ミイダスマガジン

CATEGORY

ミイダスバナー

FOLLOW ME!

目次
  1. やりたいことを見つけるために自己分析が大切な理由
  2. 自己分析を行うメリット
  3. 自己分析を行う際の流れ
  4. 自己分析に活用できるフレームワーク
  5. やりたいことを仕事につなげる方法
  6. 自己分析で新たな自分を見つけよう
「自己分析って具体的にどんなことをすればいいの?」
「自分がどんな仕事をやりたいのかがわからない」

このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。やりたい仕事を見つけるためには自己分析が欠かせません。 本記事では、自己分析を行うメリットや実際に自己分析を行う際の流れ、活用できるフレームワークなどを解説します。

なおミイダスでは、自己分析に役立つ可能性診断(コンピテンシー診断)というサービスを提供しています。会員登録後、無料でお試しできるのでぜひご活用ください。

\自分に向いている仕事がわかる!/
ミイダスでコンピテンシー診断する

※登録後に無料で診断できます。


やりたいことを見つけるために自己分析が大切な理由


「やりたいことを仕事にしたい……でもどんな仕事をしたいのかわからない」そんな悩みを抱えている人は少なくありません。やりたいことを見つけるためには、自分自身を深く理解することが重要

そこで役立つのが自己分析です。 やりたいことがわからない状態では闇雲に求人を探したり、周囲の意見に流されたりしやすいです。

自分のことをわかっていないまま仕事を探しても、自分に合う仕事が見つかりづらく、ミスマッチも生じやすいでしょう。 自己分析を行うことで自分の価値観や強み・弱み、興味・関心などを客観的に把握できます。

これらを理解することで、自分が本当にやりたいこと、そして仕事で活かせる強みや伸ばすべき能力が見えてくるのです。 自己分析は自分自身の取扱説明書を作るようなものです。

自分自身を理解することで、仕事選びだけではなく、人生におけるさまざま選択で迷いづらくなるでしょう。

自己分析を行うメリット


自己分析を行うことで、さまざまなメリットを得られます。

  • やりたいことを明確にできる
  • キャリアプランを立てるのに役立つ
  • 就職活動の効率化につながる
  • 伸ばすべきスキルの方向性を明確にできる
  • 自己理解を深められる

それぞれのメリットを説明します。

やりたいことを明確にできる

自己分析を行う最大のメリットは、自分でも気づいていなかった「やりたいこと」を明確にできることです。日々をなんとなく過ごしていると、自分の気持ちに気づく機会は意外と少ないもの。

毎日を忙しく過ごしているうちに、本当にやりたいことを忘れてしまうこともあるでしょう。自己分析で過去の経験や感情、思考パターンなどを振り返ることで、自分が大切にしてきた価値観や潜在的な欲求を掘り起こせます。

たとえば、以下のような気づきが得られるでしょう。

  • 過去の経験を振り返ると、困難な状況を乗り越えたときに大きな達成感を感じていた
  • チームで協力して成果を出すことにやりがいを感じていた
  • 人に喜んでもらうことが好きだった
  • 新しいことを学ぶことにワクワクしていた

上記の気づきから「困難な課題に挑戦できる仕事」「チームワークを活かせる仕事」「人の役に立てる仕事」「常に新しい知識を習得できる仕事」など、具体的な「やりたいこと」が見えてくるはずです。

このように、自己分析を通して自分の価値観や強みを理解することで、本当にやりたいことを明確にできるのです。

キャリアプランを立てるのに役立つ

自己分析を行うことでキャリアプランを立てるのに役立ちます。自分の強みや弱み、興味や関心などを把握することで「どのような仕事が自分に合っているのか」「どのようなキャリアパスを描きたいのか」が見えてきます。

項目 内容 具体的な行動例
強み どんな仕事でも最後までやり抜く 新規事業の立ち上げにおいて、責任者としてプロジェクトを完遂させる
弱み 周囲の意見に流されやすい 自分の意見を明確に伝え、周囲に流されないようにする訓練を積む
興味 最新技術について学ぶこと AIエンジニアの勉強会に参加する
関心 人々の生活を豊かにする 最新技術を活用したサービス開発に携わる

