「休むことに罪悪感を感じてしまう」「職場に迷惑をかけるかも……」など、仕事を休みたいけれど、言い出しづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、体調不良や私用で休むことは、労働者の正当な権利です。休む必要があるときは、適切な方法で会社に伝えましょう。

上司や同僚に伝える際に、詳細な理由を求められた場合に備えて、簡潔な説明を準備しておくとスムーズです。嘘をついたり、あいまいな表現を使ったりすると、かえって不信感を抱かれる可能性があります。

本記事では、仕事を休む際に伝える理由と伝え方、注意点などを解説します。

仕事を休むと言いづらいと思ってしまう理由

仕事を休むと、どうしても周囲に迷惑をかけてしまうのではないかという不安が頭をよぎります。罪悪感を抱いたり、人間関係が悪化することを懸念したりする人もいるでしょう。

休む理由を説明しづらい、あるいは説明すること自体に抵抗がある人も少なくありません。仕事を休むと言いづらいと思う理由として、以下のようなものが挙げられます。

理由	詳細
休むこと自体に罪悪感を抱いてしまう	真面目な人ほど、責任感から休むことに罪悪感を抱きやすい傾向がある
職場の人に迷惑をかけたくない	自分の仕事が滞り、同僚に負担がかかることを心配する気持ちから休みづらいと感じてしまう
人間関係を悪化させたくない	休むことで周囲からの評価が下がるのではないかと不安に思う
理由を説明しづらい	病気や家庭の事情など、個人的な理由を説明することに抵抗があるケースもある

言いづらいとは思いますが、正当な理由で休むことは労働者の権利です。心身の健康を維持するためにも、無理して働かず休暇を取得しましょう。

正当な理由で休むことは労働者の権利

労働基準法やその他の法律によって、労働者にはさまざまな休暇が認められています。休暇の種類として、以下のようなものが挙げられます。

休暇の種類	詳細
年次有給休暇	労働者に一定期間の勤務後に与えられる自由に使える休暇
特別休暇	結婚、忌引、出産など、特別な事情で認められる休暇
生理休暇	女性労働者が生理日に取得できる休暇
産前産後休暇	女性労働者が出産前後に取得できる休暇
育児休暇	子育てのために取得できる休暇
介護休暇	家族の介護のために取得できる休暇

上記以外にも、それぞれの企業で独自の休暇制度を設けている場合があります。どのような休暇が取得できるのか、就業規則や会社の規定を確認してみましょう。

また、病気やケガなどで働けない場合は、病気休暇を取得できます。医師の診断書が必要な場合もありますが、体調不良で仕事を休むことは当然の権利です。

無理をして出勤することで、症状が悪化したり、周囲に感染させてしまう可能性もあります。自分の健康を守るためにも、必要な場合は思い切って休みましょう。

大切なのは、法律で認められた権利を正しく理解し、適切に利用することです。会社に伝える際は、嘘をついたり必要以上に詳細な情報を伝えたりする必要はありません。

安心して休暇を取得し、心身ともにリフレッシュすることで、より良い仕事につなげましょう。

仕事を休む際に使える理由と伝え方

仕事を休む際に使える理由と、それぞれの伝え方を紹介します。伝え方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

1.体調不良

体調不良で仕事を休む場合は、事実を簡潔に伝えましょう。詳しい症状の説明は不要ですが、業務に支障が出るかどうかを伝えることは大切です。 体調不良の伝え方として、以下のような例が挙げられます。

症状	伝え方
発熱	「38度以上の熱があり、出社すると周りに迷惑をかけてしまうため、今日は仕事を休ませていただきます」
頭痛	「激しい頭痛で、業務に集中できないため今日は仕事を休ませていただきます」
腹痛	「激しい腹痛で出社が難しいので、今日は仕事を休ませていただきます」

