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目次
  1. CADオペレーターとは|図面の作成・修正を行う仕事
  2. CADオペレーターはつらい・やめとけといわれる理由
  3. CADオペレーターに向いている人の特徴7つ
  4. CADオペレーターに求められるスキル
  5. CADオペレーターを目指す人におすすめの資格3つ
  6. 未経験からCADオペレーターになる方法
  7. CADオペレーターに関するよくある質問
  8. CADオペレーターに転職するならミイダス!
建築、製造、エンジニアリングなど、さまざまな産業で必要とされるCADオペレーター。需要が高く、安定した職業なので転職を考える方も多いです。

今回は、CADオペレーターになるにはどのような資格が必要で、どんな人材が適しているのかを紹介します。また、未経験から転職することが可能かどうかをふまえて、CADオペレーターの仕事についても詳しく解説していきます。
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CADオペレーターとは|図面の作成・修正を行う仕事


CADオペレーターとは、CADソフトウェアを使用して建築物、機械部品、電子機器などの図面や設計を作成する仕事を指します。CADオペレーターはさまざまな分野で活躍していますが、主に建築事務所や建築関連の企業(建設コンサルタント、ゼネコン、サブコン、建材メーカーなど)で働くことが一般的です。

また、建築系以外に機械設備、家電、電子部品、家具、アパレルなどの製造業やデザイン事務所でも、CADオペレーターは必要とされています。

設計者・設計士との違い

CADオペレーターは設計者・設計士と混同されることがあります。CADオペレーターは設計者や設計士からの指示に基づいて作業を行い、CADソフトウェアを操作して図面の作成や修正を行うことが主な役割です。

一方、設計者や設計士は建築や製品などの設計全般を担当します。図面の作成や設計の初期段階を担当するため、CADオペレーターよりも高度な技術や知識が必要で、プロジェクトのリードや決定権を握ることが多いです。

CADオペレーターの年収

CADオペレーターの収入に関するデータは限られていますが、厚生労働省が令和4年に発表した「産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」によると、建設業における年収の平均は男女計の賃金で20〜24歳で230万円、30〜34歳で293万円となっています。

ただし、これはCADオペレーターのデータではなく、建設業全体の統計です。CADオペレーターの実際の収入は、業種や経験などによって異なるので参考程度に捉えておくとよいでしょう。

参考:(5) 産業別にみた賃金

CADオペレーターはつらい・やめとけといわれる理由


CADオペレーターの仕事がつらいと感じる理由や、他者から「やめとけ」といわれることには以下のような理由があげられます。

納期前には残業が増える

CADオペレーターの仕事が「つらい」といわれる要因のひとつは、残業や休日出勤が多いことです。特にプロジェクトの締め切りに追われる納期直前は作業量が増えるため、CADオペレーターは長時間の労働を強いられることがあります。

このような状況下では、仕事とプライベートのバランスが損なわれるだけでなく、長時間労働による健康への影響や心身の負担を感じやすいので注意が必要です。

見習い期間は年収が下がる

CADオペレーターの仕事は下積み期間としてアルバイトや見習い勤務が必要であり、その期間の年収は低いことがあります。CADオペレーターの年収は一般的に300万円から400万円程度ですが、下積み期間の年収は300万円未満程度です。

そのため、下積み期間の年収が低いことから「仕事がつらい」と感じる人もいるようです。しかし、この期間はCADのスキルを高めるために必要なステップであり、将来的には年収をアップさせることが可能となります。

建設現場と設計者の板挟みになる

CADオペレーターは設計者の補助を行う業務を担当し、建築現場のスタッフとも密接にやり取りを行う立場にあります。

そのため、設計者と建築現場の間で板挟みになることがあり、特に建築現場で設計者のミスが発覚した場合には、現場スタッフからCADオペレーターに苦情や文句が寄せられることも少なくありません。このような状況下で仕事を行うことを、人によっては「つらい」「大変」と感じるようです。

