目次
コロナ禍以降、Web面接を導入する企業が増えています。会場に直接行かなくても面接ができるというメリットがありますが、「Web面接のやり方がわからない」「Web面接では何を聞かれるのだろう」などと戸惑う人も多いでしょう。
慣れていないWeb面接を成功させるためには、事前準備が大切です。本記事ではWeb面接の準備とともに、採用担当がWeb面接で知りたいことや、Web面接のQ&Aについて詳しく解説します。

Web面接とは、パソコンやスマホなどのデバイスを利用してオンラインのビデオ通話で行う面接のことです。オンラインと聞くとフランクな印象を持つかもしれません。
しかし、事前に企業から送られてくるURLにアクセスして受けるという以外、対面面接とほぼ変わりません。Web面接では、環境通信を整えるなどさまざまな準備が求められるので、適切なマナーを知っておくことが大切です。
一方でWeb面談はカジュアル面談とも呼ばれ、ビデオチャットツールで話したり、動画を撮影して送るなど企業側と応募者がコミュニケーションを図ることが目的とされます。
関連記事:【企業担当者必見】Web面談とは?実施のメリットと事前準備の方法
対面の場合は入室した際に面接官の雰囲気を察知しやすいですが、Web面接は互いに顔しか映らないため、感情がわかりにくいというデメリットがあります。
そのため、普段のコミュニケーションより緊張してしまう人も少なくありません。Web面接に臨む前に、イメージトレーニングやリハーサルなどを通して慣れておく必要があるでしょう。

採用担当者がWeb面接を通じて知りたいことは、求める職務に応募者が適した資質を持っているかどうかです。前職や現職で活躍したことを志望企業でも再現できる「成果の再現性」、企業側によって安定やスキル削減を防ぐ「仕事の継続力」は特に重要となります。
面接を受ける前に、あらかじめ「必須条件」や「歓迎する条件」など、求人情報に記載している「企業が求める人物像」を確認しておくとよいでしょう。
Web面接はデバイスを使用するため、思いがけないトラブルが発生しやすい傾向にあります。開始するギリギリで接続がうまくいかないと、気が動転して緊張も増してしまうので、事前準備を行いましょう。