また、回復の見込みが立つ場合は、いつごろ出社できるかを伝えるのもよいでしょう。症状が長引く場合は、医療機関を受診し医師の指示に従うことが大切です。

その際、診断書が必要となるケースもあるので、会社の規定を確認してください。 体調不良で休む場合でも連絡は早めに行うのが基本です。

始業時間前に電話連絡するのが望ましいですが、難しい場合はメールやチャットツールなどを活用しましょう。

2.冠婚葬祭への出席

冠婚葬祭は人生における重要なイベントであり、社会人として参加が求められるケースも少なくありません。冠婚葬祭への出席を理由に仕事を休むことは、一般的に認められています。

事前にわかっている場合は、なるべく早く職場に報告し調整を行いましょう。急な訃報などでやむを得ず当日欠勤する場合は、落ち着いて連絡を入れ状況を伝えましょう。

冠婚葬祭で休む際の伝え方は以下のとおりです。

冠婚葬祭の種類	伝え方
結婚式	「〇月〇日に友人の結婚式に出席するため、休暇をいただきたいです」
葬儀	「親族の葬儀のため、〇月〇日から〇月〇日まで休暇をいただきたいです。 急な連絡となり申し訳ありません」
法事	「〇月〇日に親族の法事のため、休暇をいただきたいです」
お祝いごと	「〇月〇日に親戚のお祝いごとがあり、出席するため休暇をいただきたいです」

忌引きの場合、会社によっては特別休暇制度が設けられている場合があります。就業規則を確認し上司や人事部に相談してみましょう。

休暇を取得する際、参列する方との関係性（親族や友人など）を伝えることで、職場も状況を理解しやすくなります。

冠婚葬祭は急な出来事で対応に追われることも多いですが、落ち着いて職場に連絡し、必要な情報を伝えることが大切です。

3.引っ越し

引っ越しは事前に準備を進めていても、当日に想定外の出来事が起こる可能性があります。そのため、どうしても仕事を休まざるを得ないケースもあるでしょう。

会社の規定によっては、引っ越し休暇を取得できる場合があります。取得できるかどうかは事前に確認しておくと安心です。

引っ越しを理由に休む場合、以下の点に注意して伝えましょう。

• 嘘をつかずに、正直に引っ越しであることを伝える
• 発生しうるトラブルを想定し、余裕を持った休みを取る
• 同僚に迷惑をかける場合は、事前にできる限りの業務を済ませておく
• 休暇中に連絡が取れるようにしておく

引越しで休む際の伝え方は以下のとおりです。

会社の規定や職場の雰囲気に合わせて、伝え方を調整しましょう。 事前に相談しておくと、同僚の理解も得やすくなります。

4.家族の介護・看護

家族の介護や看護が必要になった場合は、会社を休む必要があるでしょう。介護や看護は肉体的にも精神的にも負担が大きく、仕事との両立が難しい場合もあります。

家族の介護・看護を理由に休む場合、以下の点に注意して伝えましょう。

• 具体的な状況を伝える
• 期間を伝える（わかる範囲で）
• 連絡できる時間帯を伝える
• 必要に応じて、担当医の診断書や介護サービスの利用証明書などを提出する

伝え方の例は以下のとおりです。

会社によっては、介護休暇や看護休暇を取得できる場合があります。これらの休暇制度を利用することで、収入を確保しながら家族の介護・看護に専念できます。

まずは就業規則を確認したり、人事部に相談したりしてみましょう。 介護や看護で仕事を休むことに罪悪感を感じてしまう方もいるかもしれませんが、家族の介護や看護は重要なことです。

後ろめたく思う必要はありません。 安心して休暇を取得し、家族を支えることに集中しましょう。

会社に伝える際には、落ち着いて簡潔に伝えるように心がけてください。また、同僚や上司に協力を求められる場合は、具体的にどのような支援が必要なのかを伝えることも重要です。

5.子どもの学校行事

子どもの学校行事は授業参観や運動会、発表会、入学式、卒業式などさまざまなものがあります。これらは子どもの成長にとって大切な節目であり、保護者として参加することは重要です。

