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目次
  1. ロスジェネ世代とは?
  2. ロスジェネ世代が生まれた背景
  3. ロスジェネ以外の世代には何がある?
  4. ロスジェネ世代の特徴
  5. ロスジェネ世代の求人倍率
  6. ロスジェネ世代が抱える悩みとは?
  7. ロスジェネ世代が転職を成功させるための方法
  8. ロスジェネ世代の転職を成功させるならミイダスがおすすめ
「ロスジェネ世代」とは「失われた世代」を意味し、1990年代の就職氷河期に社会へ出た人々のことを指します。厳しい時代を生き抜いてきた世代とされるロスジェネ世代ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

また、ロスジェネ世代が抱えている悩みにはどんなものがあるのでしょうか。今回は、そんなロスジェネ世代が生まれた背景や、ロスジェネ世代が転職を通じて成功するための方法を解説します。
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ロスジェネ世代とは?


ロスジェネ世代(ロストジェネレーション世代)とは、1993年から2005年ごろに社会に出た日本の若者のことを指します。 この時期はバブル崩壊後の就職氷河期にあたります。

そのため、正社員として働くことが非常に難しく、多くの若者が安定した職を得ることができませんでした。 その結果、長期間の雇用不安や収入格差が問題となり、政府も支援を行いましたが根本的な解決には至らず長年格差が続いている現状があります。

ロスジェネ世代が生まれた背景


ロスジェネ世代が生まれた背景には1990年代初頭のバブル経済崩壊と、それに続く長期的な景気低迷が大きく関係しています。 企業は人件費を抑えるため新卒採用を大幅に絞り、これが「就職氷河期」を引き起こしました。

この時期に社会へ出た若者たちは正社員として就職するのが難しく、非正規雇用や不安定な職に就く人が多く生まれています。 さらに、終身雇用制度の不安定さや成果主義の導入といった労働環境の変化も影響し、安定したキャリア形成が難しくなりました。

こうした構造的な問題が重なった結果、ロスジェネ世代は「失われた世代」と呼ばれるようになったのです。

ロスジェネ以外の世代には何がある?


世代を切り替えて、いろいろな背景を持つ世代が生まれてきた日本。それぞれの世代について簡潔に説明します。

団塊世代(1947年~1949年)

「団塊世代」は、戦後の復興と共に生まれた大量の人口に含まれる世代です。高度経済成長の立役者であり、現代社会の中心的存在でもあります。

新人類(1955年~1964年)

「新人類」は、1960年代の学生運動や新しい価値観が広がった時代に成人を迎えた世代です。革新的な考え方や個性を尊重する傾向が強くあります。

団塊ジュニア(1971年~1974年)

「団塊ジュニア」は、団塊世代の子どもとして親世代の影響を強く受けながらも、社会の変化の中で自分自身の道を模索してきた世代といわれています。

バブル世代(1986年~1991年)

「バブル世代」は、バブル景気に入社し、経済成長の恩恵を受けた世代です。就職先として上場企業を選べるほどの好景気に恵まれました。

ゆとり世代(1987年~2004年)

「ゆとり世代」は、ゆとり教育を受けた世代です。学業や生活に余裕を持たせる方針で育ち、ストレスの少ない環境で過ごすことが多いといわれています。

さとり世代(ゆとり世代後半)

「さとり世代」は、ゆとり教育を受けたあとに、さらに学び方や人生観を見直す脱ゆとり教育に移行した世代です。価値観が成熟し、慎重に物事を考える傾向が見られます。

ロスジェネ世代の特徴


ロスジェネ世代はバブル崩壊後の厳しい経済状況下で社会に出たことから、他の世代とは異なる価値観や行動傾向を持っています。ここでは、その主な特徴を5つ紹介します。

仕事に対しての意識が高い

厳しい就職競争をくぐり抜けたロスジェネ世代は、仕事に対する責任感や意欲が強いのが特徴です。「仕事は簡単に得られるものではない」という意識が強く、与えられた業務に真面目に取り組みます。

