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目次
  1. 退社とは何かをシンプルに解説
  2. 退社と退勤の違い
  3. 退社と退職の違い
  4. 退社と帰社の違い
  5. 退社・退勤・退職・帰社を正しく使い分けるためのポイント
  6. よくある誤用例と正しい使い方
  7. 「退社」の意味と使い方を知って正しく伝えよう
「退社」「退勤」「退職」「帰社」など似た言葉が多く、使い分けに迷っていませんか? ビジネスシーンでこれらの言葉を誤用すると、相手を誤解させ、失礼な印象を与えてしまう可能性もあります。

この記事では、それぞれの言葉の意味や違いを、時間軸や行動軸といった具体的な視点とわかりやすい例文を用いて解説します。それぞれの言葉のニュアンスや使い分けのポイントをつかみ、より正確でスムーズなコミュニケーションを目指しましょう。

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退社とは何かをシンプルに解説


退社とは、一般に「勤務を終えて会社を離れること」を意味します。日常的には、定時や残業を終えた後、職場から出て行くことを指す言葉です。

単に会社という建物から出るだけでなく、その日の業務が終了し、会社での責任から解放されるという意味合いも含んでいます。

日常的な「退社」の意味だけでなく、「会社を辞める」ことを指す場合もあります。そこでの任務を終え、会社を去るという意味で「退社」を用いるケースもあるのです。

退社と混合されやすいワードである「退職」との違いは後述します。

「退社」はビジネスシーンで頻繁に用いられ、メールやチャット、会話などさまざまな場面で使われます。「本日18時に退社します」「退社前にご報告いたします」「本日の退社時刻」といった使われ方が挙げられるでしょう。

また、日常的な「退社」には、いくつかの種類があります。

場面 意味合い
定時退社 定められた勤務時間を終えて会社を離れること
早退 勤務時間中に、体調不良や家庭の都合など、何らかの理由で会社を離れること
残業後の退社 定時勤務時間を超えて業務を行い、その後会社を離れること

退社時刻の報告や、退社後の連絡手段など、ビジネスシーンにおける退社のマナーや職場ごとのルールを理解しておくことも、円滑に働くためには重要です。たとえば、「退社時の挨拶をどのように行うか」は、初めてその職場で過ごす際に意識すべきポイントです。

転職や異動などで新たな職場に入った際に、フロアに聞こえる声で話すのか、会釈にとどめるのか、チャットツールに書き込むのか、残業せず一斉に帰るのが基本なのかなど、不安があれば同僚や上司に尋ねてみても良いでしょう。

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退社と退勤の違い


退社と退勤は、どちらも会社を離れることを意味しますが、その意味合いには微妙な違いがあります。混同しやすいこの2つの言葉ですが、正しく理解して使い分けることで、より正確なコミュニケーションを取れるでしょう。

退勤との違いを時間軸で解説

退勤は、その日の業務を終えて職場を離れることを指します。定時で退勤する場合もあれば、残業して遅くに退勤する場合もあります。 つまり、退勤はあくまで「勤務を終える」という意味合いが強い言葉です。

一方、退社は会社を離れることを意味しますが、必ずしもその日の業務がすべて終了していることを指しません。 たとえば、外出先から直帰する場合や、早退する場合も「退社」という言葉を使います。一

方で、退勤時間前に私用で一時的に会社を離れる場合は「退社」とは言わず、「外出」という言葉を用います。

オフィスと自宅(リモートワーク・テレワーク)のいずれでも仕事ができる「ハイブリッド勤務」をしている人であれば、一度会社に行き、「退社」して自宅で残りの仕事を行うような日もあるでしょう。

言葉 意味 時間軸
退勤 勤務を終えて職場を離れる その日の勤務時間終了時
退社 会社を離れる 勤務時間内・勤務時間外を問わない
  

退勤との違いを例文で解説

具体的な例文を通して、退社と退勤の違いをより明確に理解しましょう。

▼退勤の例文

  • 「今日は18時に退勤します。」
  • 「残業が続いていたので、昨日は22時に退勤した。」
  • 「定時退勤日を設定して、ワークライフバランスを改善している。」