そのため、子どもの学校行事のために仕事を休むことは、正当な理由となります。 学校行事への参加は事前にわかっていることが多いため、なるべく早めに会社に伝えるようにしましょう。

急な予定変更などで当日に休む必要が生じた場合は、速やかに連絡し状況を説明することが大切です。 伝える際には、以下の点を意識するとスムーズです。

• 行事の内容と日時
• 参加の必要性
• 休むことへの配慮

伝え方の例は以下のとおりです。

6.役所や銀行などへの手続き

役所や銀行などの手続きは、平日の日中しか受け付けていない場合が多く、どうしても仕事を休まなければ手続きができないケースがあります。手続きの内容によっては、期限が決められているものもあるため、やむを得ず仕事を休む際に正当な理由となります。

休むときは、手続きの内容を具体的に伝える必要はありません。「役所での手続きのため」や「銀行での手続きのため」と伝えれば十分です。

詳しい理由を聞かれた場合は、「個人情報の関係で詳しくはお伝えできませんが、平日の日中にしか行えない手続きのため、申し訳ありませんが休ませていただきます」と伝えましょう。

手続きの内容によっては、数日かかったり遠方まで行く必要があったりする場合もあります。休暇の取得日数は手続きに必要な日数に合わせて調整しましょう。

事前に必要な書類などを準備しておくと、手続きをスムーズに進められます。また、手続き後に職場に迷惑をかけないよう、事前に同僚に引き継ぎ事項を伝えておくなどの配慮も大切です。

7.資格試験や講習の受講

キャリアアップやスキルアップのために、資格試験の受験や講習への参加が必要になるケースがあります。このような場合も事前に会社に休む旨を伝えましょう。

計画的に学習を進めている方であれば、試験日や講習日は事前にわかっているはずです。早めの相談が職場への配慮につながるでしょう。

伝える際は「資格試験を受けます」のひと言だけで済ませるのはNGです。どのような資格を目指しているのか、業務にどのように活かせるのかを伝えることで、会社側も理解を得やすくなります。

悪い例	「〇月×日に資格試験があるので休みます」
良い例	「〇月×日に、業務にも関連する〇〇の資格試験を受験するため、休みを取得させていただきます。取得後は、業務の効率化や質の向上に貢献できると考えております」（業務に関連する場合）

なお、会社の就業規則によっては、資格取得のための休暇制度が設けられている場合があります。事前に就業規則を確認し、該当する場合は制度の利用を検討しましょう。

休暇取得後は、試験結果や学んだ内容を上司や同僚に共有することで、自身の成長をアピールする機会にもなります。

8.パスポートやビザの申請・更新

パスポートやビザの申請・更新は、平日の日中に手続きが必要となる場合が多く、仕事を休まざるを得ないケースもあるでしょう。申請場所によっては予約が必要な場合もあります。

パスポートセンターや大使館・領事館は、土日祝日は休業していることが一般的です。そのため、平日に仕事を休んで手続きをする必要があります。

また、ビザによっては申請から取得まで数日かかる場合もあり、余裕を持ったスケジュール調整が重要です。パスポートやビザの申請・更新で仕事を休む場合、同僚や上司への伝え方は以下のとおりです。

休む旨を伝える際には、事前に申請に必要な書類や手続きの流れを確認しておきましょう。スムーズに手続きを進めるために必要な情報を事前に整理しておくことで、休暇取得後もすぐに仕事に復帰できます。

また、急なトラブルなどで予定が変更になった場合に備えて、連絡先を共有しておくことも大切です。

9.旅行

旅行は年次有給休暇を取得して行くことが一般的です。有給休暇は労働者の権利なので、取得することに罪悪感を持つ必要はありませんが、休暇を取得する際は前もって職場に伝えることが重要です。