たとえば上記の表のように自己分析を行い、自分の強みが「最後までやり抜く力」、興味関心が「最新技術」と「人々の生活を豊かにすること」だったとしましょう。これらの情報を組み合わせることで、以下のようなキャリアプランを立てられます。

  • 最新技術を習得し、AIエンジニアとして活躍する
  • 新規事業の立ち上げに携わり、人々の生活を豊かにするサービスを開発する
  • プロジェクトマネージャーとして、チームをまとめてプロジェクトを成功に導く

このように自己分析はキャリアプランを立てるための重要なツールとなります。自己分析をしっかり行うことで、具体的で実現可能なキャリアプランを立てられるのです。

就職活動の効率化につながる

自己分析を行うことで就職活動の軸が定まり、効率的に進められます。闇雲に求人を探すのではなく「自分は何をしたいのか」「どんな仕事が向いているのか」を理解したうえで企業選びができるからです。

自己分析によって得られる情報は、求人検索にも役立ちます。

  • 自分が興味のある分野
  • 伸ばしたいスキル
  • 働きたい企業の規模や文化

上記のような項目を明確にできるため、希望に合った求人を効率的に探し出せます。 また、自己PRや志望動機の作成にも役立つでしょう。

なぜなら、自分の強みや経験を整理することで、企業に響くアピールポイントを明確に伝えられるようになるからです。 結果として選考通過率を上げやすくなるため、就職活動全体の時間短縮にもつながるでしょう。

伸ばすべきスキルの方向性を明確にできる

自己分析を行うことで自分の強み・弱みを把握でき、伸ばすべきスキルの方向性を明確にできます。 たとえば、営業職を志望している人が自己分析を通して「コミュニケーション能力が高い」という強みを再認識できたとします。

この場合、さらに顧客との信頼関係を構築するスキルを伸ばすことで、より高い営業成績を期待できるでしょう。 反対に自己分析で「資料作成が苦手」という弱みを認識した場合、データの視覚化やプレゼンテーションスキルを磨くことで、営業活動の幅を広げられます。

自己分析で得た気づきをもとに伸ばすべきスキルを明確化し、具体的な学習方法を検討することで、キャリアアップを目指せます。

また、自己分析の結果から自分の強みを活かせる、新たなキャリアパスを見つけられるでしょう。 このように自己分析は自分の可能性を広げるためにも有効です。

自己理解を深められる

自己分析を行うことで自分自身について深く理解できます。 普段は意識していない自分の強みや弱み、価値観、興味・関心などをあらためて見つめ直すことで、本当の自分がわかるのです。

自己理解が深まることで、以下のような効果が期待できます。

  • 自分に自信が持てるようになる
  • 自分の行動の理由を理解できるようになる
  • 他者との違いを理解し、受け入れられるようになる
  • よりよい人間関係を築けるようになる
  • 人生における目標設定がしやすくなる

自己分析を通して自分自身をより深く理解し、より充実した人生を送るための指針を見つけましょう。

自己分析を行う際の流れ


自己分析を行う際の流れは以下のとおりです。

  1. 棚卸し
  2. 分析・整理
  3. 価値観の明確化
  4. 目標設定
  5. 行動計画

それぞれの工程を詳しく説明します。

1.棚卸し

自己分析の最初のステップは「棚卸し」です。棚卸しとは、自分の過去を振り返り、経験やスキル、興味・関心などを洗い出す作業のことです。

棚卸しを丁寧に行うことで、自己理解を深められ、本当にやりたいことを見つけるためのヒントが見えてきます。棚卸しをする際は、以下の4つの項目について書き出してみましょう。

項目 内容
経験 これまでの人生で経験した出来事(アルバイト、ボランティア、趣味、旅行など)
スキル 経験を通して得られたスキル(コミュニケーション能力、問題解決能力、語学力など)
興味・関心 興味を持っていること、関心のあること(特定の分野、活動、人物など)
価値観 大切にしている価値観(誠実さ、努力、責任感など)