Web面接では、共通の質問パターンがあります。Web面接でよく聞かれる基本的な質問と、それに対する回答例やポイントをご紹介します。
自己紹介では、仕事に活かせるスキルや経験、実績について端的に伝えられるようにしましょう。聞かれた質問にすぐに答えられるよう、回答を事前に用意しておくことで当日も自信を持って対応できます。
自己紹介は適切な時間内で簡潔に伝えることが大切ですが、時間指定がない場合は1分間(250〜300文字程度)が適切です。自己紹介でどのようにアピールすべきか知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:転職面接の自己紹介でどうアピールすればいい?ポイントや回答例を紹介】
ここでのポイントは嘘をつかず誠実に答えること、具体的かつ論理的に話すことです。前職の退社理由がネガティブな理由だとしても、前向きに展開することでよい印象を与えられます。
【関連記事:転職の面接で必ず聞かれる、前職の退職・転職理由。面接官を納得させる回答例24個を紹介】
志望動機では、応募先の会社でないといけないことを示す明確なアピールをする必要があります。「他社ではなく、その企業を選んだ理由」や、これまでの自分のキャリアと企業との接点を重ねて答えるようにしましょう。
説得力のある志望動機を回答するためには、企業の研究を十分に行い、その会社の独自の利点や魅力を明確に理解することが大切です。公式HPや求人情報を徹底的に調査し、その企業のビジョン、価値観、製品やサービス、成果などについて調べておきましょう。
ほかにも、新聞や業界関連の出版物を読んで情報収集し、業界のトレンドやその企業がどのように影響を与えているかについて学ぶのもおすすめです。
【関連記事:転職理由と志望動機の違いとは?一貫性を持たせる方法や例文を紹介!】
【関連記事:事務職の志望動機のポイントは?差をつける書き方・職種別の例文を紹介】
【関連記事:看護師は転職回数が多い?他業種への転職状況は?看護師の転職事情】
面接官に、入社後にどのような活躍ができるかを説明できるように、企業が求めるスキルや能力を持っていることをアピールする必要があります。また、前職で達成した実績がある場合、その実績を達成するまでに具体的にどのような行動を取ったかなど、自分の目標達成志向、行動力、実行力を詳しくアピールすることも必要です。
【関連記事:【長所別】面接で使える自己PRの例文5選|強みの見つけ方も紹介】
【関連記事:転職時の面接で聞かれる「自分の強み」とは?自己PRとの違いや、すぐに使える例文を紹介】
【関連記事:自己PRで傾聴力をアピールする《例文7選》効果的に伝える3つのコツも解説】
自分の努力や工夫によって、克服できる可能性がある短所を伝えるようにしましょう。克服が難しい場合であっても、ほかの長所でカバーしたり、仕事において損失を与えない工夫をアピールすることで好印象を与えられます。
【関連記事:転職時の面接で短所を伝えるのは難しい?印象をアップさせる回答とは?】
【関連記事:【例文あり】長所と短所、面接での答え方や言い換え方法を解説】
ここでの回答のポイントは自身の経験から得た価値観と、企業の特徴が合致する部分を語ることです。将来性やキャリアパスを見据えて答えることも意識しましょう。
自分の価値観やキャリア目標を明確に述べ、面接官に自身の志向や選んだ理由をアピールしましょう。
また、質問とともに前職での経験や強みをさりげなくアピールするのも効果的です。「特にありません」という回答はよい印象を与えないので、あらかじめ応募企業のHPなどを見て、わからない部分があればまとめておくようにしましょう。
以下の記事で逆質問の例文を紹介しています。逆質問が思いつかない方は、こちらもあわせてご覧ください。
【関連記事:【転職】面接に役立つおすすめの逆質問の例文を紹介!NG例も解説】

「初めてのWeb面接で何を準備すればよいかわからない」と戸惑う人もいるでしょう。 Web面接と対面面接は形式が異なるため、それぞれに合った事前準備を行うことが大切です。
Web面接に向けた3つの事前準備を紹介します。
パソコンがなくタブレットやスマホを使用する場合は、スマホスタンドなどでしっかりと固定するようにしましょう。
家族や恋人と同居しているなどの事情で、自宅がWeb面接の場にそぐわないという人は、個室のコワーキングスペースやレンタル会議室を利用するのもおすすめです。
面接の内容を聞かれることは企業のコンプライアンスに違反する場合もあるので、カフェやコワーキングスペースのフリースペースでは行うのは避けましょう。なるべく周囲に人がいない場所を選ぶことが大切です。
これらのツールを利用する際はアカウントを作成する必要があるため、面接の当日に慌てないよう事前にアカウント登録や起動確認を済ませておくとよいでしょう。外付けのWebカメラやマイクを使用する場合は、事前の設定が必要です。
友人や家族に協力してもらい、相手にきちんと声が聞こえているかを確認しておくとよいでしょう。