また、成果主義や非正規雇用の環境下で働いてきたことから、自らの価値を高めようとスキルアップに励む人も多く見られます。

堅実的である

ロスジェネ世代の多くは経済的に不安定な時代を若い頃に経験したため、無駄遣いやリスクの高い投資を避ける傾向にあります。将来への不安から、収入が安定していても消費より貯蓄を優先する人が多く、家計管理にも慎重です。

また、実用性やコストパフォーマンスを重視する傾向があり、生活スタイルも堅実で経済的な自立や老後の備えを意識した行動が目立つのも、この世代の特徴です。

転職に対して慎重である

今ほど転職市場が活発でなかった時代にキャリアを築いてきたロスジェネ世代は、一度就いた職を手放すことに対してとても慎重です。

「転職=リスクを伴う」と考える傾向にあり、さらに再就職が難しかった経験から「次が見つからなかったらどうしよう」という不安を抱えていることも。そのため、現職に不満があっても踏み出せない人も多くいるようです。

デジタル世代とのギャップがある

アナログからデジタルへの移行期に社会人になったロスジェネ世代は、デジタルネイティブ世代との間にギャップを感じている人も多いです。

最新のITツールやSNSの活用、オンラインでのコミュニケーションに対して苦手意識を持っていたり、仕事の進め方や価値観の違いに若手との連携に戸惑ったりすることも少なくありません。

ロスジェネ世代の求人倍率


厚生労働省の調査によると、就職氷河期(1993年〜2000年)の求人倍率の推移は、次の通りです。

  • 1993年(平成5年):1.91倍に低下し、バブル崩壊後の経済状況が影響を及ぼす
  • 1995年(平成7年):1.20倍まで落ち込む
  • 1997年(平成9年):1.45倍に回復
  • 1998年(平成10年):0.53倍に急落し、最も厳しい時期を迎える
  • 1999年(平成11年):1.25倍に回復
  • 2000年(平成12年):再び0.99倍に低下

全体で求人倍率は1990年から2000年にかけて約3分の1に減少し、新卒者の就職が困難になり、非正規雇用が増加しました。

参考:厚生労働白書

ロスジェネ世代が抱える悩みとは?


ロスジェネ世代は、就職氷河期に社会に出たため、他の世代と比べて多くの悩みを抱えています。以下ではロスジェネ世代が抱える主な悩みを解説します。

非正規社員や無職が多い

就職氷河期に正規社員としての職に就けず、非正規雇用が多いとされるロスジェネ世代。そのため、長期間安定した収入を得られず、キャリアの進展も遅れていました。

さらに、定職に就けなかった人々のなかには無職のままでいる人もいて、再就職の機会を得るのが難しくなっています。そのため、社会的にも経済的にも困難な状況に直面していることが多いです。

キャリアプランを立てにくい

ロスジェネ世代は就職氷河期の影響で、希望する仕事や職場でのキャリアを築けなかった人が多く、将来のキャリアプランに対する不安を感じる人も少なくありません。

また、非正規社員で働きながらのキャリア形成が難しく、スキルや経験を積む機会も限られているため、キャリアアップを目指すのが難しい状況にあります。

正規雇用者と比較して収入が低い

ロスジェネ世代は就職氷河期を経験したため、正規雇用としての就職が難しく、非正規雇用にとどまっている人が多く見られます。正規雇用者と比較すると、非正規雇用者は収入が低く、生活の質に差が生じていることが多いです。

また、非正規雇用者は給与の安定性が低く、賞与や退職金も少ないため、長期的な経済的安定を確保することが難しくなっています。そのため、年金や社会保障面でも不安を感じる人は少なくありません。

2040年問題

ロスジェネ世代の多くは、将来の老後資金に対して強い不安を抱えています。特に「2040年問題」が挙げられます。これは、ロスジェネ世代が定年後に年金や貯蓄に頼ることになる時期には、十分な年金支給額がない可能性が高いとされている問題です。