これらの項目について、思いつくままに自由に書き出していくことが重要です。箇条書きで書き出す、表形式でまとめるなど、自分にとって整理しやすい方法を選びましょう。

たとえば「経験」の項目であれば、以下のように書き出せます。

  • 高校時代に所属していたバスケットボール部での活動
  • 大学の文化祭実行委員での活動
  • 1年間のオーストラリア留学
  • 週末にカフェでアルバイト

このように具体的な数字やエピソードを書き出しておくことで、あとから分析しやすくなります。棚卸しの段階では、内容の質や量を気にする必要はありません。

まずは、思いつくままに書き出してみましょう。この棚卸し作業が自己分析の土台となります。

2.分析・整理

自己分析のステップ2つ目は「分析・整理」です。棚卸しした内容を整理・分析し、自分の強みや弱み、価値観などを客観的に把握します。

分析・整理の段階では、棚卸しした項目を以下3つの軸で分類することで、客観的に分析できるでしょう。

内容
ポジティブ/ネガティブ ポジティブな経験・感情・行動とネガティブな経験・感情・行動に分類
仕事/プライベート 仕事に関する内容とプライベートに関する内容に分類
過去/現在/未来 過去の経験・感情・行動と現在の経験・感情・行動、そして未来への展望に分類

この分類を参考に、たとえば「大学時代に所属していたサークル活動での経験」を棚卸ししたとします。

  • ポジティブ/ネガティブ:チームで目標達成できた経験(ポジティブ)、意見の対立で苦労した経験(ネガティブ)
  • 仕事/プライベート:周囲と協力して物事を進めるのが好きだと気づいた(仕事/プライベート両方に関連)
  • 過去/現在/未来:過去の経験からチームワークを大切にしたいと考えている(過去から現在)、将来はチームで働くことを希望する(未来)

このように分類することで、自分がどのような状況でポジティブな感情を抱き、どのような状況でネガティブな感情を抱くのかが見えてきます。

また、仕事とプライベートのどちらの場面でその経験が活かせるのか、過去から現在そして未来に向けてどのようにつなげていくのかを考えることで、自己理解が深まります。

3.価値観の明確化

自己分析のステップのなかで、価値観の明確化は重要な要素です。価値観とは「自分が人生において何を大切にしたいか」「どのようなことを重視して生きていきたいか」という、いわば自分にとっての指針となるもの。

価値観が明確になると本当にやりたいこと、目指したい方向が見えてくるでしょう。価値観を明確にするためには、以下3つのステップを踏むことが有効です。

  1. 価値観の洗い出し
  2. 価値観の優先順位付け
  3. 価値観の深掘り

1.価値観の洗い出し

自分が大切にしたい価値観をリストアップしてみましょう。たとえば、以下のような価値観が挙げられます。

  • 成長
  • 貢献
  • 安定
  • 自由
  • 創造性
  • 感謝
  • 誠実さ
  • 責任感
  • 家族
  • 友情

ブレインストーミングのように、思いつくままに書き出していくことがポイントです。

2.価値観の優先順位付け

リストアップした価値観のなかから、自分が特に重要だと考えるものを選び、優先順位をつけてみましょう。たとえば、以下のように表形式で整理すると客観的に見やすくなります。

価値観 優先順位
成長 1位
貢献 2位
安定 3位
自由 4位

3.価値観の深堀り

優先順位の高い価値観について、なぜそれが自分にとって重要なのか、具体的なエピソードを交えながら深堀りしてみましょう。 たとえば「成長」という価値観が1位だった場合「なぜ成長が大切なのか」「成長とは具体的にどのような状態を指すのか」「過去の経験のなかで、成長を感じたのはどんなときだったか」などを考えてみてください。