Web面接は対面面接と比べると、堅苦しくないイメージを持つかもしれません。しかし、オンラインだからといって気楽すぎる態度でいどむのは禁物です。
Web面接を受ける際のマナーについて説明します。
また「服装自由」という指定の場合は、清潔感を意識したオフィスカジュアルを心がけてください。 髪型は対面の面接と同じように、ビジネスの場にふさわしいものを心がけ、特に寝癖や毛先の乱れには気をつけましょう。
女性の場合、メイクは通常の面接向けのメイクで問題ありませんが、カメラをとおすと表情がぼやけてしまうことがあります。 カメラをとおしても顔がハッキリわかるよう、あらかじめメイクをチェックしておくのがおすすめです。
マナーモードではなく「通知オフ」または電源をオフにしておくのが好ましいです。また、面接中に面接官が話したことをメモする際は、パソコンやスマホではなく対面面接と同様に手書きで行うようにしましょう。
その際は「メモを取ってもよろしいでしょうか」と断りを入れることを忘れずにしてください。
「ハプニングが起きるかもしれない」と最悪の事態を念頭に置いたうえで、早め早めに行動しましょう。
また、面接のトーク画面にログインが遅れてしまうと遅刻とみなされてしまいます。アクセス障害や機器トラブルなどでログインに時間がかかることもあるので、5分前には余裕を持ってログインしておいて面接官の入室を待ちましょう。
ログイン前には、カメラやマイクの音声チェックや動作確認を忘れずに行っておくと安心です。
面接の終わりには「本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。失礼いたします」と一礼して退出するようにしましょう。
また、Web面接でも対面同様、相手の目を見て話すためにカメラ目線を意識するようにしましょう。
レフ板がない場合は、スタンドライトや鏡、白い紙やハンカチなどでも代用できます。
「ビジネスにふさわしくない」と面接官に悪いイメージを与えてしまうことがあるため、注意が必要です。プライベートと混同しないように、就職・転職活動用に新たなアカウントを作成するのも1つの方法です。
表情に自信がない場合は、面接前にカメラの前で笑顔の練習をするのもおすすめです。口角を上げる、目をしっかりと開けて相手によい印象を与えられるよう、カメラ越しというのを意識した表情の練習をしておきましょう。

Web面接を初めて受けるという人は、対面面接との違いなどさまざまな不安があると思います。ここでは、Web面接についてよくある質問について回答します。
質問の回答は、あらかじめ紙に記しておくのがよいでしょう。また、Web面接ではカンペを用意できるというメリットがあります。
質問に対してすぐに答えられるように、伝えたいキーワードやアピール点は箇条書きにしておくのがおすすめです。ただし、Web面接中に見るカンペはカメラに映らないように注意してください。
関連記事:【面接官必見】採用面接の質問内容とは?人材を見抜く質問集80選
また、Web面接中に回線トラブルが起こった場合は面接後に謝罪メールを送るようにしましょう。回線トラブルを避けるためにも、通信速度テストで環境を確認、アプリやOSのアップデートを忘れないようにするのが大切です。
無線イヤホンを使う場合は、面接中に充電が切れないように注意してくださいね。

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Web面接を受けることが確定したら、まずはWeb面接ならではの対策法を知ることが大切です。Web面接用のツールや必要な機器の準備を行ったら、通常の対面面接と同じようにあらかじめ聞かれやすい質問を知り、回答を準備しましょう。
念入りな準備をすることで、Web面接でも緊張せずに受け答えできるようになります。Web面接を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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慣れていないWeb面接を成功させるためには、事前準備が大切です。本記事ではWeb面接の準備とともに、採用担当がWeb面接で知りたいことや、Web面接のQ&Aについて詳しく解説します。
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Web面接とは?

Web面接とは、パソコンやスマホなどのデバイスを利用してオンラインのビデオ通話で行う面接のことです。オンラインと聞くとフランクな印象を持つかもしれません。
しかし、事前に企業から送られてくるURLにアクセスして受けるという以外、対面面接とほぼ変わりません。Web面接では、環境通信を整えるなどさまざまな準備が求められるので、適切なマナーを知っておくことが大切です。
Web面接とWeb面談の違い
Web面接は一般的に、企業側と応募者の間で行われます。企業側が応募者との対話を通じて、スキル、経験、志望動機などを評価して採用するかどうかを決める面接です。一方でWeb面談はカジュアル面談とも呼ばれ、ビデオチャットツールで話したり、動画を撮影して送るなど企業側と応募者がコミュニケーションを図ることが目的とされます。
関連記事:【企業担当者必見】Web面談とは?実施のメリットと事前準備の方法
Web面接と対面面接の違い
Web面接と対面面接の違いとして、以下のような点が挙げられます。- 画面越しなので、表情が伝わりにくい
- 電波状況によってタイムラグが発生するので、話すタイミングを考える必要がある
- 面接官の感情や雰囲気がわかりにくい など
対面の場合は入室した際に面接官の雰囲気を察知しやすいですが、Web面接は互いに顔しか映らないため、感情がわかりにくいというデメリットがあります。
そのため、普段のコミュニケーションより緊張してしまう人も少なくありません。Web面接に臨む前に、イメージトレーニングやリハーサルなどを通して慣れておく必要があるでしょう。
採用担当がWeb面接で知りたいこと

