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目次
  1. ひとり起業とは|ひとりで事業を始めること
  2. ひとりで起業の方法4つ
  3. ひとりで起業する5つのメリット
  4. ひとりで起業する5つのデメリット
  5. ひとり起業に向いている人の特徴4つ
  6. 【資格なし】ひとり起業でおすすめの仕事10選
  7. 【資格あり】ひとり起業でおすすめの職種5選
  8. ひとり起業を成功させる4つのコツ
  9. ひとりで起業をするときの注意点3つ
  10. ひとりで開業を考えているなら「ミイダス」がおすすめ
「会社に所属せずに仕事をしたい」
「自分の好きなことでお金を稼ぎたい」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。ひとりであれば低資金で始められたり、自分の裁量で自由に仕事ができたりなどメリットがあるため「ひとり起業したい」と思う人は少なくありません。

記事ではひとりで起業する3つの方法や、メリット・デメリット、ひとり起業でおすすめの仕事や職種について紹介します。「新しくビジネスをはじめたい」「ひとり起業向けのビジネスモデルが知りたい」と考えている方は、ぜひ記事の内容をご一読ください。
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ひとり起業とは|ひとりで事業を始めること


ひとり企業とは、その名のとおり「自分ひとりで事業を始めること」をいいます。ひとり企業の形態としては、フリーランスとして独立したり、店舗を構えて自営業として始めたりする方法などが挙げられるでしょう。

また、起業には「個人事業主」もしくは「法人」を設立する2つの形式があります。

起業した初年度から年収が800〜900万円になる見込みがなかったり、法人化に不安があったりする場合は個人事業主では始めてみて、事業が拡大したら法人化するのがおすすめです。

ひとりで起業の方法4つ


ひとりで起業するときの選択肢として、以下4つの方法を紹介します。

  1. フリーランスとして独立する
  2. 商品やサービスでビジネスをする
  3. 店舗を構える
  4. フランチャイズに加盟する

それぞれの方法について詳しく解説するので、自分に合う方法はどれか確認してみましょう。

①フリーランスとして独立する

ひとり起業の方法に、フリーランスとして独立する方法が挙げられます。会社といった組織に所属せず、業務に応じて企業や団体と契約を交わす働き方のことです。

  • ライター
  • 動画編集者
  • デザイナー など

上記のように、自分の得意分野やスキルを活かした仕事をする人が多く、受注する数を増やしたり単価を上げたりするなど、自分のがんばり次第で収入を増やし続けられます。

ただ、クライアントの予算削減やスキル不足などを理由に契約を突然切られたり、仕事の量が減ったりすることも多く、収入が安定しない働き方でもあります。

②商品やサービスでビジネスをする

クライアントワークではなく、自分の商品やサービスを提供してビジネスをする方法もあります。 具体的には、絵やイラストのスキルがあるならNFTアートを販売したり、ハンドメイドが得意ならECサイトやWebショップを立ち上げて販売したりする方法があるでしょう。

フリーランスと同様で、得意なスキルがある場合はいつでも起業できる方法です。しかし、商品やサービスの売れ行きによって収入が変動するため、不安定な側面があります。

③店舗を構える

店舗を構えて商品やサービスを提供するのも、ひとり起業の方法のひとつです。販売する商品やサービスを作るスキル以外にも、店舗を構える場所や必要な備品などを準備する必要があるため、特に難易度が高い起業方法といえます。

しかし、実店舗があることで信頼されやすくなり、クライアントや顧客にアピールしやすくなるメリットもあるでしょう。一方で、家賃や光熱費、備品の購入費用などコストがかかる点には注意が必要です。

④フランチャイズに加盟する

実店舗を構えるなら、フランチャイズに加盟する方法もあります。 フランチャイズは、ブランド名や店舗の看板を使用する権利や経営ノウハウを得る代わりに、本部となる親企業に加盟店がロイヤリティ(対価)を支払って事業をするシステムのことです。

  • コンビニ
  • 飲食店
  • ハウスクリーニング
  • マッサージ など

上記のような業種がフランチャイズ展開をしています。フランチャイズに加盟すれば、企業によっては初期費用の融資やサポートを受けて起業できたり、すでにブランド知名度があるため集客コストを軽減できたりします。

