解説 】
【関連記事:人材コンサルタントとは?転職に必要な経験・スキルや向いている人を紹介】
12.ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、顧客の人生設計や経済状況、将来の夢や不安などをじっくりとヒアリングし、最適な資産運用や保険、住宅ローンなどのアドバイスを行う仕事です。 顧客の話を丁寧に聞き取り、その人が本当に求めていることを理解するヒアリング力が求められます。【メリット】
- 顧客の人生に深く関われる
- 専門知識を活かせる
- 独立開業の道も目指せる
【デメリット】
- 顧客の状況によって対応が異なる
- 常に向上心を持つ必要がある
人の話を聞くことが好きなだけでなく、経済や金融の知識を活かして誰かの役に立ちたいという方に向いているでしょう。
13.リサーチャー
リサーチャーは、企業や団体から依頼を受けたり、みずからテーマを設定したりして、社会のニーズを調査する仕事です。顧客へのヒアリングやインタビューを通して情報を集めるため、人の話を聞くのが好きな方に向いています。【メリット】
- 人の話をじっくり聞き、分析する能力が身につく
- 新しい知識や情報に触れる機会が多い
【デメリット】
- 依頼主の意図を汲み取る必要があるため、コミュニケーション能力が求められる
- 調査結果が思うように得られない場合がある
インタビューを通して信頼関係を築き、的確な情報を引き出すことが重要になります。深い洞察力や分析力も求められるでしょう。
14.記者・ライター
記者やライターは、人の話を聞き、それを記事にまとめる仕事です。インタビュー取材などを通して、さまざまな人の経験談や考え方に触れられるのが魅力といえます。【メリット】
- 人の話を深く聞くことができる
- さまざまな人の人生や考え方に触れられる
- 文章力や取材力が身につく
【デメリット】
- 取材内容によっては精神的に疲弊する可能性がある
- 納期に追われることがある
人の話を聞き、それをわかりやすい文章にまとめるのが好きな方におすすめの仕事です。
15.システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望を丁寧にヒアリングし、システム開発に落とし込む仕事です。人の話を聞くのが好きな方に向いています。【メリット】
- 人の話を通して、社会貢献を実感しやすい
- 最新技術に触れる機会が多い
【デメリット】
- クライアントの要望をうまく汲み取れない場合は、開発が難航する可能性もある
- 納期前の残業が発生することもある
クライアントが求める本当のニーズを聞き出すことで、より良いシステム開発につながります。そのため開発だけでなく、人の話を聞くことが好きな方はシステムエンジニアとして活躍できるでしょう。
【関連記事:社内SEの仕事内容は?向いている人と未経験から転職する方法】
16.教師・塾講師
人の話を聞くことが好きな人が教師や塾講師の仕事に就くと、生徒の話をじっくりと聞き、それぞれの個性や才能を伸ばすサポートができます。【メリット】
- 生徒の成長に関われる
- 感謝の言葉を直接受け取れることがある
【デメリット】
- 業務時間外も仕事を行うことが多い
- 保護者とのやり取りが発生する
日々の学習指導や進路相談などを通して、生徒の人生に寄り添い、成長を促すことは大きな喜びにつながります。
しかし、教員の仕事は授業準備や成績処理など、業務量が多い傾向にあります。また、保護者とのコミュニケーションも重要なため、負担に感じる人もいるかもしれません。
17.司法書士
司法書士は、不動産登記や会社設立などの手続きを代理する仕事です。顧客の話を丁寧に聞き、状況やニーズを理解することが非常に重要と言えます。【メリット】
- 人の役に立っている実感を得やすい
- 専門知識を活かせる
【デメリット】
- 複雑な法律問題に対応する必要がある
- 常に最新の法律知識を学ぶ必要がある
依頼者の多くは不動産や相続など、人生で何度もあることではない、重要な問題を抱えています。そのため、司法書士はただ手続きを代行するだけでなく、依頼者の不安や疑問を解消し、寄り添いながら業務を進めることが求められます。
人の話に共感し、親身になって寄り添うことで信頼関係を築くことが、この仕事の成功につながると言えるでしょう。