採用担当者がWeb面接を通じて知りたいことは、求める職務に応募者が適した資質を持っているかどうかです。前職や現職で活躍したことを志望企業でも再現できる「成果の再現性」、企業側によって安定やスキル削減を防ぐ「仕事の継続力」は特に重要となります。
面接を受ける前に、あらかじめ「必須条件」や「歓迎する条件」など、求人情報に記載している「企業が求める人物像」を確認しておくとよいでしょう。
Web面接の大まかな流れ
Web面接でよく聞かれることを確認する前に、どのような流れで進むのか大まかに把握しておきましょう。把握しておくことで、Web面接当日も余裕を持って対応できます。- 事前に企業側から届いたWeb面接のURLを用意する
- 30分前にはパソコンやスマホなどのデバイスを立ち上げておく
- 画面やマイクに支障はないかテストしておく
- 5~10分前にはURLにアクセスし、待機する
- 入室許可が下りたら、あいさつをする
- 面接官に従ってWeb面接を開始する
- 終わりの際は、あいさつして退室する
Web面接はデバイスを使用するため、思いがけないトラブルが発生しやすい傾向にあります。開始するギリギリで接続がうまくいかないと、気が動転して緊張も増してしまうので、事前準備を行いましょう。
Web面接でよく聞かれること・質問7つ