「店舗を構えたいけれど初めてで不安」という方は、フランチャイズに加盟するのがおすすめです。

ひとりで起業する5つのメリット


ひとりで起業する主なメリットは、以下の5つです。

  1. 自由に仕事ができる
  2. 開業のコストが抑えられる
  3. 自由に使える時間が増える
  4. ビジネススキルが身につく
  5. 人間関係の悩みが少ない

①自由に仕事ができる

ひとり起業のメリットは、自由度が高く仕事ができる点です。 会社に勤めていれば、やりたい企画や事業があっても決済権のある経営層から許可を得るのが難しかったり、得られたとしても始めるまでにかなり時間を要したりします。

しかし、ひとりであれば自分の裁量で事業を始められるため、スピード感が強みになるでしょう。また、働く時間や場所などを自分で決められるので、縛られず自由に仕事ができる点も魅力といえます。

②開業のコストが抑えられる

店舗や事務所を持たない事業スタイルやフリーランス・個人事業主などを選んだ場合、開業時に必要になる以下のような費用がかかりづらいです。

  • 行政手続きにかかる費用(法人のみ)
  • 賃借物件の敷金・礼金や保証料
  • 店舗の維持費(家賃や光熱費など)
  • 物件のリフォーム費用
  • 机や椅子、ロッカーなどの備品購入費用

また、ひとりで開業すれば人を雇わなくて済むため人件費もかかりません。このように、ひとり起業は開業時にかかるコストをカットできる点がメリットです。

③自由に使える時間が増える

ひとりで起業すれば、時間を自由に使えます。仕事をする時間や休む日などを、自分のライフスタイルに合わせて決められるのが魅力です。

育児や介護などが必要になったときでも、誰かに許可を得ることなく自由に休みやすいです。また、新しいスキルを学ぶための時間も確保しやすいため、自身の事業のさらなる発展にもつながるでしょう。

④ビジネススキルが身につく

ひとりで起業すれば、営業や経理、マーケティングなどあらゆる業務を自分だけでこなす必要があります。大変な一面もありますが、幅広い業務を経験することでビジネススキルが身につく点はメリットです。

マルチに業務をこなせられるようになれば、経営者としてさらにステップアップできるでしょう。

⑤人間関係の悩みが少ない

人間関係の悩みが減るのも、ひとり起業のメリットといえます。 会社で働いていれば、同僚や上司と意見が食い違うことがあったり、合わないクライアントとも関わり続けなければならなかったりするでしょう。

しかし、ひとりであれば自分に裁量があるため、仕事を進める際に誰かと対立することはありません。また、高圧的なクライアントなどと無理に仕事をする必要もないため、人間関係のストレスが少ない環境で働ける点が魅力です。

ひとりで起業する5つのデメリット


ひとりで起業するデメリット5つは、以下のとおりです。

  1. すべての業務をひとりで行う必要がある
  2. 責任をひとりで負わなければならない
  3. 仕事とプライベートを分けづらい
  4. 社会的信用が低くなる
  5. 相談相手が見つかりづらい

①すべての業務をひとりで行う必要がある

営業や実務、経理などさまざまな業務を自分ひとりで行うため、ビジネススキルが身につく点は魅力ですが、そのぶん負担が大きくなります。すべての業務をそつなくこなせるようになるまで、一日の労働時間が長くなることもあるでしょう。

また、自分しか働き手がいないことで、体調を崩したり病気になったりすると収入が頭打ちになる可能性もあります。

②責任をひとりで負わなければならない

責任をひとりで背負わなければならないことも、ひとり起業のデメリットのひとつです。組織で働いていれば、それぞれ役割を分担しているため責任が分散しやすいです。

しかし、ひとりの場合は自身の考えるマーケティング施策や商品設計がうまくいかなければ、責任はすべてあなたが負うことになります。また、取引先の機密事項や個人情報などが漏洩すると、重大な責任問題につながることもあるでしょう。

③仕事とプライベートを分けづらい

ひとりで働いていると、仕事とプライベートの区別が難しくなりやすいです。会社員であればオフィスに出社することで仕事スイッチをオンにして、自宅に帰宅することでオフにしやすいですよね。

しかし、自宅が仕事場になっているフリーランスや個人事業主の場合、仕事とプライベートを分けづらくなります。「気づけばずっと仕事をしていた」ということも珍しくないため、生活サイクルや業務時間を決めて、自己管理を徹底することが求められるでしょう。