旅行で休むことを伝える際のポイントは、以下のとおりです。

• 余裕を持って休暇申請する
• チームメンバーへの配慮を行う
• 緊急連絡先を共有する

旅行の具体的な伝え方としては、以下の例を参考にしてください。

休暇を取得して旅行を楽しむことは心身のリフレッシュにつながり、仕事のパフォーマンス向上にも役立ちます。計画的に休暇を取得し、充実した旅行を楽しみましょう。

10.住居のトラブル（水漏れ、停電など）

予期せぬ住居のトラブルは、仕事を休む正当な理由となります。水漏れや停電、ガス漏れといったトラブルは、安全確保や復旧作業のために時間を要することがあります。

早急に管理会社や専門業者への連絡、対応が必要となるため、落ち着いて対処できるよう会社を休む必要がある旨を伝えましょう。 伝える際のポイントは、トラブルの状況を簡潔に説明し、どの程度の時間が必要かを伝えることです。

例えば「自宅で水道管の破裂があり、現在水漏れがひどく、対応に追われています」といったように具体的に伝えましょう。

トラブルの種類	伝え方
水漏れ	「自宅で水道管が破裂し、水漏れのため修理業者を手配する必要があります。そのため、本日は仕事を休ませていただきます」
停電	「自宅が停電しており、復旧の見込みが立っていません。そのため、本日は在宅勤務または欠勤とさせてください」
ガス漏れ	「ガス漏れが発生し、安全のため現在避難しています。ガス会社の点検後、状況がわかり次第改めてご連絡いたします」

また、連絡が遅れた場合はその理由も併せて伝えましょう。たとえば「停電のため、連絡が遅くなり申し訳ございません」のようにひと言添えることで、状況をより理解してもらえます。

その際は復旧の見込みや、いつごろ業務に復帰できるかについても伝えられると、職場への配慮が示せます。

11.人間ドック・健康診断

人間ドックや健康診断は、健康管理のために大切なものです。会社によっては、健康診断の受診を義務づけている場合や、受診費用を補助してくれる場合もあります。

事前に予定がわかっているため、早めに会社に伝えるようにしましょう。伝える際、受診日と受診場所を伝えることが大切です。

また健康診断の結果によっては、精密検査や再検査が必要になる場合もあります。その際、追加で休みが必要になる可能性もあるため、合わせて伝えておくと良いでしょう。

伝え方の例は以下のとおりです。

人間ドックや健康診断を受けることは、自分自身の健康管理だけでなく、職場の同僚への感染症予防にもつながります。安心して休暇を取得し、健康管理に努めましょう。

会社を休む場合の注意点

会社を休む場合の注意点は以下のとおりです。

• 連絡は速やかに簡潔に伝える
• 必要に応じて引き継ぎ事項を伝える
• 嘘はつかないようにする
• 休暇中の連絡について伝える

連絡は速やかに簡潔に伝える

会社を休む連絡は、速やかに、そして簡潔に伝えることが重要です。 連絡が遅れると職場に混乱を招き、同僚に余計な負担をかけることになります。

簡潔で要領を得た連絡を心がけましょう。 連絡を入れるタイミングは、始業時刻よりも前にできるだけ早く行うのが理想です。

やむを得ず遅れてしまう場合は、すぐに連絡を入れ遅れた理由を簡潔に伝えましょう。 連絡手段は会社の規定に従ってください。

電話やメール、チャットツールなどさまざまな方法がありますが、緊急性の高い場合は電話連絡が確実です。 メールやチャットツールで連絡する場合は、件名に「欠勤連絡」など、わかりやすく記載しましょう。

必要に応じて引き継ぎ事項を伝える

休むことで、仕事に支障が出てしまう場合もあります。同僚に迷惑をかけないためにも、引き継ぎは丁寧に行いましょう。

引き継ぎ事項を伝える際は、以下の点に注意してください。

• 担当業務の進捗状況
• 緊急性の高い業務
• 関係者への連絡
• 資料の保管場所

上記以外にも、業務内容に応じて必要な情報を伝えましょう。口頭でのみ伝えるのではなく、あとから確認できるようにメールやチャットツールなどを活用するのがおすすめです。