Web面接では、共通の質問パターンがあります。Web面接でよく聞かれる基本的な質問と、それに対する回答例やポイントをご紹介します。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 自己PR
- 短所
- 企業選びの軸
- 逆質問
1.自己紹介
面接官が自己紹介で知りたいことは、応募者の性格や個性だけではありません。要点をまとめて簡潔に伝える能力や、コミュニケーションスキルなどを知るためでもあります。自己紹介では、仕事に活かせるスキルや経験、実績について端的に伝えられるようにしましょう。聞かれた質問にすぐに答えられるよう、回答を事前に用意しておくことで当日も自信を持って対応できます。
自己紹介は適切な時間内で簡潔に伝えることが大切ですが、時間指定がない場合は1分間(250〜300文字程度)が適切です。自己紹介でどのようにアピールすべきか知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:転職面接の自己紹介でどうアピールすればいい?ポイントや回答例を紹介】
2.転職理由
前職と同じ理由での退職を防ぐために、転職理由を聞かれることがあります。主な質問内容は以下のとおりです。- 転職の動機が、自社の環境で改善できるかどうか
- 同じ理由でふたたび転職する可能性はないか
- 応募者と自社との適合度の高さ
ここでのポイントは嘘をつかず誠実に答えること、具体的かつ論理的に話すことです。前職の退社理由がネガティブな理由だとしても、前向きに展開することでよい印象を与えられます。
【関連記事:転職の面接で必ず聞かれる、前職の退職・転職理由。面接官を納得させる回答例24個を紹介】
3.志望動機
面接官が志望動機を聞く理由は、以下のとおりです。- 能力軸:応募者にどんな能力があるのか
- 意欲軸:自社で何がしたいのか
- 人物軸:一緒に働きたいか、自社とマッチしているのか
志望動機では、応募先の会社でないといけないことを示す明確なアピールをする必要があります。「他社ではなく、その企業を選んだ理由」や、これまでの自分のキャリアと企業との接点を重ねて答えるようにしましょう。
説得力のある志望動機を回答するためには、企業の研究を十分に行い、その会社の独自の利点や魅力を明確に理解することが大切です。公式HPや求人情報を徹底的に調査し、その企業のビジョン、価値観、製品やサービス、成果などについて調べておきましょう。
ほかにも、新聞や業界関連の出版物を読んで情報収集し、業界のトレンドやその企業がどのように影響を与えているかについて学ぶのもおすすめです。
【関連記事:転職理由と志望動機の違いとは?一貫性を持たせる方法や例文を紹介!】
【関連記事:事務職の志望動機のポイントは?差をつける書き方・職種別の例文を紹介】
【関連記事:看護師は転職回数が多い?他業種への転職状況は?看護師の転職事情】
4.自己PR
面接官が自己PRを聞くのは、応募者の自己理解を評価するためや、応募者と自社の適合度を精査するなどの理由があります。そのため、活かせる経験・実績・スキルについてまとめて回答できるようにしておきましょう。面接官に、入社後にどのような活躍ができるかを説明できるように、企業が求めるスキルや能力を持っていることをアピールする必要があります。また、前職で達成した実績がある場合、その実績を達成するまでに具体的にどのような行動を取ったかなど、自分の目標達成志向、行動力、実行力を詳しくアピールすることも必要です。
【関連記事:【長所別】面接で使える自己PRの例文5選|強みの見つけ方も紹介】
【関連記事:転職時の面接で聞かれる「自分の強み」とは?自己PRとの違いや、すぐに使える例文を紹介】
【関連記事:自己PRで傾聴力をアピールする《例文7選》効果的に伝える3つのコツも解説】
5.自身の短所
面接官が短所を聞く理由は、応募者が自分のことを客観的に把握できているかを知るためです。短所を話すときに「ネガティブな部分」のみを語ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。自分の努力や工夫によって、克服できる可能性がある短所を伝えるようにしましょう。克服が難しい場合であっても、ほかの長所でカバーしたり、仕事において損失を与えない工夫をアピールすることで好印象を与えられます。
【関連記事:転職時の面接で短所を伝えるのは難しい?印象をアップさせる回答とは?】
【関連記事:【例文あり】長所と短所、面接での答え方や言い換え方法を解説】
6.企業選びの軸
Web面接では、応募者が企業を判断する基準である「企業選びの軸」を聞かれることがあります。この質問の意図は「自社の価値観と合うかを知る」ためや「入社後に長く働けるかを確かめる」などです。ここでの回答のポイントは自身の経験から得た価値観と、企業の特徴が合致する部分を語ることです。将来性やキャリアパスを見据えて答えることも意識しましょう。
自分の価値観やキャリア目標を明確に述べ、面接官に自身の志向や選んだ理由をアピールしましょう。
7.逆質問
面接の終わりに「何か質問はありますか?」と尋ねられることがあります。ここでの回答は、相手と面接の段階に応じた質問をしたり、気になるのであれば「有給休暇は希望どおりに取れるか」など待遇面の質問をするとよいでしょう。また、質問とともに前職での経験や強みをさりげなくアピールするのも効果的です。「特にありません」という回答はよい印象を与えないので、あらかじめ応募企業のHPなどを見て、わからない部分があればまとめておくようにしましょう。
以下の記事で逆質問の例文を紹介しています。逆質問が思いつかない方は、こちらもあわせてご覧ください。
【関連記事:【転職】面接に役立つおすすめの逆質問の例文を紹介!NG例も解説】
Web面接でやるべき3つの事前準備

