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目次
  1. 「ものを作る仕事」は大きく分けて5種類ある
  2. 【種類別】ものを作る仕事27選
  3. ものを作る仕事に就くメリット5つ
  4. ものを作る仕事に就くデメリット3つ
  5. ものを作る仕事に向いている人の特徴3選
  6. もの作りの適性を見極めるならミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」
  7. 自分に合った「ものを作る仕事」で、あなたらしいキャリアを築こう
「ものを作る仕事にはどんなものがある?」「自分の『好き』を形にできる仕事を知りたい」このように考えている方もいるのではないでしょうか。 「ものを作る仕事」といっても、その種類や内容は多岐にわたります。

自動車や食品といった製品を生み出す製造業から、建物を造る建設業、伝統技術を継承する職人の仕事などさまざまです。 この記事では「ものを作る仕事」を種類別に紹介します。また、年収やメリット・デメリット、向いている人の特徴なども詳しく解説します。

自分に合う仕事を知るためにも、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
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そんな方は、ミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」を受けて自分に合った仕事を見つけましょう。

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「ものを作る仕事」は大きく分けて5種類ある


「ものを作る仕事」には、大きく分けて5つの種類があります。就活や転職をする前に、自分の興味が持てそうな分野を見つけておくと、企業選びがスムーズになるでしょう。

  • 製造系:自動車、家電、食品、衣料品など、工場で製品を生産する仕事
  • 建設系:住宅、ビル、道路、橋など、建物やインフラを造る仕事
  • 職人系:伝統工芸品、家具、和菓子など、手作業で一点ものの製品を作り上げる仕事
  • クリエイティブ系:デザイン、音楽、映像、文章など、アイデアや感性を形にする仕事
  • IT系:Webサイト、アプリ、ゲームなど、プログラミング技術を用いてデジタルコンテンツやシステムを開発する仕事

ものを作る仕事が注目されている背景

「ものを作る仕事」が注目されている背景には、国内生産の重要性が高まっていることが挙げられます。これまで、多くの企業が中国やベトナムといった海外に製造拠点を置いていましたが、人件費の高騰や品質管理の問題から、国内生産に切り替える企業も増えているのです。

また、伝統工芸品といった職人系のものづくり産業では、伝統を継ぐ次世代の人材が少ないという問題を抱えています。そのため、国が補助金を出して文化継承を支援していることも注目される理由の1つです。

さらに、AI技術の進化により人間の創造性や、手仕事の価値が見直されている点も注目されている背景として挙げられるでしょう。

ものを作る仕事の年収

「ものを作る仕事」の年収は、分野や職種、経験やスキルなどによって大きく異なります。

一般的に、製造系や建設系では、専門的な技術や資格を持つ技術者や管理職の年収が高い傾向にあります。たとえば、製造業の研究開発部門や生産管理、建設業の施工管理などは比較的、高収入が期待できるでしょう。

職人系では、実績や知名度によって収入が大きく変動し、高い技術を持つ人気の職人であれば高収入を得ることも可能です。クリエイティブ系も実力主義の世界であるため、技術を磨いたり、賞やコンテストなどで高い評価を得たりすることで収入アップにつながるでしょう。

IT系では、プログラマーやシステムエンジニアなどの専門職の需要が高く、スキルや経験に応じて高い年収を得られる可能性があります。 以下で、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」のデータをもとに、ものづくりに関わる職種の年収例をまとめましたので、参考にしてください。

▼ものを作る仕事の年収例

  • 施工管理(建築):641.6万円 [注1]
  • 大工:448.7万円 [注2]
  • 家具製造:409.2万円 [注3]
  • 動画制作:591万円 [注4」
  • プログラマー:574.1万円 [注5]

【種類別】ものを作る仕事27選


「ものを作る仕事」には具体的にどのような職種があるのでしょうか。ここでは前述した5つの種類別に、代表的な仕事を一覧にして紹介します。

1. 製造系

製造系の仕事では、自動車や造船、家電といった社会や生活に欠かせないさまざまな製品を生産しています。代表的な職種としては、以下が挙げられるでしょう。

  • ライン製造
  • 生産技術
  • 品質管理
  • 商品企画

特別な資格を持っていなくても、始めやすい仕事が多いです。しかし、「フォークリフト運転技能者」や「技能士」などの資格を取得することで、キャリアアップや仕事の幅を広げられるでしょう。

コツコツとした作業が好きな人や、製品が完成していく過程に喜びを感じる人に向いています。

【関連記事:品質管理(機械)とはどんな仕事? 未経験から転職する方法や向いている人の特徴を解説

2. 建設系

建設系の仕事は、住宅、ビル、マンションといった建築物や、道路、橋、ダムなどの土木構造物を造り上げる仕事です。主な職種には、以下のようなものが挙げられます。

  • 施工
  • 施工管理
  • 設計
  • 安全管理
  • 維持管理

建築系の仕事では屋外での作業や高所での作業が多く、体力や安全管理能力が求められます。また、多くの専門業者が関わるため、チームワークやコミュニケーション能力も不可欠です。