▼退社の例文

  • 「取引先との打ち合わせを終え、15時に退社した。」
  • 「体調不良のため、早退して退社しました。」
  • 「今日は直帰のため、すでに退社しています。」

これらの例文からも分かるように、退勤は「勤務の終了」に焦点が当てられているのに対し、退社は「会社を離れる」という行動自体に焦点が当てられています。このニュアンスの違いで区別するとわかりやすいでしょう。

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退社と退職の違い


退社と退職は、どちらも会社を離れることを意味しますが、その範囲や期間が大きく異なります。退社は一時的なものも含み、退職は永続的なものです。

退職との違いを期間軸で解説

退社は、一時的にも永続的にも「会社を離れる」ことを指します。一方、退職は会社との雇用関係を完全に終了させることを意味します。

つまり、退社は毎日繰り返される行為も含む言葉ですが、退職は毎日のようには経験しない出来事です。

項目 退社 退職
期間 一時的(その日の勤務終了時)または永続的(雇用関係の終了) 永続的(雇用関係の終了)
頻度 ほぼ毎日 1つの会社では1回程度、人生では数回(転職回数による)
手続き 必須ではない あり(退職願の提出、離職票の交付など)

退職との違いを例文で解説

▼退社の例文

  • 「今日は18時に退社します。」
  • 「◯◯は退社いたしました。」

▼退職の例文

  • 「来月いっぱいで退職します。」
  • 「退職後は、ゆっくりと休養したいと思っています。」

これらの例文からもわかるように、退社は日常的な行為かつ「退職」も含むものであり、退職は人生における大きな転換期を意味する言葉です。

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退社と帰社の違い


退社と帰社は、どちらも会社に関わる言葉ですが、その意味は大きく異なります。

退社は会社を「出る」ことを指し、帰社は会社に「戻る」ことを指します。 外出先から自宅に戻る場合は「帰宅」という言葉を使うため、帰社はあくまで会社に戻る場合にのみ使われるでしょう。

帰社との違いを行動軸で解説

退社は、その日の勤務を終えて会社を出ることを意味します。一方で帰社は、一度会社を出て外出した後、再び会社に戻ることです。

たとえば、営業で外出したり、顧客との打ち合わせに出かけたりした後に会社に戻る場合は、「帰社」という言葉を使います。「帰社」と対比する意味合いで「会社を辞める」という意味で「退社」が用いられることはまずありません。

行動 説明
退社 その日の勤務を終えて会社を出ること 18時に退社する
帰社 外出先から会社に戻ること 顧客との打ち合わせを終えて帰社する

帰社との違いを例文で解説

退社と帰社の違いを例文で見てみましょう。

▼退社の例文

  • 「今日は17時に退社します。」
  • 「退社前に、明日の準備をしておきましょう。」
  • 「退社時間を過ぎても仕事をしている人が多い。」

▼帰社の例文

  • 「取引先との打ち合わせを終えて、15時に帰社しました。」
  • 「帰社後、すぐに報告書を作成する必要があります。」
  • 「外出が多い日は、帰社時間が読めないこともあります。」

このように、退社は「会社から出る」ことを意味し、帰社は「会社に戻る」ことを指します。メールやチャットなどで相手に誤解を与えないよう、注意しましょう。

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退社・退勤・退職・帰社を正しく使い分けるためのポイント


ここまで、退社・退勤・退職・帰社の意味の違いと使い分けについて解説してきました。最後に、それぞれの言葉のニュアンスや使い分けのポイントを整理します。

状況に合わせた使い分け

単に意味の違いを理解するだけでなく、それぞれの言葉が持つニュアンスを踏まえて使い分けることで、より正確でスムーズなコミュニケーションにつながります。

言葉 ニュアンス 使用シーン
退社 会社を離れること。フォーマルな場面や、勤務時間外も含めた広い意味で使用 取引先との会話、公式な文書など
退勤 勤務を終えて職場を離れること。日常的な業務報告や同僚との会話で使用 日報、業務連絡、同僚との会話など
退職 会社を辞めること。雇用関係の終了を意味するフォーマルな表現 退職願、人事関連の書類など
帰社 外出先から会社に戻ること 社内連絡、スケジュール報告など