「初めてのWeb面接で何を準備すればよいかわからない」と戸惑う人もいるでしょう。 Web面接と対面面接は形式が異なるため、それぞれに合った事前準備を行うことが大切です。
Web面接に向けた3つの事前準備を紹介します。
- パソコンやスマホなどのデバイスを準備する
- 面接にふさわしい場所や背景を準備する
- アプリのアカウントや起動確認する
1.パソコンやスマホなどのデバイスを準備する
まずは、Web面接に必要なパソコンやスマホなどのデバイスを準備しましょう。Web面接におすすめなのは、画面のブレを防ぎ、面接官の表情が見やすいパソコンです。パソコンがなくタブレットやスマホを使用する場合は、スマホスタンドなどでしっかりと固定するようにしましょう。
2.面接にふさわしい場所や背景を準備する
面接中に雑音が入ったり、接続が切れてしまったりすることのないように、面接時は静かで通信環境のよい場所を選ぶようにしましょう。自宅で行う場合は背景が映らないように、壁が白い場所を選ぶとよいでしょう。家族や恋人と同居しているなどの事情で、自宅がWeb面接の場にそぐわないという人は、個室のコワーキングスペースやレンタル会議室を利用するのもおすすめです。
面接の内容を聞かれることは企業のコンプライアンスに違反する場合もあるので、カフェやコワーキングスペースのフリースペースでは行うのは避けましょう。なるべく周囲に人がいない場所を選ぶことが大切です。
3.アプリのアカウントや起動確認をする
Web面接は、以下のようなビジネスツールを使用して行われます。- Skype
- Google Meet
- Whereby
- Zoom
これらのツールを利用する際はアカウントを作成する必要があるため、面接の当日に慌てないよう事前にアカウント登録や起動確認を済ませておくとよいでしょう。外付けのWebカメラやマイクを使用する場合は、事前の設定が必要です。
友人や家族に協力してもらい、相手にきちんと声が聞こえているかを確認しておくとよいでしょう。
Web面接当日のマナー9つ

Web面接は対面面接と比べると、堅苦しくないイメージを持つかもしれません。しかし、オンラインだからといって気楽すぎる態度でいどむのは禁物です。
Web面接を受ける際のマナーについて説明します。
- 企業の規定に沿った服装で受ける
- パソコンやスマホの通知をオフにする
- 30分前にはデバイスを起動しておく
- 開始5〜10分前にログインしておく
- 始めと終わりの挨拶を忘れずに行う
- 目線より2〜3cm高い位置にカメラを置く
- 部屋を明るくしておく
- アカウント名やプロフィール画像を確認する
- 笑顔で元気よく質問に答える
1.企業の規定に沿った服装で受ける
Web面接では、企業の規定に沿った服装を着用しましょう。もし、指定がない場合はスーツを着ておくのが無難だといえます。上半身しか映らない場合でも、必ず全身で着るようにしましょう。また「服装自由」という指定の場合は、清潔感を意識したオフィスカジュアルを心がけてください。 髪型は対面の面接と同じように、ビジネスの場にふさわしいものを心がけ、特に寝癖や毛先の乱れには気をつけましょう。
女性の場合、メイクは通常の面接向けのメイクで問題ありませんが、カメラをとおすと表情がぼやけてしまうことがあります。 カメラをとおしても顔がハッキリわかるよう、あらかじめメイクをチェックしておくのがおすすめです。
2.パソコンやスマホの通知をオフにする
Web面接が始まる前は、パソコンやスマホの通知はオフにしておきましょう。対面の面接同様、面接中に通知音が鳴ってしまうことは面接官の集中力を阻害したり、印象を悪くしてしまったりする恐れがあります。マナーモードではなく「通知オフ」または電源をオフにしておくのが好ましいです。また、面接中に面接官が話したことをメモする際は、パソコンやスマホではなく対面面接と同様に手書きで行うようにしましょう。
その際は「メモを取ってもよろしいでしょうか」と断りを入れることを忘れずにしてください。
3.30分前にはデバイスを起動しておく
Web面接30分前には使用するデバイスを起動しておきましょう。「いつも使っているから、大丈夫だろう」と思っていても、当日は予想外の出来事が起こる可能性があります。「ハプニングが起きるかもしれない」と最悪の事態を念頭に置いたうえで、早め早めに行動しましょう。
4.開始5〜10分前にログインしておく
Web面接では、面接開始の5〜10分前にはログインしておきましょう。たとえ、Web面接だとしても遅刻は厳禁です。また、面接のトーク画面にログインが遅れてしまうと遅刻とみなされてしまいます。アクセス障害や機器トラブルなどでログインに時間がかかることもあるので、5分前には余裕を持ってログインしておいて面接官の入室を待ちましょう。
ログイン前には、カメラやマイクの音声チェックや動作確認を忘れずに行っておくと安心です。
5.始めと終わりの挨拶を忘れずに行う
面接が始まる際は「音声は聞こえていますでしょうか?」と通信状況を確認したあとに、「本日はお時間いただきありがとうございます。◯◯と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします」と挨拶します。面接の終わりには「本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。失礼いたします」と一礼して退出するようにしましょう。
6.目線より2〜3cm高い位置にカメラを置く
Web面接では、カメラを下に置くと相手を見下ろすようになってしまうので注意が必要です。カメラは目線より2〜3cm高い位置に置くことで、目の位置が自然になり面接官からまっすぐに見えるようになります。また、Web面接でも対面同様、相手の目を見て話すためにカメラ目線を意識するようにしましょう。
7.部屋を明るくしておく
Web面接はカメラをとおして行うため、表情が暗く映ることがあります。家庭のライトでは画面全体が暗くなってしまうため、100円ショップなどでレフ板を買って明かりを足すのがおすすめです。レフ板がない場合は、スタンドライトや鏡、白い紙やハンカチなどでも代用できます。
8.アカウント名やプロフィール画像を確認する
Web面接では、使用するツールのアカウント名やプロフィール画像にも気をつけなければなりません。プライベートで使用しているアカウントでWeb面接を受ける場合は、プロフィール画像をキャラクターやプライベートで撮った写真にしていることも。「ビジネスにふさわしくない」と面接官に悪いイメージを与えてしまうことがあるため、注意が必要です。プライベートと混同しないように、就職・転職活動用に新たなアカウントを作成するのも1つの方法です。
9.笑顔で元気よく質問に答える
Web面接では画面越しで行うため、普段よりも暗い印象を持たれることがあります。元気よく笑顔で、明るい印象を与えるようにするには、ハッキリとした受け答えを意識してリアクションを普段よりも大きめにするとよいでしょう。表情に自信がない場合は、面接前にカメラの前で笑顔の練習をするのもおすすめです。口角を上げる、目をしっかりと開けて相手によい印象を与えられるよう、カメラ越しというのを意識した表情の練習をしておきましょう。
Web面接でよくある質問