「建築士」や「施工管理技士」などの国家資格を取得することで、仕事の幅が広がり、キャリアアップにもつながるでしょう。

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3. 職人系

職人系の仕事は、伝統的な技術や手先の器用さを活かして、一点ものの製品や作品を作り上げる仕事です。職人系のものづくりの仕事には、以下が挙げられます。

  • 陶芸家
  • 漆器職人
  • 和菓子職人
  • 家具職人
  • 楽器職人
  • 刀鍛冶

職人系の仕事では、修行を積み、技術や知識を習得していくことが一般的です。自分の手で製品を作り上げることへの喜びや、伝統文化を継承していく使命感を持てる人に向いている仕事といえます。

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4. クリエイティブ系

クリエイティブ系の仕事は、独自のアイデアや感性、表現力を活かして、新しい価値や作品を生み出す仕事です。クリエイティブ系の仕事には、以下が挙げられるでしょう。

  • デザイナー
  • イラストレーター
  • ライター
  • 編集者
  • 写真家
  • 動画編集者
  • 作曲家
  • 作家

常に新しい情報を収集し、世の中のトレンドを捉える感度が求められます。また、クライアントの要望を理解し、それを形にするコミュニケーション能力や提案力も重要です。

自分の創造性を活かして、人々に影響や感動を与えたい人にぴったりでしょう。

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5. IT系

IT系の仕事は、主にプログラミング技術を用いて、Webサイトやアプリケーション、ソフトウェアなどのデジタルコンテンツやシステムを開発する仕事です。職種の例としては、以下が挙げられます。

  • プログラマー
  • エンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント

論理的な思考力や問題解決能力、新しい技術を学び続ける意欲が不可欠です。チームでプロジェクトを進めることが多いため、コミュニケーション能力も求められます。

IT業界は技術の進歩が速く、常に新しい知識やスキルを身につける必要がありますが、将来性も高いため、安定してキャリアを築けるものづくりの仕事がしたい人におすすめといえるでしょう。

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ものを作る仕事に就くメリット5つ


ものづくりの仕事には多くの魅力があります。ここでは、ものを作る仕事に就く代表的なメリットを5つ紹介します。

  1. 成果が目に見えるためやりがいがある
  2. 専門性を身につけられる
  3. 職種によっては安定性がある
  4. 土日休みが多い
  5. 国から支援を受けられる可能性がある

1. 成果が目に見えるためやりがいがある

ものを作る仕事の魅力は、仕事の成果が形となって目に見えることです。たとえば、自分が関わった製品が店頭に並んだり、建設に関わった建物が完成したりする瞬間は、大きな達成感と喜びを得られるでしょう。

自分の努力や工夫が直接的に成果物につながるため、日々の仕事に対するモチベーションを保ちやすく、大きなやりがいを感じられるのがメリットです。

2. 専門性を身につけられる

ものを作る仕事の多くは、専門的な知識や技術が求められます。経験を積むほどスキルが向上するため、その分野の専門家として成長していけるでしょう。

特定の技術を極めたり、関連する資格を取得したりすることで、自身の市場価値を高めることも可能です。手に職をつけることで、年齢を重ねても活躍し続けられたり、独立できたりする点も魅力といえます。

3. 職種によっては安定性がある

ものを作る仕事には、景気の変動に左右されにくく、安定した需要が見込める職種が多くあります。たとえば、食品製造や生活インフラに関わる建設業、医療機器の製造などは、社会で常に必要とされる分野です。

また、特定の専門技術を持つ人材は重宝されるため、一度スキルを身につけられれば、長期的に安定して働けるでしょう。ただし、すべてのものづくりの仕事が安定しているわけではないため、業界や企業の将来性を見極めることも重要です。

4. 土日休みが多い

土日休みが多いことも、ものを作る仕事ならではの魅力です。製造業の工場などでは、生産計画に基づいて稼働するところが多く、土日祝日が休みとなるケースが比較的多い傾向にあります。

また、建設業界でも、近年は週休2日制を導入する企業が増えてきています。IT系の開発職なども、プロジェクトの納期前は忙しくなることもありますが、基本的には土日休みの企業が多いでしょう。

そのため、プライベートの時間を確保しやすく、ワークライフバランスを重視したい人にとっては魅力的な仕事といえます。

5. 国から支援を受けられる可能性がある

ものづくりの仕事によっては、国から支援を受けられるものもあります。 たとえば、若手の技能者を育成することを目的とした「ものづくりマイスター制度」や、中小企業・小規模事業者を対象とした「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といった支援制度があります。

これらの支援制度を活用することで、スキルアップや事業展開を有利に進められる可能性が高まるでしょう。

ものを作る仕事に就くデメリット3つ


「ものを作る仕事」には魅力がある一方で、大変な側面もあります。ここでは、主なデメリットを3つ紹介します。

  1. 下積み期間が長い仕事がある
  2. 売上が景気に左右される
  3. 身につくスキルが限られやすい

1. 下積み期間が長い仕事がある

ものを作る仕事のデメリットとして、下積み期間が長いことが挙げられます。職人系の仕事や、高度な専門技術を要する分野では、一人前になるまでに長い下積み期間が必要となる可能性が高いです。