18.人事
企業において「人」に関する業務全般を担う人事は、採用活動や社員教育、労務管理など幅広い業務に携わります。 人の話を聞くのが好きな人にとって、社員の話を聞いて働きやすい環境作りに貢献できる人事は魅力的な仕事です。【メリット】
- 社員の成長に直接関われる
- さまざまな人と関わり、コミュニケーション能力を活かせる
【デメリット】
- 責任重大で、プレッシャーを感じやすい
- 労働時間や業務量は企業や時期によって異なる場合がある
社員一人ひとりの声に耳を傾け、適切な配置や研修、評価を行うことで、企業全体の成長にもつながります。人の話を聞き、それぞれの個性や才能を最大限に引き出せることが、人事の仕事の大きなやりがいと言えるでしょう。
人の話を聞く仕事で求められるスキル
人の話を聞く仕事で求められるスキルは以下のとおりです。
- 相手の感情を理解し共感できる
- 相手の話を遮ることなく傾聴できる
- 適切な質問ができる
- 客観的に状況を把握できる
- 誰に対しても公平に接する
それぞれのスキルを説明します。
相手の感情を理解し共感できる
人の話を聞く仕事において、相手の感情を理解し共感することは非常に重要です。なぜなら、相手は自分の気持ちを理解してくれていると感じたときに初めて心を開き、本音を話してくれるからです。相手の感情を理解し共感するためには、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
- 表情、声色、態度、仕草など、言葉以外のサインに気づく
- 相手の立場になって考える
- 自分の価値観を押しつけない
- 共感的な態度と言葉遣いを心がける
これらのポイントを意識することで、相手との信頼関係を築けて、より深い対話へとつなげられます。
相手の話を遮ることなく傾聴できる
人の話を聞く仕事において、相手の話を遮ることなく傾聴するのは非常に重要です。なぜなら話を遮ってしまうと、相手は「自分の話を聞いてもらえていない」と感じ、心を閉ざしてしまう可能性があるからです。話を遮らずに傾聴することは、相手への共感や敬意を示す行為であり、信頼関係を築くうえで欠かせません。話を遮らずに傾聴するために、以下のことを意識しましょう。
- うなずき:相手の言葉にうなずくことで、「あなたの話を聞いていますよ」というメッセージを伝えられる
- あいづち:「はい」「ええ」「そうですね」といった相づちを打つことで、相手は安心して話し続けられる
- 沈黙:相手の話を遮らず、じっくりと聞く
これらのことを意識することで、相手は「自分の話を聞いてもらえている」と安心感を抱き、より深い話をしてくれるようになるでしょう。
適切な質問ができる
人の話を聞く仕事では、相手が本当に伝えたいことを引き出すために、適切な質問をすることが重要です。 相手の状況や気持ちを深く理解し、問題解決の糸口を見つけるために、以下のような質問を心がけましょう。質問の種類 | 例 |
オープン・クエスチョン | 5W1Hを用いた質問(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように) 「〇〇について、もう少し詳しく教えてください。」 「〇〇について、どのように感じましたか?」 |
クローズド・クエスチョン | 「はい」or「いいえ」で答えられる質問 「〇〇は好きですか?」 「〇〇はしましたか?」 |
オープン・クエスチョンは、相手からより多くの情報を引き出すために有効です。 一方、クローズド・クエスチョンは、情報を整理したり、確認したりする際に役立ちます。
状況に応じて使い分けることで、よりスムーズなコミュニケーションを図りましょう。 また、質問をする際には相手のペースに合わせて、詰問するような口調にならないように注意することが大切です。
客観的に状況を把握できる
人の話を聞く仕事では、感情移入しすぎずに客観的な視点を持つことが重要です。物事を冷静に分析し、問題の本質を見抜くことで、より的確なアドバイスやサポートを提供できます。客観的に状況を把握するために、以下3つのポイントを意識しましょう。
観点 | 説明 |
事実と感情 | 話の内容から事実と感情を切り分けて整理する |