デスクワークによって身体的な負担がある

CADオペレーターは、主にCADソフトウェアを操作することが基本業務であり、そのために長時間座りっぱなしで作業することが一般的です。

同じ姿勢を続けることや、画面を長時間見続けることは筋肉や目に負担がかかります。長時間のデスクワークによって肩こり、腰痛、眼精疲労、視力の低下などの身体の不調が生じる可能性もあり、それが「やめたい」と感じる要因になることも多いです。

専門知識を常に学び続ける必要がある

CADオペレーターは、業界の専門知識や専門用語に詳しく、設計ソフトウェアの最新機能や技術にも精通している必要があります。また、設計ソフトウェアは定期的にアップデートされ、新しい機能が追加されるため、常に学び続けなければなりません。

新しい機能を理解するためには時間と労力を費やします。このような継続的な学習がCADオペレーターの仕事を「厳しいもの」と感じさせる一因といえます。

ミスが起きないよう慎重に作業しなければならない

CADオペレーターの業務は、誤りを防ぐために常に慎重な作業が要求されます。もし誤った図面を提供してしまった場合、それが建築現場で使用されると損害賠償のリスクが生じる可能性があります。

また、間違った図面を元に建築物を建設した場合、すべて解体してからやり直さなければいけません。このような神経を使う作業がCADオペレーターを続けるうえで、ストレスの要因となるようです。

CADオペレーターに向いている人の特徴7つ


CADオペレーターは専門知識が必要で慎重な作業が求められる仕事です。CADオペレーターに向いている人の特徴について解説します。

1.集中力があり繊細な作業が得意な人

CADオペレーターの仕事は長時間パソコンに向かって細かな作業を行うため、高い集中力が必要です。CADオペレーターは1ミリの誤差も許されない精度が求められるため、細部まで注意を払うことが大切です。

PC作業中に集中力が不足すると、誤った図面が作成されてしまうリスクがあります。そのため、図面の微細な違いにも気を配れる、正確な作業が得意な人が向いているといえるでしょう。

2.モノづくりが好きな人

CADオペレーターはデザイナーと製造者の両方の視点を理解し、図面を作成する仕事です。製品を直接作るわけではありませんが、作成する図面は製造プロセスにおいて重要な役割を果たします。

そのため、モノづくり全体を俯瞰的に見られる人やモノづくりに興味を持つ人にとって、CADオペレーターの仕事は適しているといえるでしょう。

3.空間認識能力がある人

CADオペレーターは目の前にないものを図面に表現するため、高度な空間認識能力が必要です。CADオペレーターは、2次元および3次元の空間を正確に把握し、それを図面や設計に反映する必要があります。

的確な図面を作成するためには、図形や数字を扱う能力が欠かせません。空間認識能力が高い人は物体や形状の関係を迅速に理解し、それをCADソフトウェアを使用して的確に表現することができるため、向いているといえるでしょう。

4.スケジュール管理力が高い人

CADオペレーターの仕事をするうえで、スケジュール管理能力は非常に重要です。CADオペレーターの納期は、設計から製品完成までの工程進捗状況によって決定されます。

プロジェクトの成功にはスケジュール管理が不可欠であり、CADオペレーターはプロジェクト全体の状況を理解し、柔軟に対応する必要があります。そのため、自分のスケジュールと作業時間を正確に把握し、責任感を持って取り組める人はCADオペレーターに向いているといえるでしょう。

5.コミュニケーション能力が高い人

CADオペレーターは、クライアントやチームメンバーとの打ち合わせが頻繁に行われます。スムーズに作業を進行させるためには、チーム全体のコミュニケーションが不可欠です。

十分なコミュニケーションが取れていないと、設計士の意図を正確に把握できずに図面の修正に多くの時間がかかる可能性があります。そのため、コミニケーション能力が高く、明確なコミュニケーションをとれる人に向いている仕事だといえるでしょう。