これらのステップを通じて自分の価値観を明確にすることで、本当にやりたいことを見つけるための軸が見えてくるはずです。

4.目標の設定

自己分析によって「やりたいこと」や「なりたい自分」が見えてきたら、次は具体的な目標を設定しましょう。目標設定は自己分析の結果を行動に移すための重要なステップです。

目標を立てることで目指すべき方向が明確になり、モチベーション維持にもつながります。 目標設定には「SMARTの法則」を用いるのが効果的です。

SMARTとは、以下5つの要素の頭文字を取ったものです。

要素 説明
Specific(具体的) 具体的な内容であるか 営業成績トップになるのではなく「新規顧客獲得数を月10件にする」
Measurable(測定可能) 達成度を測定できるか 「頑張る」ではなく「TOEICスコア700点以上取得する」
Achievable(達成可能) 現実的に達成できるか 今の自分の実力から考えて、努力で到達可能な範囲か
Relevant(関連性) 自分の価値観やキャリアプランに関連しているか 目標が自分の本当にやりたいこととつながっているか
Time-bound(期限付き) 達成期限が明確であるか 「いつか資格を取る」ではなく「3ヶ月後に資格試験に合格する」

SMARTの法則にもとづいて目標を設定することで、達成できる可能性が高まります。

たとえば「将来は海外で働きたい」という漠然とした希望ではなく「3年後にTOEIC800点以上を取得し、海外支社への異動を希望する」のように、具体的な目標を設定することで、何をすべきかが明確になります。「いつまでに・何を・どのくらい」を意識して、目標を立ててみましょう。

5.行動計画

自己分析によって得られた気づきや発見は、具体的な行動に移すことで初めて意味を持ちます。目標達成のためには、計画的に行動していくことが重要です。

計画を立てる際には、以下の点を意識しましょう。

  • 漠然とした目標ではなく「〇〇を勉強する」「〇〇に挑戦する」など、具体的な行動を計画に落とし込む
  • 各行動に期限を設定して、計画的に進める
  • すべての行動を一度に行うことは難しいため、優先順位をつけて重要なものから取り組む
  • 行動計画は一度立てたら終わりにするのではなく、定期的に見直し、必要に応じて修正する

具体的な行動計画の例として、以下のような表を作成すると目標達成までの道筋が明確になります。

行動 期限 方法 備考
プログラミングの学習 3ヶ月後まで オンライン講座を受講 毎日1時間勉強する
ポートフォリオ作成 6ヶ月後まで 自分でWebサイトを作成 学習した内容を活かして実践する
企業のインターン参加 来年の夏 企業のWebサイトから応募 業界研究を兼ねて、複数の企業に応募する

計画を実行するなかで、うまくいかないことや新たな発見もあるでしょう。計画は柔軟に変更しながら、目標達成に向けて粘り強く行動し続けることが重要です。

自己分析に活用できるフレームワーク


自己分析に活用できるフレームワークは以下のとおりです。

  • SWOT分析
  • ジョハリの窓
  • マインドマップ
  • ポジティブ思考・ネガティブ思考
  • 価値観診断
  • コンピテンシー診断

自分に合った自己分析方法を探してみてください。

SWOT分析

「SWOT分析」とは、企業や個人が置かれている状況を客観的に分析するためのフレームワークです。

  • 強み(Strengths)
  • 弱み(Weaknesses)
  • 機会(Opportunities)
  • 脅威(Threats)

上記4つの要素を洗い出すことで、自己分析に役立ちます。この分析を行うことで、自分の強みを活かせる機会を見つけられたり、弱みを克服するための対策を立てられたりします。

SWOT分析を活用した例は以下のとおりです。

要素 説明 例(就職活動の場合)
強み(Strengths) 自分自身にある長所・得意なこと ・コミュニケーション能力が高い
・粘り強く物事に取り組める
・特定の分野に関する専門知識が豊富
弱み(Weaknesses) 自分自身にある短所・苦手なこと ・プレゼンテーションが苦手
・計画性が低い
・新しい環境に慣れるのに時間がかかる
機会(Opportunities) 外部環境における自分のチャンス ・成長市場であるIT業界への就職
・企業の求める人材と自分のスキルがマッチしている
・人脈を活かせる仕事
脅威(Threats) 外部環境における自分のリスク ・業界全体の景気低迷
・競争の激化
・自分のスキルが陳腐化する可能性