Web面接を初めて受けるという人は、対面面接との違いなどさまざまな不安があると思います。ここでは、Web面接についてよくある質問について回答します。
Web面接で聞かれる質問の順番や流れは?
Web面接でも、対面面接で聞かれる質問とほぼ変わりません。質問の順番は、自己紹介→転職理由→志望動機→自己PR→逆質問の順番で聞かれることが一般的です。質問の回答は、あらかじめ紙に記しておくのがよいでしょう。また、Web面接ではカンペを用意できるというメリットがあります。
質問に対してすぐに答えられるように、伝えたいキーワードやアピール点は箇条書きにしておくのがおすすめです。ただし、Web面接中に見るカンペはカメラに映らないように注意してください。
関連記事:【面接官必見】採用面接の質問内容とは?人材を見抜く質問集80選
Web面接の途中で回線が落ちたらどうすればいい?
Web面接の途中で回線が途切れてしまったり、面接官の声が聞こえないなどのトラブルが起きたりしたときは、すみやかに採用担当者に連絡しましょう。その際は、電話で伝えるのが好ましいです。また、Web面接中に回線トラブルが起こった場合は面接後に謝罪メールを送るようにしましょう。回線トラブルを避けるためにも、通信速度テストで環境を確認、アプリやOSのアップデートを忘れないようにするのが大切です。
Web面接でイヤホンは使ってもいい?
Web面接では、内容を周囲に聞かれないためにもイヤホンの使用がおすすめです。Web面接用にイヤホンを選ぶ際は、面接官の声が聞こえやすいマイク機能がついているものがよいでしょう。無線イヤホンを使う場合は、面接中に充電が切れないように注意してくださいね。
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Web面接で聞かれることを知って準備しよう!

Web面接を受けることが確定したら、まずはWeb面接ならではの対策法を知ることが大切です。Web面接用のツールや必要な機器の準備を行ったら、通常の対面面接と同じようにあらかじめ聞かれやすい質問を知り、回答を準備しましょう。
念入りな準備をすることで、Web面接でも緊張せずに受け答えできるようになります。Web面接を控えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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