④社会的信用が低くなる

ひとりで開業すると、社会的信用が低くなる可能性が高いです。たとえば収入が不安定になりやすいため、クレジットカードの申請やローンの審査に通らないといったケースも多いです。

事務所として賃貸を契約したいと考えても、独立した後だと不動産によっては契約ができない可能性もあります。

また、開業にあたって資金調達が必要になった際に、金融機関に融資を受けようと思っても許可がおりないことも。社会的信用を確保したい場合は、法人化することをおすすめします。

⑤相談相手が見つかりづらい

ひとり起業の悩みや不安を相談する相手が見つかりづらいのも、デメリットとして挙げられます。実務や経理、マーケティングなどあらゆる業務をひとりで行うため、難しさや困難に直面することもあるでしょう。

しかし、同じ目線で悩みを相談できる相手が近くに居ないことで、孤独感を覚える可能性もあります。交流会や勉強会に参加したり、自宅で仕事をしているならシェアオフィスを活用したりなどで、横のつながりを作ることが大切です。

ひとり起業に向いている人の特徴4つ


ひとり起業に向いている人が持つ特徴を4つ紹介します。

  1. 自己管理ができる人
  2. 責任感を持って仕事に取り組める人
  3. 目標に向けて着実に行動できる人
  4. チャレンジ精神がある人

①自己管理ができる人

自己管理ができる人は、ひとり起業に向いています。自分の働き次第で収入が上下するので、生産性を上げるための時間管理やモチベーション管理が求められます。

また自分が働けなくなるとほかに代わりがいないため、健康を維持するために、たとえば以下のようなことを習慣づけられる人が向いているでしょう。

  • 朝6時に起きて夜10時には寝る
  • 毎日30〜1時間ほど運動をする
  • バランスの取れた食事を摂る など

②責任感を持って仕事に取り組める人

仕事に対して責任感を持って取り組める人も、ひとり起業に向いているといえます。 ひとりで開業すると「何時に仕事を始めるのか」「いつ休むのか」などを自由に決められます。

しかし「やる気が出ないから」と仕事をしないと、収入が下がるだけでなくクライアントや顧客からの信頼も失うでしょう。

また、起業すれば予期しないトラブルや課題が発生することも多々あります。責任感があれば、問題が起きても逃げずに冷静に対応し、今できる最善の解決策を見つけられるはずです。

③目標に向けて着実に行動できる人

目標に向かって着実に行動できることも、ひとり起業には不可欠です。 ビジネスではずっと同じことを続けていると、売上が下がりやすいです。

常に需要を調査して、新しい施策や商品を販売することが求められます。 そのためにも、自身で「〇月までに売上△%アップする」「3ヶ月以内に〇〇の販売を始める」といった目標を設定して、それに向けて行動することが大切です。

着実に目標を達成していくことでモチベーションがアップしたり、あなたや会社への評価、顧客基盤を構築することにつながったりします。

④チャレンジ精神がある人

ひとりで開業する人は、チャレンジ精神を持っていることが多いです。臆することなく挑戦することで、自身や会社の成長につながります。

チャレンジ精神があれば「収入を上げるためにもっと多くの仕事をこなしたい」「上流工程にステップアップしたい」のように、自分なりに目標を定めて達成する方法を模索できるでしょう。

また、ひとり起業ではみずからのスキルアップが求められます。そのため、変化の激しい市場に対応するために積極的に勉強する姿勢も大切です。

【資格なし】ひとり起業でおすすめの仕事10選


「ひとり起業でおすすめのビジネスモデルを知りたい」という方もいるでしょう。ここでは、資格がなくてもできるひとり起業におすすめの仕事10選を紹介します。

  1. ライター
  2. アフィリエイター
  3. コンサルタント
  4. 動画編集者
  5. デザイナー
  6. エンジニア・プログラマー
  7. カメラマン
  8. 物販
  9. 代行サービス
  10. ネットショップ運営

①ライター

文章を執筆することが苦でなければ「ライター」で開業してもいいでしょう。ライターはパソコンとネットワーク環境さえあれば仕事ができるので、初期費用がかからない点がメリット。

また、未経験者でも始めやすいので、独立ハードルの低い仕事を探している方におすすめです。専門スキルを活かした専門家ライターやインタビューライター、編集者などにステップアップできると、収入を伸ばしやすいでしょう。

