ミイダスマガジン

CATEGORY

ミイダスバナー

FOLLOW ME!

目次
  1. AIによって49%の仕事がなくなるって本当?
  2. 日本企業のAI導入状況
  3. 将来なくなるといわれる仕事10選
  4. AIによってなくならない仕事の特徴5つ
  5. 将来なくならない仕事で働くためにやるべき4つのこと
  6. 自分の特性を活かして長く働ける仕事を探すなら「ミイダス」
「AIの進化にともなって、仕事がなくなるかもしれない」と不安を感じている方は少なくないでしょう。ChatGPTやGeminiといったAIチャットボットの急速な発展に伴い、人間の働き方も大きく変化しつつあります。

「日本の労働人口の49%がAIやロボットに代替可能」という予測もあり、将来に不安を感じますよね。本記事では、AIによって将来なくなるといわれている仕事10選や、今後もなくならない仕事の特徴5つを解説します。

「5年後、10年後も安心して長く働ける仕事をしたい」と考えている方は、ぜひ記事の内容をご覧ください。
「転職を考えているけれど、仕事選びで失敗したくない」
「自分の強みや向いている仕事を知りたい」

そんな方は、ミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」を受けて自分に合った仕事を見つけましょう。

関連記事:転職できる?可能性診断ならミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」

\自分の強みや適性がわかる!/
ミイダスでコンピテンシー診断(特性診断)する

※登録後に無料で診断できます。


AIによって49%の仕事がなくなるって本当?

future-potential-job
「AIによって仕事がなくなる」といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。2015年12月に野村證券とオックスフォード大学の研究によって出された論文によると、「10〜20年以内にAIによって日本の労働人口の49%の仕事がなくなる」という結果が発表されました。

特に、単純作業やマニュアルに沿って行う作業などは、人間でなくてもAIやロボットで代替できるようになる可能性が高いといわれています。すでにコンビニが有人レジから無人レジに変わったり、スーパーで掃除ロボットが導入されたりなど、生活に少しずつ変化が見られます。

上記のデータはあくまでも予測で、必ずしも49%の人が職を失うとはいえませんが、AIが仕事に大きな影響を与える可能性は高いと考えられるでしょう。

参考:総務省|平成30年版 情報通信白書|職業の変化

日本企業のAI導入状況

日本のAI導入率は、他国に比べて遅れている状況といえます。総務省が令和5年に発表した「令和5年版 情報通信白書」を見ると、2020年から2022年の間で他の9カ国と比較するなかで、年々順位を下げている状況ということがわかりました。

引用:総務省|令和5年版 情報通信白書|データ集

しかし、同調査の「国内AIシステムの市場規模(支出額)及び予測」を見ると、2022年に3,883億6,700万円となっており、5年後の2027年には、1兆1,034億7,700万円まで拡大すると予測されています。

引用:総務省|令和5年版 情報通信白書|市場概況

このことから、世界的に見ると日本のAI導入率は低いですが、国内でAIを活用する企業は今後ますます増えていくことが推測できます。

将来なくなるといわれる仕事10選


AIやロボット技術の進化により、特にマニュアルに沿って定型的に動く作業や単純作業などは、将来的に機械に代替される可能性が高いと考えられています。 ここでは、代替される可能性の高い10の職業について解説します。

  • 事務員
  • スーパー・コンビニなどの店員
  • ホテルの客室係やフロントスタッフ
  • 清掃員
  • 警備員
  • タクシー・バス・鉄道などの運転手
  • ライター
  • 薬剤師
  • 倉庫作業・ピッキング作業員
  • 建設作業員

①事務員

AIによって将来なくなるといわれている仕事が「事務職」です。事務職の主な業務には、以下のようなものが挙げられます。

  • データ入力
  • 書類作成
  • スケジュール管理
  • 電話対応
  • メール返信 など

データ入力やスケジュール管理といった定型的な業務は、すでにソフトウェアの代替が進んでおり、電話対応やメール対応もAIを使って自動的に進められるようになっています。 そのため、今後さらにツールの導入が進むと、事務員の採用を減らす動きも増えるでしょう。

②スーパー・コンビニなどの店員

スーパーやコンビニなどのレジ業務も、将来的になくなる可能性が高い仕事のひとつです。現在でもセルフレジや無人レジといったシステムの普及によって、急速に自動化が進んでいます。