SWOT分析を行う際のポイントは、それぞれの要素をできるだけ具体的に書き出すことです。たとえば「コミュニケーション能力が高い」という強みであれば、どのような場面でどのように発揮されるのか、具体的なエピソードを交えて記述することで、より深い分析が可能になります。

また4つの要素をそれぞれ組み合わせることで、新たな気づきを得られます。たとえば、自分の強みを活かせる機会を見つけたり、弱みによるリスクを考えたりすることで、より効果的な対策を立てられるのです。

ジョハリの窓

「ジョハリの窓」は、自己分析に役立つフレームワークの1つです。自身と他者から見た自分のギャップを明らかにすることで、自己理解を深められます。

ジョハリの窓は、以下4つの領域で構成されています。

領域 自分 他者
開放の窓 知っている 知っている
盲点の窓 知らない 知っている
秘密の窓 知っている 知らない
未知の窓 知らない 知らない

自己分析を行う際は、それぞれの窓にどのような要素が入るかを考えてみましょう。

開放の窓

自分自身も他者も知っている領域です。たとえば「明るい性格」「リーダーシップがある」など、すでに自覚している強みはこれに当てはまります。

盲点の窓

自分では気づいていないものの、他者からは認識されている領域です。周囲からのフィードバックを得ることで、自分の新たな一面を発見できる可能性があります。

たとえば「頑固」「優柔不断」など、自分では気づきにくい短所が隠れているかもしれません。

秘密の窓

自分自身は知っているものの、他者には隠している領域です。たとえば「コンプレックス」「過去の失敗」などが挙げられます。

自己分析を通じてこれらの要素と向き合うことで、成長のきっかけが掴めるかもしれません。

未知の窓

自分自身も他者も知らない領域です。潜在的な能力や隠れた才能が眠っている可能性があります。 新たな挑戦や経験を通じて、この領域を広げていくことが自己成長につながります。

ジョハリの窓を活用することで、自分では気づかなかった強みや弱み、隠れた才能などを発見し、自己理解を深めやすくなるでしょう。 自己理解を深めることで、やりたいことを発見するためのヒントも見つかりやすくなりますよ。

マインドマップ

「マインドマップ」とは、頭の中で考えていることを整理し、思考を深めるのに役立つフレームワークです。中心にテーマを書き、そこから枝分かれするようにキーワードや関連事項をつなげていきます。

自己分析においてもこの手法を用いることで、さまざまな角度から自分自身を見つめ直せます。マインドマップを使うメリットは、以下のとおりです。

  • 複雑に絡み合った考えを整理し、全体像を把握しやすくなる
  • 新たなアイデアや視点を見つけ、思考を深められる
  • 視覚的に情報を捉えることで、記憶に残りやすくなる

自己分析にマインドマップを活用する際の具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 中心に「自分」または「自己分析」と記入します。
  2. 中心から枝分かれするように、思いつくキーワードを自由に書き出します。たとえば「好きなこと」「苦手なこと」「価値観」「性格」「経験」などが挙げられます。
  3. 書き出したキーワードから連想する言葉をつなげていきます。たとえば「好きなこと」だと「読書」「旅行」「映画鑑賞」などにつながります。
  4. 思いつく限り、キーワードと関連事項を書き出していきます。

項目 内容
中心テーマ 自分
枝分かれ1 好きなこと、得意なこと、苦手なこと、価値観、性格、経験など
枝分かれ2 枝分かれ1で挙げた項目から連想される具体的なキーワード(例:好きなこと→読書、旅行、映画鑑賞 / 得意なこと→文章を書く、プレゼン、コミュニケーション / 苦手なこと→数字を扱う、早起き、人前で話すなど)

 マインドマップを使って自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、興味や関心などを多角的に把握し、やりたいことを見つけるヒントを得られるでしょう。