②アフィリエイター

自身のブログやWebサイト、メルマガやSNSなどで他社の商品やサービスを紹介し、購入してもらうことで成果を受け取る仕事が「アフィリエイター」です。 ライター同様、パソコンやネットワーク環境があれば手軽に始められるため、参入ハードルの低さが魅力。

また、他社の商品やサービスを紹介するので、自分で商品を作らなくていいのがメリットです。 ただし、記事で紹介するならその記事が検索媒体の上位に表示されるようにSEOの知識を学んだり、セールスライティングといった販売につながる文章スキルを高めたりする必要があります。

③コンサルタント

「コンサルタント」は、自身の専門スキルや知識を活かしてクライアントの悩みを聞き、問題解決に向けてサポートやアドバイスを行う仕事です。

  • 経営
  • IT
  • 金融
  • 恋愛
  • 子育て
  • 地方再生 など

上記のようなさまざまな分野で、アドバイスを行うコンサルタントがいます。コンサルタントの仕事について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【関連記事:ITビジネスコンサルタントとは?仕事内容や求められる能力を解説
【関連記事:未経験からコンサルに転職することは可能?求められる能力や転職を成功させる方法を紹介

④動画編集者

YouTubeやTikTokといった動画媒体の普及にともない「動画編集者」の需要が増しています。動画編集は、以下のような業務を行うことが多いです。

  • 動画のカット
  • BGMやテロップの挿入
  • 動画の色調補正
  • 音声編集
  • 企画
  • シナリオ作成
  • CG・エフェクト作成 など

動画編集をするなら、ある程度スペックのあるパソコンが必要になったり、Adobe Premiere ProやFilmora(フィモーラ)といった編集ソフトの購入費がかかったりするため、開業時に少しコストがかかるでしょう。

⑤デザイナー

広告や製品、書籍の表紙やWebサイトなど、さまざまなモノのデザインを担当する仕事が「デザイナー」です。個人で活動しているデザイナーも多く、デザインへの知識や興味がある方におすすめといえます。

デザイナーになるうえで必須の資格はありませんが、PhotoshopやIllustrator、Figmaなどのツールを扱えるスキルが求められるでしょう。

【関連記事:未経験からWebデザイナーに転職するならミイダスをご活用ください!

⑥エンジニア・プログラマー

「エンジニアやプログラマー」も、ひとり起業におすすめの仕事といえます。エンジニアやプログラマーはパソコンがあればできる仕事なので、コストをかけずに開業できるのが魅力。

個人事業主としてクライアントからの受託開発を請け負ったり、フリーランスとして他社と業務委託を結び仕事をしたりする方法があります。 プログラミングやコーディングの知識がある人は、エンジニアやプログラマーでの独立を視野に入れてみてもいいでしょう。

⑦カメラマン

ひとり起業におすすめな仕事に「カメラマン」も挙げられます。イベントや雑誌、SNS、Webサイトなどに掲載する商品やモデルの撮影を行う仕事です。

元々、一眼レフやミラーレスといったカメラを持っていれば初期コストはそこまでかからないでしょう。

撮影の案件収入以外にも、ストックフォトサイトに写真をアップロードして販売したり、写真教室を開催したり、オンライン講座でカメラの操作や撮影方法を教えたりして収入を得ることが可能です。

⑧物販

「物販」もひとりで開業しやすい事業のひとつです。物販は、簡単にいうと「商品を安く仕入れて高く売り利益を出す」ビジネスモデルです。

オフラインとオンラインの2つの形態で販売します。 まずはメルカリやヤフオクといった大手のプラットフォームを活用して、自宅で不要になったものを出品してテスト開業してみることをおすすめします。

慣れてきたら、市場の需要にあわせて商品を仕入れて販売し、売上を伸ばしていくのがいいでしょう。

⑨代行サービス

人が“面倒くさい”と思うことを代わりに行う「代行サービス」は、ひとりで行うビジネスに向いています。代行サービスのジャンルには、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 家事代行・ハウスクリーニング
  • 営業代行
  • 運転代行
  • SNS運用代行
  • ECサイト
  • 運営代行 など

家事や運転など、特別なスキルがなくても代行サービスとして展開すれば、収入につながる可能性は十分あります。市場の需要を見て、どんな代行サービスが求められているか調査してみましょう。