またレジ業務だけでなく、在庫管理や棚卸し、商品の補充といった業務もAIとロボットによって自動化されると予測されています。実際に、ローソンでは「未来のコンビニ」の実現に向けた取り組みとして、品出しや調理を行うロボットを配備した店舗をオープンしました。

このように、スーパーやコンビニの店員は、自動化が進むと人員を削減される可能性が高いと考えられます。

③ホテルの客室係やフロントスタッフ

将来なくなる可能性がある仕事として、ホテルの客室係やフロントスタッフも挙げられるでしょう。 たとえば、ホテルのフロント担当に任されやすい業務であるチェックインや客室の解錠、チェックアウトは、客だけで行えるようになっています。

また、ホテルによっては客の荷物を運搬するのも自動化しているところがあります。 そのため、今後は人間力を活かしたおもてなしや複雑なリクエストへの対応など、ホテルの付加価値をつける業務は人間のスタッフが行い、それ以外の定型的な業務は自動化されると考えられるでしょう。

④清掃員

オフィスビルや商業施設、ホテルなどの清掃員もAIやロボットによって、代替可能な仕事といわれています。清掃員は床や窓ガラスを磨くといった単純作業を担当することが多いため、AIにも任せやすい仕事のひとつです。

実際に、ソフトバンクロボティクスの「Whiz」、パナソニックの「RULO Pro」といった企業向けの清掃ロボットが開発されており、自動で床面の掃除ができるようになっています。

AIやロボットであれば、人の対応が難しい時間帯や場所でも稼働できるため、今後導入する企業が増えていくでしょう。

⑤警備員

警備員もAIによって代替される職業といわれています。警備員の仕事には、監視カメラをチェックしたり、人の動きから怪しい人物がいないか監視したりすることがあります。

現在では、人の動きと画像認識の技術によって、不審者や異常や行動を自動で検知するシステムが開発されているため、これまで人が行っていた監視や巡回業務はなくなるかもしれません。

ただ、完全に仕事がなくなるわけではなく、今後は複雑な状況判断が求められる場合や、緊急時などに人が対応するケースが増えると考えられます。

⑥タクシー・バス・鉄道などの運転手

タクシーやバス、鉄道といった乗り物の運転手も、将来的にAIに代替される可能性が高いとされています。各自動車メーカーは自動運転の開発を進めており、実際にアメリカや中国では無人タクシーが生活に溶け込んでいる状況です。

鉄道やバスといった乗り物も、決まった時間や道で運行しているため、ルートやスピードを設定すればAIに任せられるようになる可能性が高いでしょう。しばらくは安全対策のため人間の同乗が必要になる可能性がありますが、技術が進化するにつれてAIによって自動化されるようになると予想できます。

⑦ライター

Web記事や広告のコピー、メールマガジンなどの文章を作成するライターも将来的になくなりやすいといわれています。言語を学習したり文章を出力したりするのは、AIが得意としているからです。

たとえば、以下のような文章作成を得意とするAIツールが豊富にリリースされています。 ChatGPT Claude Gemini AI Writer Catchy AIを使えば、事実に基づいた定型的な記事作成やレポート作成などが簡単にできるでしょう。

一方で企画力や専門性、編集力といった感覚的なスキルが必要な作業はAIには難しいため、人間のライターが行うようになるでしょう。

⑧薬剤師

薬剤師は、医師による処方箋に基づいて、患者の状態から診断や処方内容が適切であるかの判断や、薬の処方などを行う仕事です。意外に思われやすいですが、専門職である「薬剤師」も将来的になくなりやすい仕事といわれています。

たとえば、受付や患者情報の管理といった事務作業はAIで代替が可能です。また、錠剤を自動で分包する機械や、処方箋の内容と調剤された薬剤が一致しているかを確認するシステムなどは、現在多くの薬局で導入されています。

しかし事務作業以外にも、患者の状態を見極めたり、コミュニケーションをとったりするのも薬剤師の重要な仕事です。そのため完全になくなることはなく、事務的な単純作業はAIに任せて、それ以外の人間的な対応に時間を割く働き方に変化すると予想されます。

⑨倉庫作業・ピッキング作業員

倉庫作業やピッキングを行う作業員は、今後AIによって代替されやすい仕事といえます。主に行われている以下の業務では、すでに自動化が進んでいます。

  • 倉庫内での商品の棚入れ
  • ピッキング(集品)
  • 梱包
  • 搬送

物流大手企業である「Amazon」は、棚から商品を取り出して作業員の元まで運ぶピッキング作業をロボットが行い、作業時間とコストを大幅に削減しました。また、AIによる在庫管理も進んでおり、人が判断したり指示を出したりしなくてもいい体制が構築されています。