嘘はつかないようにする

仕事を休む際に、嘘の理由を伝えることは絶対に避けましょう。嘘がばれた場合、職場での信頼を失うだけでなく、人間関係が悪化して居心地が悪くなってしまう可能性があります。

一度ついた嘘を隠すために、さらに嘘を重ねる必要が出てくるかもしれません。その結果、精神的な負担も大きくなってしまいます。

どうしても言いづらい場合は、漠然とした理由でも構いません。 たとえば「私用のため」「体調が優れないため」など、具体的に説明しなくても良い方法で休暇を取得することを検討しましょう。

正直に伝えることが難しい場合もあるかもしれませんが、長期的に見ても嘘をつくことは自分自身にとってプラスにはなりません。勇気を出して正直に伝えることで、職場環境や社内での居心地が悪くなることを防げるでしょう。

休暇中の連絡について伝える

休暇を取得する際は、休暇中の連絡の可否についても職場に伝えておきましょう。緊急時の対応など、円滑な業務遂行のために重要なポイントです。

休暇中に連絡が必要かどうかは、休暇の理由や期間、職種によって異なります。業務に支障がないと判断できる場合は、連絡を取らないほうがせっかくの休暇を有効に活用できます。

たとえば、数日間の休暇であれば、緊急時を除いて連絡は不要と伝えることも可能です。一方で、長期の休暇を取得する場合や重要なプロジェクトを担当している場合は、定期的に進捗状況を確認する必要があるかもしれません。

休暇中に連絡を取りたくない場合は、その旨をはっきりと伝えましょう。ただし、急時の連絡先だけは必ず伝えておくことが大切です。

また、同僚や上司に連絡を代行してもらうのも、有効的な手段のひとつ。 休暇中の連絡については、事前に社内規定を確認しておきましょう。

規定がある場合はそれに従い、ない場合は上司や同僚と相談して適切な方法を決定します。

休暇理由の伝え方

ここでは電話・メール・チャットツールそれぞれの方法で、休むことをスムーズに伝える方法を紹介します。

電話で伝える場合

電話で休暇を伝える場合は、早朝や深夜の時間帯を避け、勤務開始時間よりも前に連絡するのがマナーです。担当者不在の場合に備え、誰に伝言を託したのかも必ず確認しましょう。

電話をかける前に、以下の3点をメモしておくとスムーズに伝えられます。

• 自分の名前と所属部署
• 休む日付
• 簡単な休む理由

休暇理由を伝える際には、正直に簡潔に話すことが大切です。詳細な説明を求められた場合にのみ、必要な情報を伝えましょう。

また、電話での会話は記録に残らない場合もあるので、後日、メールなどで改めて連絡しておくと安心です。上司や同僚に迷惑をかけることへの謝罪も忘れずに行いましょう。

項目	伝え方の例
挨拶	おはようございます。〇〇部の〇〇です。
休暇の申し出	本日体調不良のため、休ませていただきたく、ご連絡いたしました。
理由	熱っぽく頭痛がひどいため、大事をとって休養させていただきます。
謝罪	急なご連絡で申し訳ございません。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
引き継ぎ事項の有無	緊急の案件は〇〇に引き継ぎました。
復帰予定日	明日には出社できる見込みです。
連絡先の確認	万が一、何かございましたら、この番号にご連絡ください。
結び	大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

上記の表を参考に、状況に合わせて伝え方を調整してください。

メールで伝える場合

メールで休暇を伝える場合は、件名と本文に簡潔に必要な情報を盛り込み、迅速に送ることが重要です。以下の点に注意して作成しましょう。

項目	内容
件名	【欠勤／休暇／遅刻】＋氏名＋日付
宛先	上司、同僚（CC）、人事部など
本文	1. 欠勤/休暇/遅刻の理由 2. 期間 3. 連絡が取れる手段（緊急連絡先） 4. 引き継ぎ事項（必要な場合）
例	件名：【欠勤】山田太郎　2024年1月27日 本文： 山田太郎です。 体調不良のため、本日2024年1月27日を欠勤させていただきます。 緊急の際は、携帯電話（090-XXXX-XXXX）までご連絡ください。 本日の業務に関しましては、〇〇さんに引き継ぎをお願いしております。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

