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目次
  1. 歯科衛生士の主な5つの仕事内容
  2. 歯科衛生士の1日のスケジュール
  3. 歯科衛生士の年収
  4. 未経験でも歯科衛生士になれる?
  5. 未経験から歯科衛生士に転職する方法
  6. 歯科衛生士への転職にはミイダスがおすすめ
歯科衛生士は、歯科医師と協力して患者の口腔衛生を保つ専門職です。

患者の健康サポートが主な役割ですが、具体的にはどのような業務を行うのか気になりますよね。 また、未経験者から歯科衛生士に転職するには何をすればよいのでしょうか。

この記事では、歯科衛生士の仕事内容や1日のスケジュール、歯科衛生士に転職する方法について詳しく解説します。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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歯科衛生士の主な5つの仕事内容


歯科衛生士の仕事内容はさまざまですが、主な業務は以下の5つです。それぞれの業務について詳しく解説します。

1.診療補助

歯科衛生士の診療補助とは、歯科医師の治療をスムーズに進めるためのサポートやアシストを行うことです。 歯科衛生士は切開や抜歯、麻酔注射などは行いませんが、器具の準備や消毒、口腔内のチェックや記録、歯型の印象を取るなど、治療中のサポートを行います。

また、患者を診療室に案内したり、治療前にリラックスできるよう補助するのも歯科衛生士の役割です。

2.歯科予防処置

歯科予防処置とは、虫歯や歯周病などの口腔疾患を未然に防ぐための措置やケアを行うことです。具体的には、スケーリングによって歯の表面や歯肉の下に溜まった歯石を取り除き、フッ素塗布やシーラント処置で歯の表面を保護し虫歯の発生を防ぎます。

正しい歯磨き方法やデンタルフロスの使い方、適切な食生活や生活習慣などを患者に指導したり、定期的な歯科検診を促したりして、患者の口腔内の健康維持をサポートします。

3.歯科保健指導

歯科保健指導とは、患者に口腔内の健康を維持するための知識や方法を指導することです。正しい歯磨きの方法やデンタルフロスの使い方を指導し、歯ブラシや歯磨き粉の選び方についてもアドバイスします。

虫歯や歯周病を防ぐためには、食事や飲み物の選び方が重要です。歯科衛生士は、間食を摂る際に気をつけることや口腔健康に悪影響を与える生活習慣の改善案を提供します。

また、定期的な歯科検診の重要性を説明し早期発見と早期治療の必要性を伝えることで、患者の口腔内の健康を保つ手伝いを行います。

4.歯周病予防と治療

歯科衛生士による歯周病予防と治療とは、定期的なスケーリングやルートプレーニングなどの予防処置を行うことです。患者に対して、正しい歯磨き方法やデンタルフロスの使い方、食生活や生活習慣の改善方法を伝えます。

歯周病の患者には進行状況を診断し、治療中は歯科医師と連携して必要な処置やアドバイスを行い、治療後には再発防止のための指導もします。

5.ホワイトニングやフッ素塗布

歯科衛生士によるホワイトニングとフッ素塗布は、口腔内の健康と美しさを維持するための処置のことです。ホワイトニングでは、歯の表面に専用のホワイトニング剤を塗布し、歯の色を明るくすることで着色や黄ばみを軽減します。

フッ素塗布は歯の表面にフッ素を塗ることで歯を強化し、虫歯を予防することです。この処置は特に虫歯リスクが高い患者や子どもに対して効果的です。

歯科衛生士の1日のスケジュール


歯科衛生士の1日のスケジュールは、勤務先や業務内容によって異なりますが一般的な流れは以下のとおりです。

8:30 - 9:00 出勤、診療準備

器具や材料の準備

出勤後にまず行うのは診療室の準備です。歯科治療で使用する器具や材料を整理し、適切に配置します。

治療に使用する器具の殺菌や消毒をし、清潔な治療環境を保ちます。

診療台やチェアの清掃・消毒

診療台やチェアの清掃・消毒は、院内感染を防ぐために行います。表面の汚れを洗浄・殺菌し、次回の患者に備えて診療台やチェアを整備したり、必要な器具や材料の準備をしたりします。