視点の移動 | 相手の立場になって考えるだけではなく、第三者的な視点からも状況を捉え直してみる |
質問 | 不明点や曖昧な点を明確にするために具体的な質問を投げかける |
誰に対しても公平に接する
人の話を聞く仕事では、誰に対しても公平に接することが重要です。仕事をするうえで、さまざまな人と関わる機会があります。年齢や性別、国籍、価値観などが異なる人に対しても、偏見や先入観を持たずに接し、相手の立場に立って寄り添うことが求められます。
状況 | 公平な接し方 |
年齢や性別の異なる顧客への対応 | 年齢や性別に関係なく、同じように敬意を持って接する |
国籍や文化の異なる顧客への対応 | 文化や習慣の違いを理解し、尊重する |
立場の異なる人への対応 | 立場に関係なく、分け隔てなく接する |
意見の異なる人への対応 | 相手の意見を尊重し、自分の意見を押しつけない |
公平に接することで相手との信頼関係を築き、より良いコミュニケーションを取れるでしょう。
人の話を聞く仕事の魅力
人の話を聞く仕事には、以下のような魅力があります。
- 人の役に立てたと実感できる
- コミュニケーション能力が身につく
- 人生の経験値を増やせる
- 自分自身の視野が広がる
- 人とのつながりを感じられる
- 年齢を重ねても働き続けられる など
人の話を聞く仕事=さまざまな人と関わる仕事です。たくさんの人と対話を交わすことでコミュニケーション力が身につき、仕事ではもちろんプライベートにも活かせるスキルが身につくでしょう。
人の話を聞く仕事の大変なところ
人の話を聞く仕事には、やりがいや魅力だけではなく大変な側面もあります。- ネガティブな感情に日々触れることで、精神的に疲弊してしまう
- 人の人生や重要な決定に関わるため、責任重大な場面に遭遇する
- 話を聞いただけで問題が解決するとは限らず、具体的な解決策を見つけることが難しい場合もある
- 一人ひとりと向き合うため、時間管理が難しい場合がある
これらの大変な点を理解したうえで、人の話を聞く仕事に就くか、別の仕事を探すかを検討することが大切です。
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人の話を聞く仕事とひと口に言っても、「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」などさまざまなカテゴリに分けられます。 自分の強みや弱み、行動特性を把握したうえで自分に合ったカテゴリを選ぶ必要があるでしょう。
職務適性をするならば、ぜひミイダスの可能性診断(コンピテンシー診断)をご活用ください。 可能性診断とは、あらかじめ用意された質問に回答するだけで、あなたのパーソナリティの特徴や職務適性、ストレス耐性、上司・部下になったときのタイプなどが分析できるサービスです。
パーソナリティの特徴は、以下9つの項目から分析されます。
- ヴァイタリティ
- 人当たり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 統率力
- 状況適応力
- 問題解決力
- プレッシャー耐力
- オーガナイズ能力
コンピテンシー診断を受けることで、人の話を聞く仕事に必要な「状況適応力」や「問題解決力」が把握できます。また診断結果をもとに、あなたが活躍する可能性の高い会社から「面接確約スカウト」が届く場合もあります。
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適性を知って、自分に合った仕事を見つけよう
本記事では、人の話を聞く仕事の重要性や、人の話を聞くのが好きな人におすすめの仕事18選、必要なスキルなどを紹介しました。多様性が当たり前になりつつある現代において、きめ細やかなコミュニケーションは欠かせないため、今後も人の話を聞く仕事は需要が高まると考えられます。
人の話を聞く仕事には大まかに「寄り添って話を聞く」「人の話を聞いて情報を集める」「話を聞いてサービスを提供する」の3つに分けられます。転職する前には自分の職務適性をしっかり把握し、自分に合った仕事を見つけましょう。
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