そのため、今後は倉庫やピッキング作業はロボットが行い、ロボットのメンテナンスや特殊な商品の対応などを、人が行うように変化していくでしょう。

⑩建設作業員

職人的な仕事である建設現場の作業員も、将来AIやロボットに代替される可能性があります。建設現場では、人手不足や高齢化といった課題を抱えています。

厚生労働省が公表した令和6年年9月分の「一般職業紹介状況」によると、建設・採掘従事者の求人倍率は6.04でした。これは求職者1人に対して求人数が6件あるという状況で、人手不足が深刻化している現状がわかります。

そんな状況を打破すべく、建設現場ではロボット技術を使って、資材の搬送や溶接、天井施工といった作業を行うロボットが導入されています。

しかし、建設現場は状況変化が起こりやすい仕事であるため、すべての作業をロボットが行うことは難しいです。そのため、人間がロボットを操作したり管理したりといった、新しい役割を担う可能性があるでしょう。

参考:一般職業紹介状況(令和6年9月分

AIによってなくならない仕事の特徴5つ


将来なくなりやすい仕事がある一方で、今後AIが発展してもなくならない仕事もあります。ここでは、AIによってなくならない仕事の特徴を5つ紹介します。

この先、長く働ける仕事に転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 創造性やセンスが必要な仕事
  2. 人との関わりが必要な仕事
  3. 状況による判断が求められる仕事
  4. IT技術を動かす仕事
  5. 命を預かる仕事

①創造性やセンスが必要な仕事

創造性やセンスが必要な仕事は、今後もなくなりづらいといわれています。 AIは過去のデータからパターンを学習し、それを元に新しいものやアイデアを生成するのは得意です。

しかし、まったく新しい独創的なアイデアや人間の感性に訴えるような価値を生み出すことは苦手といわれています。 そのため、以下のような人の経験や感情、美意識に基づいていたり、センスが求められたりする仕事はAIに代替されにくいでしょう。

  • 芸術家
  • デザイナー
  • 作曲家
  • 作家
  • 研究者
  • 料理人 など

【関連記事:未経験からWebデザイナーに転職するならミイダスをご活用ください!

②人との関わりが必要な仕事

人との関わりが必要な仕事も、AIが代替するのは難しいです。人と関わる仕事の具体例には、以下の職種が挙げられます。

  • カウンセラー・セラピスト
  • 介護士
  • 医師・看護師
  • 教師
  • 保育士 など

これらの仕事では、相手の状況や気持ちに寄り添ったり、共感したりする温かいコミュニケーションが不可欠です。AIは情報を提供したり定型的な会話はできても、人間特有の感情的な対話や非言語的なコミュニケーションをとるのは難しいとされています。

【関連記事:保育士の仕事内容は?やりがいや保育士になるためのステップを解説
【関連記事:言語聴覚士(ST)とはどんな仕事?気になる年収や資格について解説

③状況による判断が求められる仕事

状況に応じて臨機応変な判断が求められる仕事も、AIによってなくなりづらいです。たとえば、医師や弁護士、経営コンサルタントなどの仕事では、複雑な状況において自身の経験や知識で判断を下すことが求められます。

予期しない出来事やさまざまな事情が絡んだ複雑な状況の対応は、マニュアル化するのが難しいため、AIで完全に代替するのは難しいでしょう。

【関連記事:未経験からコンサルに転職することは可能?求められる能力や転職を成功させる方法を紹介
【関連記事:ITビジネスコンサルタントとは?仕事内容や求められる能力を解説

④IT技術を動かす仕事

AIはIT技術のひとつであるため、AIを開発したり運用・管理したりする人が必要です。そのため、IT技術を動かす仕事は今後、需要が増していくといわれています。

たとえば、システムやインフラを構築したり操作するITエンジニアやソフトウェア開発者などは、AIのシステムを支えるうえで不可欠です。プログラミングやデータ分析などはAIに任せて、それを運用・管理するのを人が担うようになるでしょう。

