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目次
  1. 「テレワーク」の急速な普及によって注目され始めた業界
  2. 「テレワーク」の普及でサテライトオフィス、モバイルワーク関連サービス企業・業界が有望な理由
  3. サテライトオフィス、モバイルワーク関連サービス企業・業界市場動向を読み解くヒント
  4. 「異業種・未経験でも転職成功の可能性大」なポイント

意外と知られていないけど成長中、または今後成長の可能性が高い業界・マーケットをご紹介します。
今回は、テレワークの普及で注目を集めている「サテライトオフィス・モバイルワーク関連サービス」について。外出自粛のために働き方が変わってきている今、なぜ「サテライトオフィス・モバイルワーク関連サービス」が注目を集めているのか?転職を目指すあなたに、市場の動向をレポートします。

「テレワーク」の急速な普及によって注目され始めた業界

テレワークとは? 情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。

新型コロナウイルス禍をきっかけにテレワークを導入・実施する企業が急増した事で、サテライトオフィス、モバイルワーク関連サービス企業・業界が脚光を浴び始めているというのです。異業種・未経験からの転職成功の可能性はあるか?チェックしてみましょう!

「テレワーク」の普及でサテライトオフィス、モバイルワーク関連サービス企業・業界が有望な理由

 コロナ対策としてはテレワーク=在宅勤務ですが、本来テレワークとは在宅勤務に限ったものではありません。コロナ対策とは関係なく、最近では本社と離れた場所に設置されたオフィスで勤務する「サテライトオフィス勤務」や、場所に固定せず可搬端末やタブレット、スマートフォンなどのモバイル機器を駆使して業務を行う「モバイルワーク」を実践する企業が増加傾向にあります。
これらの動きをビジネスチャンスと捉え、さまざまなサービスを展開する企業・業界の動向にも注目が集まっています。

例えば、コロナ禍によるインバウンド急減で苦境に追い込まれているホテル業界では、リモートワーク勤務者を対象とする各種プランを打ち出しています。 また、休暇と仕事を両立させるワーケーションの取り組みも広がっている様子。

不動産業界ではワーケーション向けの施設に力を入れ、受け入れ側の自治体でも地域活性化につながるとして期待を寄せています。
レジャー施設の休業も相次いだ一方で、「三密」(密閉、密集、密接)を避けられるキャンプ場などのアウトドア施設は活況です。

これら自宅以外の場所でのテレワークも、今後長期的な視点で考えると増加していくはず。さまざまな分野の企業・業種でテレワークに関連するサービスの需要が高まるでしょう。


サテライトオフィス、モバイルワーク関連サービス企業・業界市場動向を読み解くヒント

注目すべき新聞記事を見つけました。2019年に掲載されていたもので、働き方の多様化にともなって仕事と休暇を両立させる「ワーケーション」が活発になっているという内容。既に地方自治体と企業が協業し、リゾート地などにシェアオフィスを設置してワーケーション需要に対応する動きは活発化している様子。それに加え、コロナ禍の影響によってテレワークが急速に普及した事で、新たな動きも見られます。 ここに、サテライトオフィス/モバイルワーク関連サービス企業・業界における動向が見えました。



動向:テレワーク関連の施設や旅行企画など、各種サービスが充実していく

ワーケーションは、「Work(ワーク)」と「Vacation(バケーション)」を合わせた造語。都心に住むビジネスパーソンが旅先で休暇を兼ねて仕事をしたり、地方移住に向けた準備につなげたりする働き方を指す。より自由な働き方を求める社員に応えようと、大手企業でも認める動きが広がりつつある。

(2019年06月05日 日経産業新聞 015ページ掲載)



長野県のリゾート地などで官民によるテレワーク誘致が本格化してきた。県と和歌山県は18日、仕事をしながら休暇も楽しむ「ワーケーション」の普及に向けた協力趣意書に署名。今後、全国の自治体と協力して利用者増を目指す。

(2019年07月19日 日本経済新聞 地方経済面 長野掲載)



動向:「三密」を避ける過ごし方は自宅以外でも可能。ライフスタイルの変化が新たなトレンドを生んでいる

若者や新興富裕層は環境問題に関心が高い。「都会文化」と「モノ」に引かれたバブル世代とは異なり、自然の中でのコト(体験)消費にかっこ良さや癒やしなどの価値を感じているのです。

(2020年04月03日 日経MJ 003ページ掲載)


メンタルの健康を保つために、外出やレジャーは遠からず認めなければならない。しかし、なるべく感染は抑えたい。自然の中で静かに過ごす最近のアウトドアは、両立のための有力なメニューです。

(2020年04月03日 日経MJ 003ページ掲載)




募集が増えそうな職種
  • 技術職 ITコンサルタント、エンジニアなど
  • その他 企画、マーケティング、営業、施設運営スタッフなど

テレワーク関連施設や宿泊施設、アウトドア、旅行、不動産などの各業界、地方自治体の観光課などでも募集が増える事が予想されます。また、サービスのプロモーションや予約などにも欠かせないWebサイト制作に関わる各職種も期待できそうです。



「異業種・未経験でも転職成功の可能性大」なポイント

コロナ禍により「三密を避ける」という観点から生まれた、新たな需要を活かしたサービスが注目されています。宿泊施設や飲食店でも「コロナ対策プラン」などの企画をよく目にするようになりました。1人きりでキャンプを楽しむ「ソロキャン」も人気急上昇中なのだとか。 しかし、それとは別に働き方改革の一環として注目されていた「ワーケーション」など、職場に束縛されない働き方への需要の高まりは見過ごせません。今後も安定的に需要が高まっていく事が予想されます。 「アウトドアが好き」「自然が好き」「時代に即した、新たな価値観を取り入れて企画を考えたい」そんな気持ちが仕事につながる職種も増えそうです。