6.デスクワークが好きな人

CADオペレーターの仕事は主にデスクワークであり、長時間PCに向かって図面を作成する作業が中心です。デスクワークが得意な人は、長時間の作業に耐えられるだけでなく、正確な図面を作成できます。

そのため、立ち仕事よりもデスクワークが好きな人や、机に向かって細かい作業をすることが好きな職人気質なタイプがCADオペレーターに向いているといえるでしょう。

7.さまざまな分野で活かせるスキルを身につけたい人

CADオペレーターは、さまざまな分野で活かせるスキルを身につけたい人にもおすすめです。CADソフトウェアを使って図面を作成する能力は幅広い産業で需要があり、製品設計や工程管理、生産性向上などさまざまな分野で活躍できます。

CADオペレーターの仕事を通じて専門知識と経験を積み重ねることで、将来に役立つスキルを身につけられるでしょう。

CADオペレーターに求められるスキル


CADオペレーターに必要なスキルとはどのようなものがあるのでしょうか。CADオペレーターとしてキャリアを築く際に役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。

パソコンの操作に関する知識

CADオペレーターは主にPCを操作するため、基本的なPCスキルが必要です。例えば、WordやExcelなどのOffice系ソフトウェアは職場で必須とされるでしょう。

また、建築や設計に関するプレゼンテーション資料の作成を求められることがあります。そのため、CAD以外にもPowerPointやIllustrator、Photoshopなどのアプリケーションソフトのスキルを身につけておくのがおすすめです。

CADソフトのスキル

CADオペレーターに必要なスキルのひとつはCADソフトウェアの操作能力です。CADソフトウェアは図面を作成するためのツールであり、CADオペレーターはこれを使って設計図や製品の図面を作成します。

さまざまなCADソフトウェアを使用しますが、代表的なものにAutoCADやSolidWorks、CATIA、Inventorなどがあります。また、CAD利用技術者試験や全国建築CAD連盟認定の建築CAD検定試験などの資格があると、設計や製図業務に携わる際に有利となるでしょう。

建設業界に関する専門的な知識

CADオペレーターとして建設業界で活躍するには、建築物の構造や建設業界に関する基本的な理解が必須です。建築物の構造や設計に関する基礎知識を持つことで、正確な図面を作成できます。

また、建築物の設計や建設に関する法律や規制、建築基準への理解も不可欠です。これらの知識はCADオペレーターとしてのキャリアを築けますが、実務経験を通じてさらに知識を深められるようになります。

CADオペレーターを目指す人におすすめの資格3つ


CADオペレーターを目指す上で特別な資格は必須ではありません。しかし、取得しておくとCADオペレーターに転職するうえで有利になる資格もあります。スムーズな転職活動を進めるために、ぜひ参考にしてみてください。

1.CAD利用技術者試験

CADオペレーターに転職するなら、知名度のある「CAD利用技術者試験」の受験がおすすめです。この試験はCADに関する技術や知識を評価するものであり、CADオペレーターとして転職を考える際にこの資格を取得しておくと非常に有利となります。

この試験では、従来の2次元CADだけでなく、近年需要が高まっている3次元CADに特化した試験も用意されているため、自身の目指す業界やアピールしたいスキルに合わせて選択するのがいいでしょう。

2.オートデスク認定資格プログラム

「オートデスク認定資格プログラム」は、アメリカのソフトウェア開発会社であるオートデスクが主催・認定する資格プログラムです。このプログラムでは、CADソフトウェアの使い方や機能、設計や製図に関する知識を習得し、それを実践的な試験で証明できます。

この資格はCADオペレーターとしての専門性を証明し、就職や転職の際に有利になるはずです。また、世界共通の認定資格であるため、国内だけでなく国外でも活躍の機会を広げられます。

3.建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は、建築関連のCADソフトウェアを使用して建築図面を作成する能力を評価する試験です。この試験では、建築設計や建築製図に関する知識やスキルが問われます。