ポジティブ思考とネガティブ思考

自己分析では、自分の思考の傾向を把握することも重要です。あなたは普段、物事をポジティブに捉えることが多いでしょうか、それともネガティブに捉えることが多いでしょうか。

このように、自分の思考の傾向を知ることで、客観的に自分自身を理解することにつながります。思考の傾向を分析する際によく用いられるのが「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」です。

ポジティブ思考とネガティブ思考、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらが良い・悪いかではなく、それぞれの特性を理解し、自己分析に役立てることが大切。

たとえば、あなたは「自分はネガティブ思考だ」と思っているかもしれません。しかし、掘り下げて考えてみると、実は「慎重に物事を考えられるタイプ」で、リスク管理能力が高いという強みを持っていることに気づくこともあるでしょう。

自分が持つ思考の傾向を理解することは、自分自身の強みと弱みを理解することにつながります。自己分析を通してより深く自分自身を理解し、今後のキャリアプランに活かしていきましょう。

【関連記事:転職時の面接で聞かれる「自分の強み」とは?自己PRとの違いや、すぐに使える例文を紹介
【関連記事:自分の強みとは?弱みも見つけて転職活動でうまくアピールする方法を紹介

価値観分析

価値観とは自分にとって何が大切かを表す尺度です。仕事を選ぶうえでも、どのような価値観を重視したいかを明確にすることは、やりたいことを見つける際に重要になります。

「価値観分析」では、さまざま価値観のなかから自分にとって特に重要なものを選別し、優先順位をつけます。価値観を分析する方法はいくつかありますが、代表的な方法として複数の価値観が書かれたカードのなかから、自分にとって重要なものを選ぶ「カードソート」が挙げられます。

もしくは以下のような価値観のリストを参考に、自分にとって重要なものを選んで書き出してみるのも効果的です。

価値観の例 説明
成長 スキルアップや自己実現ができるか
貢献 社会や人の役に立っているか
安定 安心して長く働けるか
バランス 仕事とプライベートの両立ができるか
独立 自律的に仕事を進められるか
創造 新しいものを生み出せるか
多様性 さまざまな人と関われるか
報酬 高い収入を得られるか
承認 周囲から認められるか
刺激 新しい挑戦ができるか

これらの価値観はあくまで一例です。ほかにもさまざまな価値観があるので、ご自身の経験や考えにもとづいて、大切にしたい価値観を見つけてみましょう。

価値観が明確になれば仕事選びの軸も定まり、本当にやりたいことに近づくはずです。

コンピテンシー診断

「コンピテンシー診断」とは、仕事で成果を挙げるために必要な行動特性「コンピテンシー」を分析するツールです。自己分析において、過去の経験から自分の強みを客観的に把握し、仕事で活かせる能力を理解するのに役立ちます。

コンピテンシー診断では、あらかじめ決められた質問に回答することで、これらの要素を分析し自身の強み・弱みを明らかにします。診断結果は具体的な行動レベルで示されるため、今後のキャリアプランを考えるうえで貴重な情報源となるでしょう。

たとえば「目標達成力」が高いと診断された場合、以下のような行動特性が考えられます。

  • 困難な目標に対しても、積極的に挑戦する
  • 目標達成のために、綿密な計画を立てて実行する
  • 進捗状況を管理し、必要に応じて軌道修正を行う
  • 周囲を巻き込み、協力を得ながら目標達成を目指す

このようにコンピテンシー診断によって、自身の強みを具体的な行動特性として理解し、仕事でどのように活かせるかを明確にできます。また、弱みとして認識された部分は今後の成長ポイントとして捉え、スキルアップにつなげることも可能です。

ミイダス」ではコンピテンシー診断を提供しています。あらかじめ用意された質問に回答するだけで、あなたのパーソナリティの特徴や職務適性、ストレス耐性、上司・部下になったときのタイプなどが分析可能です。