【関連記事:【初心者必見】SNS運用とは?運用代行の手順5ステップや勉強方法も解説

⑩ネットショップ運営

国内外から買いつけた商品やハンドメイド作品を販売する「ネットショップ運営」も、ひとり起業におすすめです。無料で立ち上げられるネットショップサービスも多いため、低リスクかつ短時間で自分の店舗をネットで作れるのが魅力。

ネットショップの立ち上げはそこまで難しくないため、パソコン操作に苦手意識がある人でも手軽に始められるビジネスといえます。

【資格あり】ひとり起業でおすすめの職種5選


ここでは、資格を持っている方が起業する際におすすめの職種を5つ紹介します。自身が持っている資格を活かせる仕事がないか、確認してみましょう。

  1. 美容関連
  2. 士業
  3. 不動産業
  4. 医療関連
  5. 飲食業

①美容関連

美容関連の資格を持っている方は、サロンに勤めずひとりで開業する道もあります。たとえば、美容関連の資格では以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 美容師免許
  • 理容師免許
  • 認定エステティシャン
  • ネイリスト技能検定
  • 日本メイクアップ技術検定試験
  • アロマテラピー検定 など

資格がなくても開業可能な職種もありますが、美容師や理容師の場合は免許が必須です。また、開業予定日の約1週間前までに保健所へ届出をする必要もあります。

【関連記事:美容師の仕事内容や年収は?向いている人の特徴や免許の取り方についても解説

②士業

職種の名称に「士」がつく専門の資格職を総称して「士業」と呼びます。士業の例としては、以下が挙げられます。

  • 弁護士
  • 弁理士
  • 司法書士
  • 税理士
  • 行政書士
  • 土地家屋調査士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • 公認会計士
  • 不動産鑑定士

士業で開業する場合、事務所を構えることが多いです。事務所の賃料やその他の雑費などを含めて、初期費用に数百万円ほど必要になる可能性もあるため、十分な資金準備が求められるでしょう。

【関連記事:士業とは?8士業・10士業の一覧や業務内容・年収を解説

③不動産業

不動産業に関わる資格を持っている人も、ひとり起業しやすいです。不動産関連の資格には、以下のようなものがあります。

  • 不動産鑑定士
  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • 土地家屋調査士

不動産業で開業するには「営業保証金」もしくは「弁済業務保証金」のどちらかを、指定された供託所に預ける必要があります。供託金は数十万から一千万かかるため、まとまった資金を準備してから開業するのが望ましいでしょう。

【関連記事:不動産の賃貸仲介とはどんな仕事?独立して成功する方法とは
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④医療関連

医療関連の資格も、ひとり起業に役立ちます。医療関連の職種の例は、以下のとおりです。

  • 医師
  • 歯科医師
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 管理栄養士
  • 鍼師・灸師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 獣医師 など

たとえば医師免許がある場合、開業医として個人で病院を経営することが可能です。

また、薬剤師であれば調剤薬局を経営する道もあります。 ただ、自分の院を開業する場合は、独立資金が数百〜数千万円ほどかかることには注意が必要です。

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⑤飲食業

飲食店を開業するのは無資格でも可能ですが、以下のような飲食関連の資格があればひとり起業する際に有利に働くでしょう。

  • 調理師
  • 管理栄養士
  • 製菓衛生師 など

実は、飲食店を開業するうえで調理師免許は必要ではありません。

しかし「食品衛生責任者」と「防火管理者」の2つの資格取得が必須です。また、事業内容によって保健所や消防署などへの届出をする必要があります。

【関連記事:飲食業・小売業への転職はきつい?気になる残業や給与の現状を解説

ひとり起業を成功させる4つのコツ


ひとりで起業するとき「なるべく失敗したくない」と考える人も多いはずです。ここでは、ひとり起業を成功させる4つのコツについて紹介します。

  1. 経験やスキルを活かす
  2. 小規模のビジネスから始める
  3. 十分な資金を準備してから始める
  4. マネタイズにつなげやすいビジネスモデルを考える

①経験やスキルを活かす

ひとり起業をする場合、まずは自身の持っている経験やスキルを活かせないかを考えましょう。たとえば、これまでブログを書いていた人がいきなり動画編集で稼ごうとしても、途中で挫折する可能性があります。