建築CAD検定試験は、建築関連の仕事を目指す方にとって非常に有利な資格です。建築設計や施工図作成など、建築に関するさまざまな分野で活躍するためのスキルを身につけたい方におすすめです。

未経験からCADオペレーターになる方法


CAD関連の資格を持っていることは転職の際に有利です。しかし、未経験者の方でもCADオペレーターに転職できる方法もあります。以下のことを参考に、ぜひ挑戦してみてください。

未経験可の求人に応募する

現在、CADオペレーターの需要が高まっており、業界全体で人手不足が深刻化しています。そのため、未経験者でも応募可能な求人が増えており、入社後に研修期間を設けている企業も多く存在します。

未経験者が求人に応募し、現場でスキルや経験を積むことで、比較的短期間でCADオペレーターとしてのキャリアを築けるでしょう。

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設計やCADオペレーターに特化している派遣会社に登録する

CADオペレーターとしてのキャリアを未経験からスタートさせたい方もいるでしょう。設計やCADオペレーターに特化した派遣会社に登録することで、大手企業のCAD関連に転職の可能性が高まります。

これらの会社は、未経験者やスキルに不安がある人向けに、独自のCAD研修プログラムを提供しています。CAD関連の仕事に興味がある方は、ぜひ派遣会社をチェックしてみることをおすすめします。

CADスクールや職業訓練を受講する

CADに関するスキルをしっかり身につけたい方には、職業訓練やCADスクールで受講してから転職する方法もあります。スクールでは、CADソフトウェアの基礎から応用まで幅広く学べるのでおすすめです。

また、建設業界や機械工学などの特定の分野に特化したトレーニングを受けられます。CADスクールでは就職サポートも行っており、訓練校やスクールを通じて就職や転職先の企業を紹介してもらうことも可能です。

転職サービスに登録する

CADオペレーターとして転職を考える場合、転職サービスを活用するのもひとつの方法です。転職サービスでは専門のキャリアアドバイザーが個々のニーズや経験に合わせてキャリアプランを提案したり、自身に適した求人情報を提供してくれることもあります。

転職サービスを利用することで、より効率的に転職活動を進めることができます。ミイダスでもCADオペレーターに関する求人が多く掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

▼ミイダスで求人があるポジション

  • 製図/CADオペレーター(機械)
  • 製図/CADオペレーター(建築)

CADオペレーターに関するよくある質問


CADオペレーターへの転職を検討する際、「文系でもなれる?」「独学でも可能?」など、さまざまな疑問を抱くでしょう。以下では、CADオペレーターに関するよくある質問とその回答を紹介します。

文系でもCADオペレーターに転職できる?

CADオペレーターは一般的に「理系の仕事」と思われがちですが、実際には文系出身者も十分に活躍できる仕事です。CADオペレーターは資格が必須ではないため、文系出身者の転職先の選択肢としても多く選ばれています。

文系出身者も、集中力やコミュニケーションスキルを活かしてCADオペレーターとしてのキャリアを築くことが可能です。実務経験を積んでスキルアップすることで、未経験からでもCADオペレーターとして成功できるでしょう。

CADオペレーターに必要な知識は独学で学べる?

CADの習得は独学でも可能です。かつてはスクールでの学習が一般的でしたが、現在は参考書や動画サイトなどからも情報収集ができるため、独学で学習して転職活動を行う人も増えています。

また、入社後の研修を希望する場合もあるため、事前に基礎的な知識やスキルを身につけておくことが望ましいです。CADオペレーターを目指す場合は、基礎的な知識を身につけることから始めるといいでしょう。

CADオペレーターに転職するならミイダス!


未経験からCADオペレーターへの転職を考えている人は、転職アプリ「ミイダス」への登録がおすすめです。ミイダスでは、プロフィールを入力して簡単な質問に答えるだけで「あなたに類似したユーザーの年収実績」を知ることができ、スキルアップ可能な転職をサポートします。


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