たとえばパーソナリティの特徴は、以下9つの項目から分析されます。

  1. ヴァイタリティ
  2. 人当たり
  3. チームワーク
  4. 創造的思考力
  5. 統率力
  6. 状況適応力
  7. 問題解決力
  8. プレッシャー耐力
  9. オーガナイズ能力

自分では「プレッシャーには弱い」と思っていても、実は耐性がある可能性があります。結果によって自分のやりたいことや、できる仕事は変わってくるはずです。

ミイダスの可能性診断は、会員登録すれば無料でお試しできます。ゲーム感覚でできるので、ぜひ一度お試しください。

\自分に向いている仕事がわかる!/
ミイダスでコンピテンシー診断する

※登録後に無料で診断できます。


やりたいことを仕事につなげる方法


やりたいことを仕事につなげる方法は以下のとおりです。

  • 関連する業界や業種をリサーチする
  • 実際に働いている人に話を聞きに行く
  • やりたいことの勉強を始めてみる

それぞれの方法を紹介します。

関連する業界や業種をリサーチする

やりたいことが明確になったら、次は実現できる業界や業種のリサーチを行いましょう。闇雲に仕事を探すのではなく、自分のやりたいことと関連性の高い業界や業種に絞り込むことで、仕事選びの効率を高められます。

その際、なるべく視野を広げて探すことが大切です。自分のやりたいことはどのような業界や業種で活かせるのか、意外な発見があるかもしれません。

たとえば「人と話すことが好き」なら、営業職以外にも接客業やカウンセラー、学校の先生など、さまざまな選択肢が考えられます。はじめから選択肢を狭めず、自分の可能性を信じて探してみましょう。

実際に働いている人に話を聞きに行く

自己分析でやりたいことが見えてきたら、実際にその仕事に就いている人に話を聞いてみましょう。生の声を聞くことで仕事内容のリアルな側面や、やりがい、苦労などを把握できます。

漠然としたイメージが具体的になり、本当に自分がやりたいことなのかどうかを判断する材料にもなるでしょう。話を聞く方法には、以下のようなものが挙げられます。

  • 知人・友人 OBOG訪問
  • インターンシップ
  • キャリア相談会 など

また、話を聞く際には以下の点に注意しましょう。

  • 事前に質問事項を準備しておく
  • メモを取りながら話を聞く
  • 具体的な質問をする
  • 相手の時間を尊重する

営業の仕事に興味がある場合は「営業の仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?」「営業の仕事で大変なことは何ですか?」「未経験から営業職に就くために必要なことは何ですか?」など、具体的な質問を準備しておくとよいでしょう。

【関連記事:転職したい業界が決まらないとき、どうしたらいい?具体策を解説

やりたいことの勉強を始めてみる

やりたいことが明確になったら、実際に勉強を始めてみましょう。勉強を始めることで、やりたいことへの理解が深まり、本当にやりたいことなのかどうかを判断する材料になります。

たとえばWebデザイナーに興味があるなら、Webデザインのオンライン講座を受講したり、デザインツールを使ってみたりすることで具体的なイメージが湧きやすくなります。自分に合った勉強方法を選び、無理なく続けられるように工夫することが大切です。

具体的にどのように勉強を進めればよいかわからない場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 関連書籍を読む
  • Webサイトを見る
  • 勉強会に参加する
  • 専門家に相談する

まずは小さいことから始めてみて、やりたいことへの理解を深め、将来のキャリアプランにつなげましょう。

自己分析で新たな自分を見つけよう


本記事では、自己分析の大切さやメリット、分析する際の流れ、活用できるフレームワークなどを紹介しました。 自分のやりたいことがよくわからないまま求人を探していませんか?

わからないまま選考がスムーズに進んだ場合、後悔するかもしれません。 まずは自分の強みや弱みなどを把握したうえで、本当に自分のやりたいことを見つけることが大切です。

自己分析のフレームワークはたくさんあります。 自分に合った方法で自己理解を深めて、やりたいことを見つけましょう。

\自分に向いている仕事がわかる!/
ミイダスでコンピテンシー診断する

※登録後に無料で診断できます。