当日の予約確認

当日の予約の確認やキャンセル、追加の診療などの情報を把握して業務の準備を整えます。診療の際は患者の情報を把握することで、治療や予防処置をスムーズに進められるでしょう。

9:00 - 12:00 午前の診療

予防歯科(スケーリング、PMTC、フッ素塗布)

患者に対し、虫歯や歯周病を未然に防ぐための歯科ケアを行います。スケーリングでは、歯の表面に付着した歯石やプラークを取り除きます。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、機械を使って歯の表面のプラークや着色を徹底的に除去し、口腔内の清潔を保つ作業です。 フッ素塗布は歯の表面にフッ素を塗ることで、歯を強化し虫歯の予防を図ります。

シーラント処置では、歯の溝に樹脂を塗布し、虫歯の原因となるプラークの蓄積を防ぎます。

診療補助(診察のサポート、器具の準備)

歯科医師の診療補助を行います。具体的には、診察中のアシストや器具の準備などです。

診察のサポートには必要な器具を手渡す、患者の位置を調整する、治療中の説明やサポートなどが含まれます。 器具の準備とは、使用する器具や材料をセットしたり清掃・消毒したりすることです。

前もって準備することで、診療をスムーズに進められます。

口腔衛生指導(患者への歯磨き指導、食事指導)

口腔衛生指導は、患者に口腔内の健康を維持するための知識と方法をアドバイスすることです。歯磨き指導では、正しい歯磨き方法やテクニック、歯ブラシや歯磨き粉の選び方を説明します。

食事指導では虫歯や歯周病のリスクを減少させるために、健康的な食事や間食の選び方についてアドバイスし、患者が効果的に口腔内の健康を管理できるようサポートします。

12:00 - 13:00 昼休み

休憩、昼食

診療の合間に休憩や昼食を取ります。医院によって休憩時間や昼食時間が決まっており、スタッフ全員で調整し、交代で休憩をとることもあります。

13:00 - 17:00 午後の診療

午後の診療では、まず診療室の準備や器具の点検を行います。準備が整ったら、午前中と同じように患者を迎え、診療台に案内して治療や予防処置、口腔衛生指導を行います。

17:00 - 18:00 診療後の業務、退勤

器具の片づけや消毒

診療後に使用した器具を片づけて適切に保管します。器具を洗浄して汚れや歯垢を取り除くのも業務のひとつ。

洗浄後、消毒液に浸して細菌やウイルスを殺菌します。 高リスク器具は滅菌器で完全に殺菌を行い、最後に消毒や滅菌の実施状況を記録して衛生管理を徹底するのも大切です。

診療記録の整理・入力

診療記録の整理・入力とは、患者の治療内容や口腔内の状態などの記録を整理することです。整理した情報は電子カルテや診療記録システムに入力します。

診療記録は安全に保存・適切に管理し、次回の診療に備えて患者の情報や治療計画の確認を行うための準備を整えます。

翌日の準備

翌日の準備とは、診療室や器具の清掃・消毒を行い、必要な器具や材料を整えることです。次の日に使用する器具や消耗品をセットし、適切に保管します。

また、患者の予約スケジュールを確認し、治療内容や特別な対応が必要な場合は準備を行います。前回の診療記録をチェックし、情報が正確に入力されているかもあわせて確認。

最後に診療スケジュールや注意事項を共有し、翌日の業務をスムーズに進めるよう調整を行って終了です。

その他

ミーティング

歯科衛生士のミーティングでは、業務の振り返りや改善点の共有が主な目的です。新しい技術や治療法について学ぶ教育や研修も行い、業務上の問題を解決するために意見を出し合います。

また、今後の診療スケジュールやイベントの計画を立て、スムーズな運営を目指すのもミーティングをする目的のひとつです。患者の情報や特別な対応が必要な場合は、話し合いをすることもあります。

電話対応

受付が不在の歯科医院では、患者からの電話対応も歯科衛生士の業務のひとつです。電話対応には、予約スケジュールの調整だけでなく、治療内容や診療費用、保険についての質問に答えることも含まれます。