【関連記事:IT業界への転職は難しい?需要や働き方・未経験転職のポイント
【関連記事:インフラエンジニアの仕事内容や向いている人・向いていない人の特徴を解説

⑤命を預かる仕事

命を預かる仕事は、AIによってなくならないといわれています。命を預かる仕事の例には、以下が挙げられます。

  • 医師・看護師
  • 介護士
  • 救急救命士
  • 獣医師
  • 動物の飼育員
  • ペットショップの店員
  • ブリーダー など

これらの職種では、経験による状況判断やコミュニケーションによる心のケアなどが不可欠です。特に、動物は行動を予測するのが難しく、人の目による判断や臨機応変な対応が求められるでしょう。

【関連記事:介護福祉士になるには?実務経験の積み方や未経験でのルートも解説

将来なくならない仕事で働くためにやるべき4つのこと


AIが発展するいま、仕事で困らないためには自分自身が変化に対応して、スキルを磨くことが大切です。ここでは、将来なくならない仕事で働くために、やるべき4つのことを紹介します。

  1. AIによってなくなりにくい仕事の資格を取得する
  2. 人間的なスキルを身につける
  3. 複数のスキルを身につける
  4. いざというときに転職できるよう経験を積む

①AIによってなくなりにくい仕事の資格を取得する

AIによってなくなりにくい仕事に使える資格を取得するのは、安定したキャリアを築くために大切です。 たとえば、看護師や教師、介護士といった人と関わる仕事は今後もAIによって代替されづらく、資格を取得すれば長く働ける可能性が高いでしょう。

また、「データサイエンティスト検定」や「情報処理技術者試験」といった資格を取得することでAI技術を開発・運用できることを証明でき、企業から重宝されやすくなります。

②人間的なスキルを身につける

AIによって、人が定型的かつ技術的な業務をすることは減るといわれています。一方で以下のように、人間にしかできないスキルが求められる仕事の需要は高まる可能性が高いです。

  • コミュニケーション能力
  • 共感力
  • 協調性
  • 創造力
  • リーダーシップ

特に介護や営業、教育などの場面では上記のスキルが求められやすいです。そのため、人間にしかできない価値を生み出せるスキルを磨ければ、AI時代にも求められる人材になるでしょう。

③複数のスキルを身につける

特定のスキルだけでなく、複数の分野でスキルを身につけることで、代替されにくい人材になれる可能性が高いです。たとえば、これまではWordやExcelを使えることをスキルとしてアピールできましたが、AIで代替できるスキルのため、今後は強みになりづらいでしょう。

そこで、AIを扱えるスキルやデザインスキル、マーケティング知識など複合的なスキルを身につけられれば、あなたにしかできない価値を提供できるため、市場価値を高めやすくなります。

④いざというときに転職できるよう経験を積む

いざというときに転職できるように経験を積むことも、長く働き続けるうえで有効です。必ずしも会社が続くとはいえないため、いつ転職が必要になっても大丈夫なように、経験や実績を積み重ねておきましょう。

  • 担当業務で具体的な成果を出し、記録に残しておく
  • 難易度の高いプロジェクトや新しい役割に挑戦する
  • 社内外で人間関係を築く
  • 自分のスキルや実績を棚卸ししておく

上記のように、転職が必要になったときに備えて準備しておくことも大切です。指示された仕事だけをこなすのではなく、自分なりに改善したり新しい環境に挑戦したりすることで、経験を積みましょう。

【関連記事:転職に成功する人の特徴10個とは?年代別の成功例も紹介!
【関連記事:自分に合った仕事とは?やりがいを見つけるための自己分析と仕事選びのポイント

自分の特性を活かして長く働ける仕事を探すなら「ミイダス」


この記事では、AIやロボットが発展することで将来なくなる可能性がある10の仕事を紹介しました。「10〜20年以内に49%の仕事がなくなる」といわれるいま、将来性のある仕事に就くためには、複数のスキルを身につけたり、専門性を高めたりすることが大切です。

また、将来性のある仕事に転職することも、今後のキャリアの不安を取り除くために有効といえます。転職サービス「ミイダス」では、看護師や介護士をはじめとした、将来なくなりにくいとされる仕事の求人を多数掲載しています。

ミイダスの「可能性診断」を受検することで、自分の特性を把握できるだけでなく、あなたの診断結果を見て「自社にマッチしそう」と思った企業からスカウトを受けることも可能です。

自分の特性を活かして将来的にも長く働ける職場に転職したいと考えている方は、ぜひミイダスを活用してみてください。登録や各サービスの利用はすべて無料です。

\自分の強みや適性がわかる!/
ミイダスでコンピテンシー診断(特性診断)する

※登録後に無料で診断できます。