メールを送信後、上司や同僚に電話で簡単に連絡を入れると、より丁寧な印象を与えます。また社内規定でメールでの休暇連絡が認められていない場合は、必ず電話やその他の方法で連絡しましょう。

チャットツールで伝える場合

社内規定でチャットツールでの連絡が認められている場合、手軽に休暇の旨を伝えられます。

ただし、チャットツールは記録として残り、公的な連絡手段として見なされないケースもあります。 そのため、簡潔ながらも失礼のないように必要な情報を漏れなく伝えましょう。

項目	内容
宛先	上司、関係者
件名	休暇届
本文	いつもお世話になっております。（氏名）です。 本日（日付）は（理由）のため、休暇を取得させていただきます。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 緊急の際は（連絡先）までご連絡ください。

上記を参考に、状況に合わせて適宜修正してください。チャットツールでの連絡は便利ですが、緊急時や重要な連絡には電話や直接伝える方が確実です。 状況に応じて適切な連絡手段を選びましょう。

仕事を休む際のよくある質問

最後に、仕事を休む際のよくある質問をまとめました。

Q.休暇理由を聞かれたら、どこまで詳しく説明すべき？

休暇理由を聞かれた際にどこまで詳しく説明するかは、状況によって判断が必要です。 基本的に会社は従業員のプライバシーに配慮する義務があり、詳細な説明を強制することはできません。

しかし、円滑な職場環境を維持するためにも、ある程度の説明は必要です。過度にプライベートな内容を聞かれた場合は「プライベートなことで申し訳ありませんが、詳しくはお伝えできません。」と丁寧に断りましょう。

上司や同僚との良好な関係を築くためにも、簡潔で誠実な対応を心がけることが大切です。 また、休暇によって業務に支障が出る場合は、事前に引き継ぎ事項を伝えたり、対応可能な同僚に相談しておくなど、配慮を示しましょう。

従業員は休暇を取得する権利はありますが、職場への影響も考慮し、責任ある行動を心がけることが大切です。

Q.休暇中に同僚から仕事の連絡が来たらどう対応すべき？

休暇中に同僚から仕事の連絡が来た場合、どのように対応するかは状況により異なります。休暇前に不在時の対応について伝えていれば、それに従うのが基本です。

緊急度の高い内容か、そうでないかを見極め、適切な対応を選びましょう。休暇前に、緊急連絡が必要な場合の連絡方法や対応可能な範囲を同僚に伝えておくことが重要です。

例えば「緊急の場合は電話で連絡ください。対応可能な範囲は〇〇に限定させていただきます」のように具体的に伝えると、お互いにスムーズな連携ができます。休暇中に対応した場合、対応内容を記録しておきましょう。

休暇後に状況を把握しやすく、業務の引き継ぎもスムーズになります。また、対応に時間を要した場合は、その旨を伝えることも大切です。

休暇は心身のリフレッシュのために重要です。適切な対応で、休暇と仕事のバランスを保ちましょう。

Q.繰り返し休んでしまって、休みづらい場合どうしたらいい？

繰り返し会社を休むと、休みづらいと感じてしまうのは当然のことです。 罪悪感や不安を抱えているかもしれませんが、心身の健康を保つためには、必要な休みを取ることは悪いことではありません。

対処法は以下のとおりです。

• 上司や同僚に相談する
• 休む以外の方法を検討する
• 医療機関へ受診する
• 会社の制度を確認する
• 自分自身を責めない

繰り返し休んでしまうことに罪悪感を抱きがちですが、自分自身を責めないようにしましょう。心身の健康を最優先に考え、必要な休みはしっかりと取るようにしてください。

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