診療後には、治療経過や次回の予約について確認を行うのも歯科衛生士の役割です。予約の確認やリマインダーの通知を行い、診療日や準備事項を再確認します。 クレームや不満の声が届いた場合は丁寧に対応し、問題解決に努めます。

歯科衛生士の年収


職業情報提供サイト「jobtag」によると、歯科衛生士の年収は404.3万円です。しかし、実際の収入は経験やスキル、勤務地、勤務形態、施設の規模によって異なります。

経験が豊富で高い技術を持つ人ほど、収入が高くなりやすいです。また、フルタイムの正社員として働く場合、パートタイムより収入が高くなる傾向にあります。

地方では都市部に比べると収入が低くなることもありますが、大規模なクリニックでは高い収入が期待できるでしょう。

参考:歯科衛生士 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

未経験でも歯科衛生士になれる?


歯科衛生士は国家資格が必要な職業です。そのため、未経験から歯科衛生士になるには、専門学校や大学で歯科衛生士課程を修了して国家試験に合格する必要があります。

資格の取得後は、実務経験を積むために歯科クリニックや病院で勤務します。未経験者でも研修や実習を通じて経験を積むことが可能です。

資格取得後、就職活動を行います。この際、新人研修やサポートがある職場を選ぶとよいでしょう。これらのステップを踏むことで、未経験からでも歯科衛生士としてのキャリアを築けます。

未経験から歯科衛生士に転職する方法


未経験から歯科衛生士に転職するには、以下のステップを進むことが重要です。それぞれを詳しく解説していきます。

歯科衛生士養成学校に入学する

歯科衛生士になるためには、専門学校や大学で歯科衛生士課程を修了する必要があります。まず、各学校の入学要件や試験内容を調べ、入学試験や書類選考に備えましょう。

書類選考では、学歴や職歴、志望動機を明記した書類を提出します。入学試験では一般教養や専門科目の知識が問われるため、しっかり勉強しておくことが大切です。

学校で学習する

歯科衛生士専門の学校や大学で基礎医学(解剖学、生理学など)や、歯科専門科目(歯科衛生学、歯周病学など)を学びます。

臨床実習を通じて患者対応や診療補助の実践的なスキルを身につけ、コミュニケーションスキルや予防歯科(スケーリング、PMTCなど)の技術も習得します。

実習を受ける

診療補助実習では、歯科医院や病院で歯科医師の診療をサポートし技術を学びます。 予防処置実習は、スケーリングやPMTCなどの口腔内を清潔に保つ技術を習得し、患者対応実習では患者とのコミュニケーション方法や指導方法を学ぶことを目的とした実習です。

器具の準備・消毒実習では、診療に使用する器具の準備や消毒方法を学び、衛生管理の重要性の把握に努めます。記録・管理実習では、診療記録の整理や入力方法を学び、適切な管理技術の習得を目的としています。

歯科衛生士国家試験を受験する

歯科衛生士として必要な知識と技術を学び、専門学校や大学の歯科衛生士養成課程を修了すると、国家試験の受験資格を得られます。

実際の試験形式に慣れるための模擬試験を通じて、自分の理解度や弱点を把握し、最終的な試験に備えることが大切です。

歯科衛生士国家試験に合格する

国家試験に合格することで、歯科衛生士としての資格を正式に取得できます。合格後は歯科衛生士としての資格を証明するための、登録手続きを行いましょう。

この手続きでは、資格証の発行を受け、法律上の要件を満たすための登録をします。これらの課程をすべて終えたら、就職活動を始められます。

転職活動を始める

歯科衛生士として転職活動を始めるには、まず自己分析を行い、履歴書や職務経歴書を準備しましょう。求人情報を収集し、応募先のリサーチを行ってから面接の準備をします。

面接では自分の強みや経験を具体的に伝え、無事に内定できたあとは条件交渉を行います。転職活動では、自分の希望と現実のバランスを取りながら、慎重に進めることが大切です。

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