時間軸と行動軸で整理する

「退社」「退勤」「帰社」は時間軸と行動軸で整理すると理解しやすくなります。 退社とは、物理的な空間としての「会社」から離れる意味合いの強い言葉です。時間軸を問わず、「離れる」という行動にフォーカスした表現です。

退勤は勤務時間内の出来事であり、会社を離れる行動を表します。時間軸が重要な概念です。 帰社は会社という場所に戻る行動を表します。帰社もまた「帰る」という行動を意味しています。

敬語表現との組み合わせ

これらの言葉と敬語表現を組み合わせることがよくあります。 たとえば、自分自身の行動について話す場合は「退勤します」「退社します」「退職いたします」「帰社いたします」のように「~します」「~いたします」を使います。

過去形にする場合は「~しました」「~いたしました」です。 一方、相手や第三者の行動について社内で話す場合は、「退勤されました」「退社されます」のように「される」を用いて表現します。

社外に向けては「~いたします」「~いたしました」を使います。 TPOに合わせた適切な言葉選びを心がけましょう。

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よくある誤用例と正しい使い方


ビジネスシーンでは、退社・退勤・退職・帰社の間違いやすい表現が多く存在します。正しく使い分けることで、誤解を防ぎ、スムーズなコミュニケーションにつながるでしょう。

ここでは、よくある誤用例と正しい使い方を具体的に紹介します。

退社・退勤の誤用例

営業職の人やリモートワークをしている人など、オフィスにいるかどうかを表現するほうが良い職種や働き方の場合は、一日の業務を終えたら「退勤」を用いるのが良いでしょう。

誤用例 正しい使い方 解説
(定時で業務を終える場合)
本日18時に退社します。
本日18時に退勤します。 定時で職場を離れる場合はオフィス空間を離れる「退社」ではなく、「退勤」を使うと誤解されにくい
今日はもう退社したので、明日対応します。 今日はもう退勤したので、明日対応します。 一日の業務を終えたという意味では「退勤」が適切

退社・退職の誤用例

「退社」では日常的な行為と勘違いされる場合があるため、会社を辞めた場合は「退職」と伝えるほうが誤解を防げます。

誤用例 正しい使い方 解説
来月、退社することになりました。 来月、退職することになりました。 会社を辞める場合は「退職」を使う。「退社」は会社を辞める意味合いを含むが、日常的な業務終了時にも使われるため、退職の意図を明確に伝えたい場合は「退職」がより適切
山田さんは昨日退社されました。 山田さんは昨日退職されました。 会社を辞めた場合は「退職」を使う

退社・帰社の誤用例

「帰宅」と「帰社」を混同したり、「退社」と「帰社」を逆に覚えてしまっていたりするケースがあります。外出先からオフィスに戻る場合のみ「帰社」を用います。

誤用例 正しい使い方 解説
1時間後に帰社します。 1時間後に帰宅します。 家に帰る場合は「帰宅」、業務終了による帰宅の場合は「退勤」などの表現がおすすめ
クライアントとの打ち合わせ後、退社します。 クライアントとの打ち合わせ後、帰社します。 退社と帰社を逆に覚えてしまわないように注意

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「退社」の意味と使い方を知って正しく伝えよう


この記事では、「退社」の意味と「退勤」「退職」「帰社」との違いについて解説しました。 退社は会社を離れることを意味し、時間軸で見ると退勤は一日の終わりに職場を離れること、期間軸で見ると退職は会社を辞めることを指します。

行動軸で見ると、帰社は外出先から会社に戻ることを意味します。 それぞれの言葉は、時間的範囲や行動の違いによって使い分けられるでしょう。

正しく使い分けることで、ビジネスシーンでの誤解を防ぎ、スムーズなコミュニケーションにつながります。 例文を参考に、それぞれのニュアンスを理解し、適切に使い分けましょう。

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