この場合は、ライターといった文章を扱う仕事で独立するのがおすすめです。まずは自分がすでに持っているスキルを活かせる仕事から始めて、そこから好きな仕事や始めたい事業に挑戦すると失敗しづらいでしょう。

②小規模のビジネスから始める

「十分な資金は集まっていないけれど、独立したい」
「資金調達のいらないビジネスをしたい」

ひとり起業を目指している人のなかには、このように考えている方もいるでしょう。開業時のリスクを抑えるなら、小規模のビジネスから始めるのが大切です。

事務所を構えないIT系の事業であれば、コストをかけずに始められるでしょう。また、物販やハンドメイドも少ない資金で始められるビジネスです。

③十分な資金を準備してから始める

小規模ビジネスならそこまで資金を使わずに始められると解説しましたが、どんな仕事も独立してすぐに軌道に乗るとは限りません。 事業が軌道に乗るまでは収入が大きく下がる可能性も高いので、目安として3〜4ヶ月分の生活費を準備しておくのがおすすめ。

また、生活費以外にも事業に回せる資金を作っておくことで、事務所を借りれたり、広告を出せたりとできることの幅が広がるでしょう。

④マネタイズにつなげやすいビジネスモデルを考える

 ひとり起業をするなら、マネタイズにつながりやすいビジネスモデルを考えることが不可欠です。売上が立たなければ、事業として続けることが難しいからです。

市場のニーズを調査して、求められているビジネスやマネタイズの導線を考えましょう。ビジネスモデルは以下の4つに当てはめて考えてみてください。

  • 誰に
  • 何を
  • どうやって提供し
  • どうやって利益を出すのか

また、どの仕事を始めようかなかなか決まらないときは以下の3要素で考えてみましょう。

  • 得意なこと
  • やりたいこと
  • 求められていること

ひとりで起業をするときの注意点3つ


ひとり起業をするときに、気をつけたい3つのことを紹介します。

  1. 開業の準備を徹底して行う
  2. 開業の手続きを行う
  3. 事業に関わる法律を知っておく

①開業の準備を徹底して行う

ひとり起業をするなら、以下のような開業の準備を徹底して行うことが大切です。

  • 開業に必要な手続き
  • 必要な資格
  • 事業計画

勢いで起業しようとしても、事前に必要な準備ができていなければ望んだタイミングで開業できない可能性が高いです。事業を行ううえで必要な手続きや資格はないか、リサーチしましょう。

また、考えている事業で本当に売上が出るのか、市場ニーズを分析することも求められます。

②開業の手続きを行う

個人事業主という形で独立したい場合は、以下の手続きが必要です。

  • 開業届を出す
  • 青色申告承認申請書を出す

どちらも税務署に提出しましょう。開業届を出すことで小規模企業共済に加入できたり、屋号名義で銀行口座を開設できたりといったメリットがあります。

また、開業届を出せば青色申告承認申請書が出せるようになります。これによって、最大65万円の控除が受けられるため、節税につながる点が魅力です。

また、会社員から個人事業主になるなら、国民健康保険と国民年金に新しく加入することが求められます。

③事業に関わる法律を知っておく

ビジネスをするうえで、さまざまな法律を守る必要があります。知らなかったではすまされないこともあるので、トラブルを防ぐためにも法律に関する知識を頭に入れておきましょう。

事業に関係しやすい法律の一例は、以下のとおりです。

  • 著作権法:著作物を創作した人と利用したい人との関係を調整するために定められた法律
  • 特定商取引法:事業者の悪質な勧誘行為などを防止し、消費者の利益を守るための法律
  • 電子契約法:消費者が誤って発注した際の救済ルールを定めた法律

自身の始めたいビジネスに関わる法律にはどんなものがあるのか、事前に調査しておくと安心です。

ひとりで開業を考えているなら「ミイダス」がおすすめ


この記事では、ひとり起業の概要やメリット・デメリット、おすすめの仕事や職種について紹介しました。組織に縛られず、自分の裁量でビジネスができるのはひとりで開業する大きなメリットです。

資金準備が必要であったり、社会的信用が低下したりといったデメリットはありますが、得意や需要にマッチすれば、大きく収入を増やすことも夢ではありません。 「リスクの少ない起業がしたい」と考えている方は、フリーランスや個人事業主として独立するのもひとつの方法です。

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