師匠や先輩から数年かけて技術を学び、経験を積んでいくため、地道な作業の繰り返しや、厳しい指導に耐えなければならない場面もあるでしょう。 また、下積み期間中は収入が下がりやすい点にも注意が必要です。

2. 売上が景気に左右される

ものを作る仕事の多くは、経済の動向や景気の影響を受けやすいという側面があります。たとえば、自動車や家電などは、景気が悪化すると消費者の買い控えが起こりやすく、売上が下がりやすいです。

また、クリエイティブ系の仕事も、景気が低迷すると企業の広告予算削減などの影響を受ける可能性があります。そのため、就職・転職の際にはその業界や企業の安定性、将来性を見極めることが重要です。

3. 身につくスキルが限られやすい

特定の分野で専門性を高められるのは、ものを作る仕事の大きな魅力です。しかし、身につくスキルがその分野に特化したものになりやすく、他の業種や職種へのキャリアチェンジが難しくなる可能性も考えられます。

たとえば、フォークリフトといった機械の操作に熟練しても、その機械を使わない職種に転職する際はスキルを活かしづらいでしょう。

将来のキャリアパスを考える際には、習得するスキルが他の分野でも応用できるかを考えることが大切です。また、常に新しい技術を学び続ける姿勢を持つことも欠かせません。

ものを作る仕事に向いている人の特徴3選


ここでは、ものを作る仕事に向いている人の特徴を3つ紹介します。

  1. 作ることが好きな人
  2. 想像力やアイデア力に優れている人
  3. 地道な作業もコツコツ頑張れる人

1. 作ることが好きな人

ものを作る仕事に就くなら、「ものづくりが好き」ということが何よりも大切です。設計図を描いたり、部品を組み立てたりなど、ものづくりの過程そのものを楽しめる人は、困難な課題に直面しても前向きに乗り越えられるでしょう。

「DIYが趣味」「イラストを描くことが好き」など、日常で楽しみながら創作している人は、ものづくりの仕事に適性があるといえます。

2. 想像力やアイデア力に優れている人

新しいものを生み出したり、今あるものをより良くしたりするためには、想像力やアイデア力が不可欠です。特に、クリエイティブ系の仕事や製品開発などの分野では、まだ世の中にないものを創造する力や、クライアントの要望を形にする発想力が求められやすいです。

そのため、新しいものを生み出すアイデア力に優れている人は、ものを作る仕事に向いているでしょう。

3. 地道な作業もコツコツ頑張れる人

ものを作る仕事の多くは、地道で根気のいる作業が必要です。車やマンションなど、完成したものだけを見ると華やかですが、その裏には精密な部品を1つひとつ検査したり、同じ工程を何度も繰り返したり、細かいところまでこだわって修正を加えたりといった地道な作業を経ています。

そのため、単調な作業をコツコツと積み重ねられる人は、ものづくりに向いているでしょう。これまでのキャリアや経験を振り返り、ルーティーンワークを続けた実体験がある人は、ものづくりの仕事も苦に感じづらい可能性が高いです。

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「自分はものを作る仕事に向いているのだろうか」「どんな分野が合っているのかわからない」と悩んでいる方は、転職サービス「ミイダス」が提供する「コンピテンシー診断(特性診断)」を活用してみてください。

この診断は、自身のパーソナリティの傾向やストレス要因、上司・部下としての傾向を客観的なデータに基づいて分析できるサービスです。質問に答えていくだけで、あなたの強みや仕事でストレスを感じやすい場面などを把握できます。

たとえば、「創造性」「問題解決力」「計画性」「継続力」といった、ものづくりに求められるさまざまなコンピテンシー(行動特性)について、自分がどの程度のレベルにあるのかを数値に出すことが可能です。そのため、ものづくりに向いているのかどうかや、自分が活かせる職種などのヒントが得られるでしょう。

また、ミイダスではコンピテンシー診断(特性診断)の結果に基づいて、あなたにフィットする可能性の高い企業からスカウトが届くこともあります。ものを作る仕事への転職や就職を考えている方は、一度試してみてください。

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自分に合った「ものを作る仕事」で、あなたらしいキャリアを築こう


ものを作る仕事は、成果が目に見えるためやりがいが高く、専門性を深められるのが魅力です。一方で、下積み期間の長さや景気の影響といった側面も持ち合わせています。

そのため、将来性や需要の高さ、今後のキャリアパスなどの観点から、自分に合うものづくりの仕事を見つけることが大切といえるでしょう。 ミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」を活用しながら自己理解を深め、ぜひご自身に合った「ものを作る仕事」を見つけてみてください。

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[注1]出典:建築施工管理技術者 - 職業詳細 | job tag
[注2]出典:大工 - 職業詳細 | job tag
[注3]出典:家具製造 - 職業詳細 | job tag
[注4]出典:動画制作 - 職業詳細 | job tag
[注5]出典:プログラマー - 職業詳細 | job tag

※本記事は2025年6月の情報をもとに作成しています。