また、少子高齢化の影響で将来の社会保障制度が不安定になり、十分な貯蓄を持っていないロスジェネ世代は、老後生活への備えが十分でないという問題が深刻化しています。

ロスジェネ世代が転職を成功させるための方法


ロスジェネ世代は、転職市場での競争が激しく、より一層のスキルアップが求められます。転職を成功させるためには、以下のポイントを意識して転職活動を進めましょう。

求められるスキルを身につける

ロスジェネ世代が転職を成功させるためには、自分ができることを見直し、求人ニーズに合ったスキルを積極的に習得することが必要です。

企業は新たな技術や知識を持つ人材を求めており、特にITスキルやデジタル技術、コミュニケーション力、マネジメント能力が高い人が求められる傾向にあります。

リスキリングを実施する

リスキリングとは、現在持っているスキルや知識を新たな分野に適応させるための再教育・再学習のことです。既存の職業や業界のスキルが時代遅れになった場合に、新しいスキルを身につけるために行われます。

たとえば、ITやデータ分析、AI技術など、今後の需要が高い分野に焦点をあてて学ぶことで転職市場での競争力を高められるでしょう。

成長産業への転職を意識する

ロスジェネ世代が転職を成功させるためには、成長している業界への転職を意識することが大切です。特に、テクノロジー、ヘルスケア、物流などはこれからさらに成長が見込まれる分野で、将来の安定や自分の成長にもつながります。

求人の動きをしっかり把握し、成長する業界に絞って転職活動を行うことで、より良いキャリアを築きやすくなるでしょう。

職務経歴書・履歴書の工夫

現代の転職市場において、転職回数が少ないロスジェネ世代は逆にネガティブに捉えられる場合があります。 そのため、職務経歴書や履歴書では過去の経験や実績を強調し、企業が求めるスキルに焦点を当てた内容をアピールすることが求められます。

具体的な数字や成果を挙げることで、自分の能力を効果的に伝えましょう。

【関連記事:【例文あり】職務経歴書の書き方と提出方法・マナーを簡単に解説

即戦力としての強みを明確にする

転職市場では、即戦力となる人材を求める企業が多いです。ロスジェネ世代の強みは、長年の業務経験やリーダーシップを発揮できることです。 自分がどのように企業に貢献できるのか、即戦力としてどのようなスキルを持っているのかを明確にしておきましょう。

過去の実績から自分の強みをアピールできるように準備しておくことが、転職成功につながります。

就職氷河期世代支援プログラムを利用する

「就職氷河期世代支援プログラム」は、職業訓練やキャリアカウンセリング、求人情報の提供など、転職活動をサポートするさまざまなサービスを提供している取り組みです。

企業と連携して求職者に合った職場を紹介することも多く、スムーズな転職が叶いやすくなります。ロスジェネ世代が転職を成功させるためには、就職氷河期世代支援プログラムを積極的に活用するのもひとつの方法です。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、転職活動において戦略的な支援が求められることが多いため、エージェントのサポートを受けることで有利に進められます。

転職エージェントを活用すれば、自分の希望や条件に合った求人を紹介してもらえるだけでなく、面接対策や履歴書・職務経歴書のブラッシュアップをサポートしてくれます。信頼できるエージェントを活用して転職活動を効率的に進めましょう。

【関連記事:転職エージェントは使わないほうが良いって本当?他のおすすめ方法も解説

副業・フリーランスも視野に入れる

ロスジェネ世代が転職を成功させるためには、副業やフリーランスとして働くことを視野に入れるのもひとつの方法です。 特にリモートワークやオンラインの仕事が増えている現代では、柔軟な働き方をすることで自分のペースでキャリアを築けるチャンスが広がります。 フリーランスとして仕事を受けることで、自分の得意な分野を活かしながらキャリアの幅を広げられるでしょう。

【関連記事:【ひとり起業】おすすめの仕事15選!向いている人や成功のコツ、注意点など
【関連記事:副業可能な会社へ転職したい|求人の探し方3つや成功させるコツを解説

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ロスジェネ世代は就職氷河期に苦労した経験を持つ人が多く、転職活動に対して不安や悩みを抱えていることが少なくありません。ミイダスでは、企業が求めるスキルや人物像に自分の強みを照らし合わせ、転職活動を有利に進めるための情報を得られます。

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